仕事に行きたくない!仕事したくないと憂鬱な時の原因・乗り越え方をご紹介

2024.04.22
仕事に行きたくない!仕事したくないと憂鬱な時の原因・乗り越え方をご紹介

働いていると、「明日会社に行きたくない」「職場に行きたくない」など、仕事に行きたくないと思う日もありますよね。

特に、日曜の夜や休み明けの朝は「仕事したくない」「仕事辞めたい」と思い、職場に行く気持ちがわきにくいでしょう。

しかし仕事に行きたくないと思っていても、突然仕事を辞めたり、無断欠勤したりするのは良くありません。急に仕事を投げ出すと、職場の方に心配や迷惑をかけてしまいます。

まずは、なぜ「仕事に行きたくない」「朝になると会社に行きたくない」と思うのか、理由を明確にすることが大切です。理由を知ると、どう対処すれば良いのか見えてきます。

そこでこの記事では、「仕事に行きたくない」と思う理由、対処法や気持ちの切り替え方をまとめました。

また、仕事に行きたくないのに仕事を続けるリスク、年代別の解決策もお伝えします。仕事で悩み「会社行きたくない」「仕事辛い」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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仕事に行きたくないと考える理由7つを紹介!理由から対処法を考えよう

仕事に行きたくない理由を知ると、対処法がおのずとわかります。ここでは、仕事に行きたくない理由を7つをお伝えします。

「なぜ仕事に行きたくないと思うのか、理由がわからない」という方は、チェックして心当たりがないか確かめてみてくださいね。

仕事に行きたくない理由
  1. 人間関係のトラブル
  2. 休み明けで辛い
  3. 職場でのプレッシャー
  4. 労働環境が悪い
  5. モチベーションがない
  6. 本来の自分が出せない
  7. 通勤がストレス

詳しく見ていきましょう。

最も多いのは人間関係でトラブルを抱えているため仕事に行きたくない

仕事に行きたくない理由として非常に多いのは、人間関係における悩みです。たとえば、以下のような人間関係の悩みが挙げられます。

  • 上司が威圧的で会いたくない
  • 先輩からパワハラを受けている
  • 後輩が指示に従ってくれない

職場に合わない人がいて「会いたくない」「一緒に働きたくない」と思っても、働く以上は簡単に関係を断てません。

人間関係に悩むうちに、「会社に行きたくない」「職場に行きたくない」と仕事に行くのが憂鬱になってしまいます。

「仕事上だけの付き合い」「仲良くなる必要はない」と割り切ることができれば、気持ちも軽くなりそうですね。

休み明けで憂鬱になっていて仕事に行きたくないと感じる

休み明けで「仕事行きたくない」と思う日は、たくさんの方が経験しているでしょう。休みの終わりが近づくにつれ、憂鬱さが増す人もいるかもしれません。

特に、ゴールデンウイークやお盆休みなどの連休明けは、長く休んでいたために、仕事に行きたくない気持ちがより強いでしょう。

また、休み前に仕事でミスをしていたら、休み明けに仕事に行くのは不安なはずです。休日に楽しい時間を過ごしていれば、休み明けに辛い仕事をしたくないと思うのは無理もありません。

誰もが感じていることですから、「今日はゆっくり仕事しよう」くらいの感覚で仕事に向き合えると良いですね。

職場でのプレッシャーが大きいと仕事に行きたくない気持ちも強まる

職場で大きなプレッシャーを感じ、仕事に行きたくないと思う人もいます。仕事におけるプレッシャーは、次のようにさまざまです。

  • 大きなプロジェクトを任されている
  • 他の同期よりもミスが多い
  • 失敗が許されない仕事を頼まれた

特に、責任感が強い人は必要以上に自分を追い込み、大きなプレッシャーを感じてしまい、仕事に行く気持ちが薄れてしまうでしょう。

どうしてもプレッシャーが重くて辛いなら、上司に相談して業務内容を変更してもらうのも一つの手です。

労働環境が悪いため疲れが溜まっているので仕事に行きたくない

以下のように労働環境が悪く、「仕事したくない」「働きたくない」と思うケースもあります。

  • 人員が不足しており、仕事量が多い
  • 納期に毎日追われている
  • 多忙でお昼の休憩をまともに取れない
  • 残業が長い期間続いている

どれだけ頑張っても仕事が終わらず、休憩が取れないほど働いていれば、「もう働きたくない」と考えるでしょう。

また、労働環境が悪いと休んでも疲れが取れず、疲労やストレスが溜まる一方です。精神的な余裕がなくなるとミスが増え、業務がなかなか終わらないといった、悪循環に陥る可能性もあります。

取り返しのつかないことになる前に、社内の然るべき相談窓口や、必要があれば労働局の窓口で相談してみることをおすすめします。

参考:総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省

会社の将来が不安なため仕事に行きたくない

勤務している会社の将来が不安で、仕事に行きたくないと考える人もいます。

  • 赤字が続いている
  • ボーナスがカットされた
  • 設備投資をしない

このように会社の状態が悪いと、「今の仕事を続けても良いのだろうか」と不安に感じるでしょう。

設備投資されず職場環境が悪くなったり、給料が減ったりする状況が続き、やがて「仕事に行きたくない」と考えるのは無理もないといえます。

将来が不安になるほど会社の状態が悪い場合、上司や先輩に相談しても、簡単に改善策は見つかりません。転職を検討するタイミングといえるでしょう。

仕事に行きたくないというよりは、仕事へのモチベーションがない

仕事へのモチベーションがないのも、仕事に行きたくない理由の1つです。人事評価や福利厚生に不満があると、モチベーションを見出だせず、仕事に行く気がなくなってしまいます。

  • 成果を出しても評価されない
  • 達成感がない
  • 仕事が楽しくない

こういったことが続けばモチベーションが下がり、仕事に行きたくないと思うでしょう。会社に貢献したにもかかわらず、きちんと評価されないと、モチベーションが下がって仕事に行く気力が減ってしまいます。

上司に相談して解決できる問題ならいいですが、どうしても改善されないのであれば転職を考えてみるのも良さそうです。

給与に満足できない

以下のように、給与に対する不満から仕事へのモチベーションが低下して仕事に行きたくないと思う人もいます。

  • 過酷な労働のわりに基本給が安い
  • サービス残業が多い
  • 他の仕事に比べて手当がつかない
  • ボーナスがカットされた

給与は労働に対する対価。働いている以上、頑張った分だけ給料がほしいと思うのは当然でしょう。

それが見合っていないと感じれば、仕事へのモチベーションが保てなくなるのも仕方ありません。

そうは言っても、給与に不満があっても満足する額まで引き上げるのは難しいもの。

自分ではどうにもできない問題だけに、一度不満を感じてしまうと、「仕事したくない」「会社に行きたくない」という気持ちになってしまうのです。

本来の自分を出せず職場に行きたくないと感じている

職場で本来の自分を出せないために、仕事に行きたくない人もいます。

仕事そのものに不満はなくても、次のケースのように本来の自分を出せずにいると、ストレスが溜まります。

  • 普段の自分を出せない
  • 自分の本当の気持ちを伝えられない

会社では何時間も過ごすため、本来の自分を出せないのは窮屈で、とても辛いでしょう。

本来の自分を出せず仕事が憂鬱な方は、話しやすい同僚や後輩に、仕事とはあまり関係ない話をしてみるのがおすすめです。本来の自分を少しずつ出してみましょう。

仕事に行きたくないのは満員電車や通勤時間など通勤によるストレスが原因

通勤によるストレスで、仕事に行きたくない人は少なくありません。

  • 満員電車に乗るのが辛い
  • 会社まで1時間以上かかる

このように通勤でストレスがあると、朝になるたびに「仕事行きたくない」「会社行きたくない」と憂鬱になり、家にいたいと思うでしょう。

満員電車が辛い場合は、普段より早く家を出る、数本前の電車に乗るなどの対策を行うのがおすすめです。

通勤時間が辛いときは通勤中に本を読んだり、音楽を聴いたりし、少しでも楽しい時間にしてみましょう。

参考:満員電車で過度のストレスを感じる方の原因や対処法 | 赤羽すずらんメンタルクリニック

睡眠時間が短く眠いため仕事に行きたくない

遅くまで起きて睡眠時間が減り、朝起きたときに「眠いから仕事に行きたくない」「体が重くて仕事に行きたくない」と思うケースは多々あります。

以下のような原因で睡眠時間が短くなっているのであれば、仕事がより辛いと感じるでしょう。

  • 残業で夜遅くに帰宅している
  • 仕事のストレスで眠れない

睡眠不足は体力が低下するだけではなく、仕事のモチベーション低下にもつながるので、早めの改善が大切です。

動悸や朝泣くなど体の不調で仕事に行きたくないときは要注意

仕事のことを考えると以下の症状があらわれ、仕事に行きたくないときは、注意が必要です。

  • 動悸がする
  • 涙が出る
  • 吐き気がする

仕事のことを考えて朝泣く場合や、動悸や吐き気がする場合、仕事への拒否反応が出ているといえます。うつ病をはじめとする精神的な病気を招く状態、もしくはすでに病気にかかっている状態です。

「仕事に行きたくない」と毎朝考え、吐き気といった体への不調もあるなら、一度診察を受けましょう。今の状態を放置して仕事を続けてしまうと、うつ病になる可能性があります。

仕事に行きたくないときに体調不良があればなるべく早く受診する

以下に当てはまる方はうつ病の可能性があるので、注意しましょう。

  • 涙もろい
  • 元気がない
  • 自分を責めてしまう
  • 食欲も性欲もない
  • 睡眠が異常(不眠が続く、過度に寝るなど)
  • 疲れやすい
  • 動悸がする

いずれかの症状があれば、なるべく早く精神科や心療内科で診察を受けましょう。

仕事に行きたくないという拒否反応が心身に出ているにもかかわらず、出社するのは非常に危険です。我慢して働き続けると、うつ診断が出る可能性が高まります。

うつ病などの精神的な病気は、すぐには治らない場合があります。拒否反応が出ているときは無理せず、自分を労わることが大切です。

参考:ご存知ですか?うつ病|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

仕事に行きたくないと感じる女性はPMSやPMDDにも注意が必要

体の不調で仕事に行きたくないと思う女性の方は、PMSやPMDDにも注意してください。

PMSは「月経前症候群」と呼ばれ、以下のような症状が見られます。

  • イライラする
  • 食欲がなくなる、食欲旺盛になる
  • 倦怠感
  • 動悸がする
  • 涙もろい

PMDDは「月経前不快気分障害」といい、PMSで特に心の不調が激しく、生活に支障をきたしている状態です。PMDDでは次のような症状があります。

  • 攻撃的な振る舞いをしてしまう
  • 気分が非常に落ち込む
  • 感情をコントロールするのが難しい

生理前に「仕事に行きたくない」と思うことが多いのであれば、PMSやPMDDを疑い、婦人科に相談してみましょう。

参考:月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)|公益社団法人 日本産科婦人科学会

仕事に行きたくないのに仕事を続けた場合に起こりうるリスク

仕事に行きたくないのに無理して仕事を続けると、うつ病といった精神的な病気を招く他、次のようなリスクもあります。

仕事に行きたくない気持ちが強いと仕事に集中できずミスを招いてしまう

「仕事に行きたくない」「仕事したくない」と思いながら働くと、なかなか業務に集中できません。

本来のパフォーマンスを発揮できず、ミスが頻発する恐れもあるでしょう。ミスによってさらに「仕事に行きたくない」という気持ちが強くなり、悪循環に陥ります。

また、ミスによって評価が下がり、仕事に行きたくない気持ちが余計に増すケースもあります。ストレスが溜まり、体調不良になる可能性もあるため、注意が必要です。

仕事に行きたくない気持ちから「意欲がない」と職場の人に思われてしまう

「働きたくない」「家にいたい」と思いながら仕事を続け、その思いが職場の人に伝わるケースもあります。

自分では意識していなくても、意欲がないといった態度が出てしまい、周りに伝わってしまうのです。

意欲がないと思われると、職場での信用を失いかねません。場合によっては、評価が下がったり、責任感があまり必要ない仕事ばかりを任されたりする可能性があるため、気をつけましょう。

仕事に行きたくても行けない状態へと悪化してしまう

仕事に行きたくないのに今の仕事を続けていると、「仕事に行きたくても行けない」状態へと悪化する恐れもあります。

  • 勤務中に吐き気がして、早退する
  • 気分が悪くなり、通勤途中で家に引き返す
  • ベッドから起きられない

このように会社へ行けない状態になってしまうと、退職せざるを得ません。

「仕事に行きたくない」と思っているにもかかわらず何もせずにいると、ある日突然ベッドから起きられず、日常生活に支障をきたす可能性もあります。

仕事に行きたくないと思う状況を無視しないよう、注意してください。

仕事に行きたくないと思うのは甘え?無理しないように気をつけて

「仕事に行きたくないのは甘えだ」と思う人もいるかもしれません。

そこでここからは、仕事に行きたくないと思うのは本当に甘えかどうか、解説します。

働いている人の多くは「仕事行きたくない」と考えたことがある

「仕事に行きたくないなんて、甘えだ」と言われ、今の仕事を無理やり続けている人も中にはいるでしょう。

しかし、働いている人の多くは、「仕事行きたくない」と考えたことがあります。したがって、仕事に行きたくないと思うのはよくあることで、甘えとは言い切れません。

また、業務内容や労働環境によっては、甘えではなく、仕事に行きたくないと思うのは仕方がないケースもあります。

一時的に「今日は仕事行きたくない」と思う場合も、ストレスで心身が限界に近く、ただの甘えとは言い切れないときもあるでしょう。

多くの人が「仕事行きたくない」「今日は家にいたい」と思ったことがあると知れば、少しは気が楽になるはずです。

仕事に行きたくないときは甘えではなく無理をしている表れ

仕事に行きたくないと考える人の中には、以下の状況が続いている人もいるでしょう。

  • 朝なかなか起きられない
  • 寝たいのに眠れない

こういった状況が続いている場合、心身が無理をしている可能性があります。甘えではなく、無理に仕事を続けているといえるでしょう。

心身にこれ以上負担をかけないためにも、「仕事に行きたくないなんて甘い」「朝起きられないのは甘えだ」とは考えず、状況を改善することが重要です。

仕事に行きたくないときの乗り越え方・気持ちの切り替え方

仕事に行きたくないと思っても、どうしても行かなければならない日もあるでしょう。

そこでここでは、仕事に行きたくないときの乗り越え方、気持ちの切り替え方を紹介します。

出勤前にいつもと違うことをして、仕事に行きたくない気持ちを切り替える

会社に行きたくない時は、出勤前にいつもと違うことをして、気持ちを切り替えてみましょう。

たとえば、以下のような方法を試してみてください。

  • いつもは歩かない道を通る
  • カフェで朝ごはんを食べる
  • コンビニで買い物をしてから出勤する

いつもと違うことをしてリフレッシュできれば、新鮮な気持ちで出勤できるでしょう。

朝にシャワーを浴びる習慣がない人は、シャワーを浴びるなど、違うルーティンを取り入れるのもおすすめです。

好きな音楽を聴いて気分を変える

「仕事したくない」「会社に行きたくない」と憂鬱な気持ちになったときは、音楽を聴いて気分転換を図るのもひとつの方法です。

  • 好きなアーティストの曲を聴いてリフレッシュする
  • 元気が出る曲を聴いてモチベーションを上げる
  • ゆったりとした音楽を聴いて気持ちをリラックスさせる

このように、やる気を出したいときには明るい曲を、心身ともに疲れ切ってしまっているなら優しい音楽をと、気分に合わせて選んでみましょう。好きな音楽で気分転換すれば、ふっと心も軽くなるはずです。

曲選びに迷うなら、サブスク音楽配信サービスを利用して、「通勤・通学向け」「朝から元気が出る曲」「テンションが上がる曲」といったジャンル・テーマから選んでみても良いでしょう。

気に入った曲をまとめて自分だけの「通勤用プレイリスト」を創るのもおすすめです。

通勤時間を利用して気持ちの切り替えができるように心がけるだけでも、仕事に向き合う姿勢に変化が生まれるかもしれません。

仕事に行きたくないなら仕事が終わった後のご褒美を用意する

出勤前に何か行うのが難しい人は、仕事に行った後のことを考えてみましょう。仕事後のご褒美を用意しておくと、モチベーションアップにつながります。

たとえば、仕事が終わった後、次のような予定を入れてみてください。

  • 映画鑑賞
  • 友達と晩ごはん
  • ショッピング
  • エステ

もし次の日が休みなら、旅行を予定に入れるのもおすすめです。ご褒美が待っていると思えば、意欲的に仕事に取り組めるでしょう。

仕事に行きたくないという今の気持ちを誰かに話してストレス軽減

職場に行きたくないとき、一人で思い悩む方もいるでしょう。信頼できる同僚や先輩、友人に今の気持ちを話すのも効果的です。

話すうちにストレスが軽減し、前よりも気持ちが楽になるでしょう。自分にはなかった視点で意見をもらえたり、解決策が見つかったりするケースもあります。

また上司に仕事に行きたくない気持ちを伝えると、人間関係や福利厚生の改善のために動いてくれる場合もあるでしょう。

知り合いや家族に相談するのが難しいなら、仕事に関する相談ができる専用窓口もあります。

参考:働く人の「こころの耳相談」|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

「生活のため」と割り切る

あれこれ試しても気持ちがうまく切り替えられないときは、「仕事をするのは生活のため」と割り切ってしまうのもひとつの方法です。

例えば、上司と合わなくて仕事に行きたくないという場合、「業務上必要なやりとりさえすれば良い」「上司との会話も仕事のひとつ」と割り切って考えることで多少気持ちも軽くなるでしょう。

ミスをしてしまい会社に行きたくないというときも、「やってしまったことは仕方ない」「お金を稼ぐために会社に行く」と割り切ってしまえば、必要以上に自分自身を追い詰めずに済みます。

もちろん、割り切った考え方をして仕事が雑になったりミスを気にしなくなったりするのは禁物です。

しかし、頑張りすぎたり自分にプレッシャーをかけすぎたりしてしまう性格の人にとっては、ある程度割り切ったほうが気持ちが整理できて仕事に打ち込めるようになることもあるでしょう。

割り切ることで自分自身の感情をコントロールしやすくなるのであれば、効果的な対処法のひとつと言えるでしょう。

どうしても仕事に行きたくないときは1日休む

どうしても仕事に行きたくない人、朝泣くなどの拒否反応が出ている人は、思い切って1日休むのも手です。

休むことに対し、罪悪感がある方もいるかもしれません。しかし、1日休んで職場に大きな支障をきたすとは考えにくいので、思い切って休んでみましょう。

休んで気持ちを切り替えた方が、心身ともにリフレッシュできます。しっかり休んだ後、また業務に取り組みましょう。

休みにくい場合は、有給休暇で休みを前もって確保するのもおすすめです。繁忙期を避けて有給休暇の申請をすれば、さほど職場に迷惑はかからないでしょう。

毎日仕事に行きたくないと思うときの対処法

上記紹介した「仕事に行きたくない」と感じる時の乗り越え方・気持ちの切り替え方を試しても、毎日「会社行きたくない」「どうしても仕事に行きたくない」と思う人もいるかもしれません。

気持ちを切り替えられない人は、次の対処法を試してみてください。

それぞれ詳しく紹介します。

仕事に行きたくない気持ちが強いなら休職して心身ともにしっかり休む

1日休んだり、誰かに今の気持ちを話したりしても「仕事に行きたくない」という気持ちが薄れないときは、休職するのも手です。

休職する場合、ほとんどの職場で期間を設けます。3ヶ月や半年など、メンタルの状態や休職の理由に応じて期間を設定してみましょう。

なお休職時の理由は、以下のようなものがあります。

  • メンタルの不調、ケガなどの病気
  • 親の介護
  • 留学
  • ボランティアに参加

休職して心身ともにしっかりと休めば、また元のように働けるでしょう。

参考:休職について(心療内科・精神科) | おりたメンタルクリニック

自分自身と向き合って「なんのために働くのか」を考えてみる

これといって明確な理由もないのに仕事に行きたくないと感じるときは、自分自身の気持ちと向き合ってみましょう。

紙とペンを用意したら、今感じている不満や悩みをどんどん書き出してみます。

ネガティブな内容だけでなく、「今後やりたいこと」「将来目指したい姿」「理想の働き方」といったポジティブな内容、希望・理想についても合わせて書き出していきましょう。

モヤモヤした感情も言語化すると考えが整理できるので、自分がどんなことにどのような不満を持っていたのか、客観的に知ることができます。

問題点が明らかになれば、問題解決のための対策も取りやすくなるはずです。

また、現在の状況と合わせて将来への希望や理想が明らかになると、以下のように、「今やるべきこと」「今後どうしていけばいいのか」といった方向性が見えてきます。

  • 「転職したいが、今は強みになる経験やスキルが足りないから現職を続けながら資格取得を目指そう」
  • 「将来は管理職に就きたいから、まずは実績をあげる努力をしてその後はチーム全体の成果をあげるよう視野を広げていこう」
  • 「副業を本業にするのを目標に、今は正社員を続けながら資金を貯めたりオンラインスクールで知識を身に付けよう」

気持ちに余裕がなくなると、目の前の仕事から逃げる方法ばかり考えたくなりますが、視点を「現在」から「未来」に移して考えてみると、「働く目的」がわかるようになります。

「なんのために働くのか」といったことが明らかになれば、仕事に対するモチベーションも向上するでしょう。

自分の強みや長所を探してみる

「仕事でミスをしてしまった…」「頑張ってもなかなか成果があがらない」というように、自分の仕事ぶりに自信が持てずに仕事へのモチベーションが低下しているなら、自分の強みや長所を探してみましょう。

自分の強み・長所を探す作業としては、これまでの仕事での経験を振り返り、以下のような内容を紙に書き出していくというやり方があります。

  • 仕事で頑張ってきたこと
  • 仕事を通じて成長した部分
  • やりがいを感じたこと
  • 誰かに喜んでもらえたこと

自信を失っているときはネガティブな部分ばかり気になりがちですが、ポジティブな部分もたくさんあるはずです。

自分の強みや長所を視覚化すると、これまでの努力や自己成長を実感できるようになるので、自己肯定感も向上するでしょう。

仕事に行きたくないなら生活習慣を見直して規則正しい生活を目指す

休んでも疲れが取れず「仕事に行きたくない」と思うなら、生活習慣の乱れが原因かもしれません。

疲労が抜けていないと感じる人は生活習慣を見直して、規則正しい生活を心がけましょう。たとえば、以下を見直してみてください。

  • きちんと睡眠が取れているか
  • バランスの良い食事を取っているか
  • 適度に運動をしているか

運動をあまりしない人は、ウォーキングや簡単なストレッチから始めてみてください。生活リズムが整えば、心身の不調が少しずつ改善するでしょう。

人間関係が嫌で仕事に行きたくない際は部署異動を申し出る

人間関係が原因で「仕事に行きたくない」と考えているなら、部署異動を申し出てみましょう。

部署異動ができれば、今とは違う人たちと仕事をするため、人間関係が一気に解決する可能性もあります。部署異動できないか、上司に相談してみてください。

もし上司が原因で仕事に行きたくないのなら、人事部に部署異動を申し出ると良いでしょう。

ただし、部署異動後は、これまでとは違う業務に携わります。業務のミスマッチに悩む可能性がある点には注意が必要です。

ハラスメントで仕事に行きたくないときは窓口に相談する

パワハラやセクハラなどのハラスメントで仕事に行きたくない方は、窓口に相談しましょう。

会社によっては、ハラスメントについての相談窓口を設けています。産業医が相談にのってくれるところもあるので、一度確認してみてください。

会社に相談窓口がなければ、次に挙げる公的機関を利用するのがおすすめです。

  • 働く人の「こころの耳電話相談」
  • 労働基準監督署や労働局の総合労働相談コーナー

ハラスメントは一人で悩まず、誰かに相談することが大切です。「これがハラスメントに当たるのか分からない」というときも、第三者に相談しましょう。

通勤が嫌で仕事に行きたくない時は在宅ワークやリモートワークの仕事を選ぶ

通勤が辛く、朝になると「仕事行きたくない」「会社行きたくない」と感じる方は、在宅ワークやリモートワークの仕事を選ぶのもおすすめです。

自宅で仕事をすれば、職場に行く必要がありません。「会社に行きたくない」という気持ちそのものを抱かないようにすれば、気分が楽になるでしょう。

新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワークを取り入れる企業が増えています。仕事に行きたくないと毎日思うのであれば、働き方を見直すきっかけにするのも良いでしょう。

通勤が嫌で仕事に行きたくないなら職場近くに引っ越して通勤時間を減らす

難易度が高い対処法ではありますが、職場の近くに引っ越すという方法も挙げられます。「仕事は楽しいけど、職場に到着するまでが辛い」という方に効果的な方法です。

職場の近くに引っ越して徒歩や自転車で通勤すれば、通勤時間や満員電車に悩まずに済みます。金銭的な余裕がある方は、引っ越しを視野に入れてみましょう。

すぐに引っ越すのが難しい方は、「通勤時間が何分までならストレスを感じないか」を考えた上で、転職を検討してみるのも手です。自宅近くで、理想的な職場がすぐ見つかるケースもあります。

スキルアップを図る

会社の将来や今の仕事を続けることに不安を感じている場合は、「スキルを身につける」「専門性を高める」といった、スキルアップにつながる行動をとることをおすすめします。

未経験分野への転職を視野に入れているなら、新たなスキルや資格の取得を目指しても良いでしょう。

しかし、「仕事に行きたくない」という状況から脱し仕事への意欲を高めるための対策であれば、なるべく今の職種に関連するスキルを磨きましょう。

日々の業務に関する知識や技術が身につくと、自己成長を感じられる機会が増えます。

視野も広がって、仕事に対する理解度も深まるでしょう。

スキルアップを図り専門性を高めておくと、いざ転職をするとなった際にも強みのひとつとしてアピールできるはずです。

仕事に行きたくない気持ちが解決しないなら転職エージェントに相談してみる

「仕事のモチベーションが上がらない」「労働環境や人間関係の問題がなかなか解決しない」といった場合には、転職して理想に合う職場を見つけましょう。

無理して仕事を続けていると、場合によってはうつ病などのメンタルの不調につながります。状況の改善を試みても解決しなければ、思い切って転職してみましょう。

初めて転職する人や、次の職場で満足できるか不安な人は、転職エージェントへの登録がおすすめです。

転職エージェントへ仕事に行きたくない理由や状況を伝えれば、アドバイザーがあなたに合う職場を紹介してくれます。以下のような転職におけるサポートも、すべて無料です。

  • 履歴書の添削
  • 面接対策
  • 入社日の調整

相談したからといって、必ず転職する必要はありません。また相談の結果、アドバイザーから「今の仕事を続けた方が良い」とアドバイスしてもらえる場合もあります。気軽に相談してみましょう。

仕事に行きたくないときの年代別における解決策

ここでは、仕事に行きたくないときの解決策を、20代から40代までの年代別に紹介します。

20代は転職にチャレンジしやすい年代

仕事に行きたくないと思う20代の人の中には、本やツイッターなどで名言を読んで無理やりモチベーションを高め、仕事に行っている人もいるでしょう。

転職20代は成功する可能性が高いので、今の仕事を無理に続ける必要はありません。関心の強いことがあれば、ぜひ転職でチャレンジしてみましょう。

未経験の業界であっても、20代や第二新卒転職なら歓迎している求人が多々あります。転職でキャリアアップやスキルアップを目指し、今後の成長につなげてみてください。

30代はスキルアップで今後の仕事や転職に活かす

30代はある程度仕事に慣れ、責任のある業務を任されやすい年代です。

「成果を出しているのに給料が変わらない」「適切に評価されない」といった悩みを抱え、仕事に行きたくないのであれば、自主的にスキルアップを目指してみてください。

たとえば、次のような方法でスキルアップを試してみると良いでしょう。

  • 資格を取得する
  • セミナーに参加する
  • 副業を行う

スキルアップに向けて積極的に動けば、今後の仕事にも、30代で転職する際にも役立つはずです。

プライベートの悩みも抱えやすい40代は相談がおすすめ

40代は社会人になって20年ほどが経ち、仕事だけではなく、ライフイベントの悩みも抱えやすい年代です。子どもや親の介護でストレスが限界に達し、朝泣くといった症状がある40代の方もいるかもしれません。

よって、「仕事に行きたくない」と考える40代の方は、プライベートでの悩みやストレスが原因で、仕事へのモチベーションが下がっている場合もあります。

仕事に行きたくない原因がプライベートにあると分かっているのであれば、信頼できる人に協力してもらったり、相談したりし、改善を試みましょう。

原因が仕事にあるなら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。40代転職は求人が少なく、転職活動が長引く可能性があります。転職エージェントに相談すれば、今の状況を客観的に見て、あなたに合う求人を探してくれます。

仕事に行きたくないときに取ってはいけない行動

仕事に行きたくないからといって、以下の行動を取るのはNGです。

  • 勢いだけで仕事を辞める
  • 無断欠勤する
  • 無理に仕事を続ける

詳しく見ていきましょう。

「仕事に行きたくない」という勢いで急に仕事を辞めるのはNG

「仕事に行きたくない」「働きたくない」という気持ちが、日に日に大きくなる人もいるでしょう。

しかし、勢いで仕事を辞めるのはおすすめしません。いきなり仕事を辞めてしまうと、次の職場が見つかるまで収入がなく、金銭的にも精神的にも余裕がなくなってしまいます。

  • 今の状況を改善する方法はないか
  • 今の仕事を辞めても悔いはないか

これらを落ち着いてしっかりと考えた上で、仕事を辞めるかどうか決めましょう。

もし仕事を辞めても良いのか判断できない場合は、転職エージェントを利用してみてください。仕事における悩みや不満を数多く聞いてきたアドバイザーが、あなたに寄り添って相談にのってくれます。

仕事に行きたくないからと無断欠勤するのは避ける

「どうしても仕事に行きたくない」と思っても、無断欠勤はしないでください。

休むことそのものは問題ないですが、無断で休むと職場の方に心配をかけますし、業務内容によっては多大な迷惑がかかります。

たとえば、クライアントと打ち合わせする日に無断欠勤をしてしまうと、取引がなくなり、会社に損失を与える恐れもあります。

休む際は職場へ必ず連絡し、絶対に無断欠勤はやめましょう。

会社に行きたくないのに無理をして出勤し続ける

急に仕事を辞める、無断欠勤するといった行動は避けてほしいものの、仕事に行きたくないと思い、無理に仕事をするのも控えましょう。

我慢して仕事を続けてしまうと、精神的に大きな負担がかかります。心に負担がのしかかり、うつ病で働けなくなる可能性もあるため、安易に仕事を続けるのは禁物です。

特に、毎日「仕事に行きたくない」と思っているにもかかわらず、我慢して通勤している人は注意しましょう。我慢は精神的にも身体的にも良くありません。

できる限りのことを試しても状況が変わらなかった場合は、ゆっくりと休みましょう。ずっと憂鬱な気持ちのままなら、一度病院に行くことをおすすめします。

仕事に行きたくないからと家に閉じこもってしまうのは禁物

「仕事に行きたくない」という気持ちが強くなりすぎると、「何もする気が起きない」「外出もしたくない」と無気力な状態に陥ってしまうこともあります。

しかし、仕事や職場に対して精神的なストレスが溜まっているときは、いかに気分転換をするかが重要です。

それなのに家のなかに閉じこもってばかりいては、気分は落ち込んでいく一方でしょう。

心身を休ませるつもりでいても、外の空気に触れなかったり誰にも会わなかったりと、孤独な状態が続くとかえってストレスが溜まってしまうケースもあるのです。

仕事に行きたくないと悩んでいるときでも、適度に外に出るよう意識をして気分転換を図りましょう。

「仕事に行きたくないのは自分が悪い」と責めるのは良くない

「仕事に行きたくない」と思うこと自体に罪悪感を抱く人もいるかもしれません。

しかし、「行きたくないなんて甘えている」「精神的に弱い自分がすべて悪い」などと、自分自身を責めるのは避けましょう。

たとえ自分の性格や考え方に原因がある場合でも、不満や不安を抱いて辛くなっている自分をさらに追い詰めても問題は解決しません。自分を責めすぎると、精神的なストレスから心身に異常をきたす恐れもあります。

大切なのは「仕事に行きたくない」という気持ちを受け止めて、そのうえで状況を改善するためにどうすべきか考えることです。

自分を守るためにも、必要以上に自分を追い込まないように注意して冷静に対処法を考えましょう。

仕事に行きたくないと悩んでいるのに誰にも相談しない

仕事に行きたくないと感じるとき、誰にも相談せず、一人で悩みを抱え込むのは避けましょう。

一人で悩んでいても、状況はなかなか改善しません。上司や先輩、相談窓口など、誰かに悩みを打ち明けましょう。

「会社や公的機関には相談しにくい」という方は、転職エージェントに相談するのも手です。今の仕事で抱えている悩みを無料で相談でき、転職すべきかアドバイスをもらえます。

誰かに相談して話すうちに問題が整理され、解決策が見つかる場合もあるので、ぜひ話してみましょう。相談してすぐ、仕事に行きたくない原因を対処してもらえるケースもあります。

仕事に行きたくないと悩む人が抱きやすい疑問・不安に回答します!

最後に、「仕事に行きたくない」と悩んだときに抱きやすい疑問や不安をピックアップして回答していきます。

仕事に行きたくないのに理由がわからないときはどうしたらいい?

「これといった理由は思い当たらないが、とにかく仕事に行きたくない」という場合、考えられる原因として以下のようなことがあげられます。

  • 体調が良くない
  • 心が疲れてしまっている
  • 自己肯定感が低下している
  • プライベートで気分が沈むような出来事があった

どんなに好きな仕事であっても、心身の調子が良くなければ仕事に行きたくないと思うこともあるでしょう。

仕事や職場に対する不満があるわけでもないのに仕事に行きたくないと思うなら、心身の調子はどうか、SOSのサインが出ていないか、よく観察してみてください。

自己肯定感の低さも仕事へのモチベーションが低下する要因のひとつです。

自己肯定感が低いと自分に自信が持てなくなります。どうしても考え方がネガティブに偏りやすくなるので、会社に行ったり人に会ったりすることにも辛さを感じやすくなってしまうのです。

また、仕事に行きたくないと思う原因が必ずしも仕事にあるとは限りません。

家族の健康状態や友人との関係など、私生活で気になることや疲弊するようなことがあれば、仕事にも影響してしまうでしょう。

「仕事にプライベートを持ち込むのは良くない」と頭ではわかっていても、うまく切り替えられないこともあります。

上記のどれにもあてはまらない場合、よく考えても原因がわからないというときは、ひとりで悩まずに誰かに相談してみましょう。

誰かと話すことで思いがけず自分の本音に気づけるかもしれません。

どうしても仕事に行きたくないときはどうしたらいい?

「どうしても仕事に行きたくない」「とにかくしんどいから会社を休みたい」というときは無理をせずに休みましょう。

行きたくないという気持ちは心のSOSサインの可能性もあります。そのサインを無視して我慢を続けると心はますます疲弊し、場合によっては心の病気を招くことにもなりかねません。

ただし、会社を休む際には必ず連絡を入れましょう。

休みの連絡を入れる際のポイントは以下の通りです。

  • 仕事を休む連絡は基本的に電話で行う
  • 当日休む場合は始業直前にならないよう早い段階で連絡を入れる
  • 休む理由は端的に分かりやすく伝える

基本的に、仕事を休む連絡は電話で行いましょう。

最初に休みを申し出るのは直属の上司ですが、業務を共有している社員がいれば、迷惑をかけないように業務遂行に必要なことはしっかり伝えておきましょう。

電話連絡をする時間帯にも注意してください。

あなたが休むことで他の社員のスケジュールを変更しなければならないことも考えられるので、出勤時間帯のなるべく早いタイミングで連絡を入れましょう。

始業直前は業務に取りかかる準備で慌ただしくなりやすいので避けたほうが無難です。

また、仕事を休む理由はだらだらと話したりせず、簡潔に伝えます。

長々と話すことでぼろが出て、「仮病なのでは」と疑われる可能性があります。

あらかじめ伝える内容を考えたうえで電話連絡を入れるとスムーズでしょう。

当日に仕事を休む理由はどうしたらいい?

当日になって仕事を休みたい場合は、緊急性が高い理由が必要です。

具体的には、以下のような理由があげられます。

  • 体調不良のため(発熱・腹痛・吐き気・胃炎・生理痛など)
  • 体調不良で病院を受診するため
  • 家族の体調不良のため

「急に休んでも仕方がない」と納得されるような理由としては、「体調不良」が代表的です。

「吐き気がひどくて出勤できない」「腹痛と下痢で家から出られない」などと症状を具体的に伝えると、相手の理解も得やすくなります。

「発熱しているので病院に行く」「鎮痛剤を飲んでも痛みが続くので受診する」などと伝えるのも有効です。

ただし、次に出勤したときに診断内容を聞かれたり診断書の提出を求められたりする可能性もあるので、嘘の体調不良で休むときには注意が必要です。

また、「家族が体調不良で病院に連れて行く」という理由も理解を得やすいでしょう。

「その後、家族の体調はどう?」と後日確認されることも考えられるので、後になっても回答に困らないような理由を考えておきましょう。

仕事に行きたくない!転職したい!と考えた時におすすめの転職エージェント6選

ここからは転職を意識している人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介します。

「転職するかどうか悩んでいる」という人は相談だけでもOKなので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

圧倒的な求人数と手厚いサポートで転職をサポートしてくれるリクルートエージェント

運営会社 株式会社リクルート
求人数 公開求人数:約38万件
非公開求人数:約33万件
利用料金 完全無料
拠点 東京、神奈川、北海道、宮城、名古屋、京都、大阪、兵庫、福岡
おすすめな人 20代から50代まですべての年代
サポート内容 書類添削、面接対策、業界や企業情報の提供、転職イベント、専門領域に特化した転職支援

※2024年4月時点の情報です。

リクルートエージェントは、圧倒的な求人数が特徴の大手総合型転職エージェントサービスです。

他の転職エージェントと比較しても公開求人数と非公開求人数ともに多くなっています。求人数が多いため、取り扱っている業界や職種も幅広く、探したい求人が見つかる可能性は高いでしょう。

また、転職サポートが充実している点も特徴の一つです。

例えば、書類添削では自分の強みをアピールする書き方や、面接対策では採用者の傾向を伝えてくれます。

独自に分析した業界や企業情報を提供してくれるため、求人票だけでは分からない情報を紹介してくれる点もメリットです。

徹底した手厚いサポートにより転職時に、不安になりがちな応募書類や面接対策も安心して任せられます。転職サポートとして、内定から入社までの段取りもサポートしてくれるのもメリットです。

円満退社や年収交渉などの手続きをサポートしてくれるため、転職時の不安を解消できるでしょう。

日本最大級の求人数と転職サイトと転職エージェント機能を併せ持つdoda

運営会社 パーソルキャリア株式会社
求人数 公開求人数:約24万件
非公開求人数:非公開
利用料金 完全無料
拠点 北海道、宮城、東京、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡
おすすめな人 20代から30代、第二新卒や既卒
サポート内容 書類添削、面接対策、転職イベント、専門領域に特化した転職支援、チャットサポート

※2024年2月時点の情報です。

dodaは、国内最大級の求人数を誇る転職エージェントサービスです。

dodaの魅力の一つとして、転職サイトと転職エージェントサービスの両方を活用できる点です。

自分で気になる求人を検索して求人に直接応募したり、アドバイザーから求人紹介を受けたりと自分でどちらかを選ぶことができます。両方の求人をまとめてチェックできるので、求人を幅広く探したい人にはおすすめです。

リクルートエージェントと比較すると求人数は少ないですが、他の転職エージェントと比較するとdodaの求人数は多くなっています。

dodaは独占求人も多く保有しており、dodaでしか見ることができない求人も多くあるのが特徴です。

また、dodaは書類添削や面接対策などの転職活動のサポートだけでなくチャットサポートも充実しています。

転職活動時の不安点や疑問点を、自分の都合の良いタイミングでチャット相談できます。

不安点や疑問点をそのままにせずに転職活動をおこなえるのはメリットといえるでしょう。

20代やはじめての転職に不安な人におすすめなマイナビエージェント

運営会社 株式会社マイナビ
求人数 公開求人数:約5万件
非公開求人数:約1.4万件
利用料金 完全無料
拠点 北海道、神奈川、宮城、東京、名古屋、京都、大阪、兵庫、福岡
おすすめな年代 20代から30代、転職未経験者
サポート内容 書類添削、面接対策、転職相談会、専門領域に特化した転職支援

※2024年2月時点の情報です。

マイナビエージェントは、20代や30代などの若手や転職未経験者におすすめの転職エージェントです。

大手マイナビグループのノウハウや経験を活かして他社にはないマッチング力が特徴です。

求職者との面談で職務経歴やスキルをヒアリングして、求職者の強みや価値観に合う企業を紹介してくれます。

また、はじめての転職時に感じる不安や悩みに対して1つ1つ丁寧に答えてくれます。はじめての転職やあまり転職経験がない人でも安心です。

手厚いサポートを受けながら転職活動をしたい人には、おすすめの転職エージェントといえます。

ハイクラス転職に強く年収アップを目指したい人におすすめなパソナキャリア

運営会社 株式会社パソナ
求人数 公開求人数:約3.5万件
非公開求人数は非公開
利用料金 完全無料
拠点 北海道、東京、名古屋、大阪、静岡、宮城、茨城、富山、岡山、広島、福岡
おすすめな人 20代から40代でハイクラス転職をしたい人
サポート内容 書類添削、面接対策、専門領域に特化した転職支援

パソナキャリアは、求人の半数以上が年収800万円以上のハイクラス求人を保有しているのが特徴です。

公開求人数は約3万6,000件とリクルートエージェントやdodaと比較すると求人数が少ない印象があるかもしれません。

しかし、パソナキャリアは非公開求人を多く保有しており、他のエージェントでは出会えない独占求人に出会える可能性があります。

また、取引先企業は30,000社以上と多く、パソナキャリアが長年に渡って積み重ねてきた実績と信頼の高さが伺えます。

オリコン顧客満足度調査では、転職エージェント総合1位を4年連続で獲得しており、求職者からの満足度も高いのが特徴です。

利用開始時のカウンセリングをしっかりとおこない求職者のニーズを把握するだけでなく、希望にマッチした求人を紹介しています。

さらに、企業への応募後の選考状況の確認や年収、入社日の交渉など求職者の要望に沿ってくれます。

手厚いサポートや他の転職エージェントにないマッチング力などを期待している人にはおすすめの転職エージェントです。

一都三県の転職に強く地域密着型のtype転職エージェント

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
求人数 公開求人数:約9000件
非公開求人数:約1.7万件
利用料金 完全無料
対応エリア及び拠点 対応エリアは首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)に集中
拠点は東京
おすすめな人 首都圏(一都三県)で求人を探したい人
サポート内容 書類添削、面接対策、転職イベント、専門領域に特化した転職支援、面接の日程調整、年収交渉

type転職エージェントは、一都三県での求人をメインに取り扱っているのが特徴です。

地域密着型の転職エージェントで、長年の付き合いや転職実績からエリア内の企業と強い繋がりや太いパイプを持っています。

34万人以上の転職支援実績もあり、豊富な転職ノウハウによって転職活動をサポートしてくれます。

他の転職エージェントサービスと違い非公開求人の割り合いが約80%と高く独占求人も多く保有しています。type転職エージェントを利用しないと見ることができない求人が多いのはメリットといえるでしょう。

面接の日程調整や年収交渉など転職活動時のサポートが充実しているため、求職者は万全の体制で転職活動をおこなえます。

また、以下の5つの得意領域ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるため、業界や職種ごとの専門知識を持って転職活動をサポートしてくれます。

  • IT業界
  • 営業職
  • ものづくり
  • ミドル・エグゼクティブ
  • 販売・サービス

一都三県での転職活動を考えている人や非公開求人を活用して転職をしたい人におすすめの転職エージェントです。

外資系やハイクラス転職など年収アップをしたい人におすすめのランスタッド

運営会社 ランスタッド株式会社
求人数 公開求人数:約5,000件
非公開求人数は未公開
利用料金 完全無料
拠点 北海道、山形、宮城、福島、栃木、茨木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、東京都、新潟、静岡、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、広島、香川、愛媛、福岡、熊本、宮崎、鹿児島
おすすめな人 外資系企業への転職、ハイクラス求人を探している人
サポート内容 書類添削、面接対策、転職イベント、専門領域に特化した転職支援、チャットサポート

ランスタッドは、外資系企業や管理部門などのハイクラス求人が多く掲載されているのが特徴です。

公開求人数は約5,700件と国内大手の転職エージェントと比較すると求人数は少ない傾向にあります。しかし、約80%の求人が非公開求人となっており、ハイクラス求人を多く取り扱っています。

世界39か国と地域に拠点を構えており、日本国内だけでなくグローバル企業への転職もサポートしてくれます。

実際に世界中で約20万人が、ランスタッドを利用して転職した実績がある世界最大級の転職エージェントです。

また、コンサルタントは入社後まで手厚くサポートしてくれるので転職活動を安心して進められるでしょう。

例えば、採用面接に同行してくれたり、内定獲得後や入社後のフォローをしてくれたりします。

ランスタッドは、外資系企業やハイクラス転職をしたい人など、転職で年収アップをしたい人におすすめです。

今の仕事を続ける?辞める?判断に迷ったときにやっておくべきこと

「仕事に行きたくない」という気持ちから退職を考える人も多いでしょう。

しかし、説明したように一時の感情で退職を決めてしまうと、金銭的に困窮する恐れがあります。

そこでここでは、退職を考えたときにやっておくべき行動について紹介します。後悔しないためにも、判断に迷ったときはまずは一度冷静になりきちんと自分と向き合ったうえで決断しましょう。

仕事に行きたくない理由を整理する

まずは、「仕事に行きたくない」「会社を辞めたい」と感じる理由を整理しましょう。

このとき、ノートでもスマホのメモ機能でも良いので、退職を考えたきっかけをどんどん書き出してみてください。

感情を言語化することで、漠然とした不満や不安を客観視できます。また、書く作業を通して頭のなかが整理するうちに冷静さも取り戻せるでしょう。

冷静になって自分と向き合うことで、仕事に行きたくないという気持ちが一時的なものなのか、それとも退職を検討すべき根拠のあるものなのかが見えてくるはずです。

仕事に行きたくないと感じる理由が整理できたら、次はその問題解決のためにできることを考えてみましょう。

例えば、「上司と合わない」という悩みの場合、「接し方を変えてみる」「仕事上の付き合いと割り切る」といった対策が考えられます。

そのうえで「今の会社にいる限り、状況は良くならない」「退職しないと問題が解決しない」という場合は、転職を視野に入れも良いでしょう。

キャリアプランを考える

今の仕事を辞める・辞めないに関わらず重要なのが、仕事をするうえでの軸となる「キャリアプラン」を考えておくことです。

キャリアプランとは、仕事や働き方の将来像(キャリアビジョン)を実現するために作成する、具体的な行動計画のことを指します。将来像をかなえるために必要なスキルや経験を洗い出し、逆算して計画を立てると、いつまでに何をすべきかが見えてきます。

引用元:マイナビ転職「キャリアプランの回答例文や基本的な立て方・考え方」

キャリアプランを立てると、希望を実現するために必要な「中間目標」「課題」などが明らかになります。

合わせて「将来のために、今何をすべきか」「自分にとって何が必要なのか」といったことも見えてきます。

長期的なキャリアプランを立てて日々の業務が将来につながっていると実感できれば、仕事に対するモチベーションも向上するはずです。

また、キャリアプランは退職・転職するべきかどうかの判断基準にもなり、転職のタイミングを決める際の目安にもなります。

「キャリアプランを実現するために」という前提で、「退職は正しい判断か」「転職を有利に進めるにはいつがベストなタイミングなのか」といったことを考えれば、計画性が生まれるので満足度の高い転職へとつながるでしょう。

さらに、「キャリアプランを実現するにあたってこの会社は転職先として適しているか」など、転職の際の企業選びにも役立ちます。

転職活動の面接では、「3年後や5年後はどうなっていたいですか?」「入社後、どのような活躍をしたいですか?」といった質問を受ける可能性もあります。

キャリアプランについてしっかり考えておくことは、転職活動をスムーズに進めるためにも有効です。

自分のストレス状態をチェックする

「仕事に行きたくない」「仕事をしたくない」という気持ちの裏に、「うつ病」「適応障害」「パニック障害」といった心身の病気が潜んでいることもあります。

うつ病
様々な心理的負荷などにより精神活動が低下し、抑うつ気分、興味や関心の欠如、不安・焦燥、精神運動の制止あるいは激越、食欲低下、不眠などが生じ、生活上の著しい苦痛や機能障害を引き起こす精神疾患です。治療としては、休養、薬物療法、精神療法を組み合わせます。

引用元:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳「こころの病気 解説」

適応障害
環境変化によるストレスが個人の順応力を越えた時に生じる情緒面および行動面の不調です。うつ病など他の精神疾患の診断がつくには至っていない状態です。薬物療法も行われますが、環境調整、環境に慣れること、個人の順応力が増えることなどが状態の回復に重要です。

引用元:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳「こころの病気 解説」

パニック障害
強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつで、従来、不安神経症と呼ばれていた疾患の一部です。特定の場面や状況に限らず、パニック発作が繰り返されます。

引用元:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳「こころの病気 解説」

自分ではそれほど辛さを感じていなくても、知らず知らずのうちにストレスが蓄積されて、心身に異常をきたしてしまうケースは少なくありません。

仕事に忙しく過ごしていれば体調の変化にも気づきにくいもの。

出勤できなくなったり治療が必要になったりと、ある日突然体調を崩してしまう可能性もあるのです。

以下に、WEBで簡単にできるストレス診断方法を紹介するので、自分のストレス状態をチェックしてみましょう。

診断名 質問数
『3分でできる職場のストレスセルフチェック』 23問
『5分でできる職場のストレスセルフチェック』 57問
『働く人の疲労蓄積度セルフチェック(働く人用)』 20問

仕事に行きたくないときは自分と向き合って対処しよう

仕事に行きたくないと考える人は、決して少なくありません。ツイッターでは毎日のように「明日仕事行きたくない」「会社行きたくない」といったツイートがあるほどです。

人間関係や労働環境といった自分では変えるのが難しいことが原因なのか、仕事のモチベーションが原因なのかなど、仕事に行きたくない原因・理由は人によって異なります。

なぜ仕事に行きたくないのか、まずは理由を探りましょう。理由が分かれば、どう対処すれば良いのか分かります。

無理に仕事を続けているとストレスがどんどん溜まり、やがてうつ病になる可能性があります。決して無理はせず、どうしても仕事に行きたくないときは休むことも大切です。

「今の仕事を続けていいのか分からない」「転職すべきか判断できない」とお悩みの方は、転職エージェントに相談してみましょう。転職のプロが、今の状況を見極めてくれます。

仕事に行きたくないときは自分と向き合い、何が理由で行きたくないのか状況を整理し、対処しましょう。

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