著者:北尾 吉孝
本体:1500円(税抜)
発行年月日:2018年10月25日
判型/製本:四六判上製
ページ数:176
ISBN: 9784766786200
内容紹介
「心眼には二つの大きな働きがあると考えています。
一つは自己すなわち自分自身の本当の姿を見るということです。
これは、中国古典で言う『自得』に通ずることです。
(中略)
もう一つの心眼の働きは、自己以外の他を見ることです。
(中略)
この働きは相手の心を読むということです。
この二つ目の心眼は一つ目の「自得」がある程度出来るようでなければ他人の心
あるいは様々の物事の真の姿などはっきりと見られるわけがない」(本著「はじめに」より抜粋)。
中国古典に精通し、ビジネスの最先端を行く国内のIT金融、フィンテック分野を牽引するSBIグループの社長を務める著者・北尾吉孝氏はそう語ります。
激動かつ誘惑の多い現代社会でまっとうに生き、天命を果たすために五感を超えた「心眼」の修養に努めなければならない、と説きます。
理論や法則ありきの通り一遍のビジネス書ではなく、北尾氏が五感を通して感じたこと、五感を超えて感じたこと、それらがリアルな経験のフィルターを通して、読者の心に切々と響いてくる1冊です。
著者紹介
北尾吉孝(きたお・よしたか)
1951年、兵庫県生まれ。74年、慶應義塾大学経済学部卒業。
同年、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。89年、ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。92年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義社長の招聘によりソフトバンクに入社。現在、SBIホールディングス株式会社代表取締役社長。また、公益財団法人SBI子ども希望財団の理事、SBI大学院大学の学長、社会福祉法人慈徳院の理事長も務める。 主な著書に『実践Fin Tech』『成功企業に学ぶ 実践フィンテック』(以上、日本経済新聞出版社)『修身のすすめ』『強運をつくる干支の智恵』『ビジネスに活かす「論語」』『森信三に学ぶ人間力』『安岡正篤ノート』『君子を目指せ 小人になるな』『何のために働くのか』(以上、致知出版社)『実践版 安岡正篤』(プレジデント社)『出光佐三の日本人にかえれ』(あさ出版)『仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる』『逆境を生き抜く名経営者、先哲の箴言』(以上、朝日新聞出版)『日本経済に追い風が吹いている』(産経新聞出版)『北尾吉孝の経営問答! 』(廣済堂出版)『中国古典からもらった「不思議な力」』(三笠書房)『日本人の底力』『人物をつくる』『不変の経営・成長の経営』(以上、PHP研究所)『人生の大義(共著)』(講談社)『起業の教科書(編著)』『進化し続ける経営』『E-ファイナンスの挑戦Ⅰ』『E-ファイナンスの挑戦Ⅱ』『「価値創造」の経営』(以上、東洋経済新報社)『北尾吉孝の経営道場』(企業家ネットワーク)など多数。