転職に悩む30代は必見!転職成功のためのおすすめ転職サイトも紹介

2024.04.22
転職に悩む30代は必見!転職成功のためのおすすめ転職サイトも紹介

仕事辛い」「転職したいな」と考えている30代のあなた!なかなか行動に移せなくて悩んでいませんか?

30代に突入すると仕事にも慣れ、責任ある役職に就いたり結果を求められたりと社会的地位が確立しつつある時期ですよね。

プライベートでは家庭を持ち、将来設計やキャリアプランなどについて真剣に考え始める年代とも言えます。女性であれば、出産や育児で仕事との両立に悩む機会が多くなる人も。

がむしゃらに働いていた20代の転職とは異なり30代は周りがよく見えてくる分、これから先も続けていく仕事について多方面から考えることが多くなってきます。

働きやすさやスキルアップ、やりがい、待遇面、将来への不安、単純に仕事辞めたいなど転職を考える理由はさまざまですが、現在よりもさらに良い環境を求めているのならば今すぐ行動すべきです。

とりあえず転職サイトで求人を検索しがちですが、30代が効率よく転職活動を進めるには自分に合った転職エージェントをおすすめします。

では、自分に合った転職サイトはどうやって見つければよいのでしょうか。

ここでは、30代の転職を成功に導いてくれる転職サイトの選び方について紹介しています。

目次 表示

【30代女性必見!】30代女性におすすめしたい転職サイト5選

ここでは、30代女性におすすめしたい転職サイト5社を厳選してご紹介します。

  • type女性の転職エージェント
  • 女の転職type
  • doda
  • リクルートエージェント
  • ビズリーチ

30代女性なら使って損のない転職サイトばかりです。利用に向いているひとについても記載していますので、ぜひ利用の参考にしてみてくださいね。

女性の転職支援実績25年以上!30代女性向け「type女性の転職エージェント」

30代女性向けのおすすめ転職サイト1社目としてご紹介するのは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する「type女性の転職エージェント」です。

女性の転職サポートを25年以上続けている「type女性の転職エージェント」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
求人数 約2.7万件
対応エリア 全国、海外
対応業種 IT・通信、コンサルティング、Web・広告・メディア、メーカー(電気・電子・機械)、メーカー(化学・素材・食品)、医療・医薬、商社・流通、金融、不動産・建設、サービス・小売・外食、人材・アウトソーシング・コールセンター、その他
対応雇用形態 求人票に明記なし(ただし「正社員」を検索ワードとして検索するとヒットする求人有り。また、正社員登用可などの記載がある求人も有り)
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-040429
特徴 サービス開始から25年以上、女性の転職サポートを続けている
・年間10,000人以上の女性転職希望者へのキャリアカウンセリングを実施しているから、女性の転職について詳しく頼りになる
転職エージェント初!女性のための面接メイクアップサービスを行っている
・面談方法は電話またはオンライン。平日の夜や土曜日も対応してくれるから相談しやすい
・転職するかどうか悩んでいる方、転職時期が決まっていない方も相談して大丈夫
利用に向いているひと ・転職したい30代女性
・転職のプロに転職活動をサポートしてもらいたいひと
・応募書類の作成や面接の準備に自信がないひと
・転職するかどうかの悩みを相談したいひと
・面接向けのメイクやスーツなどの身だしなみに自信がないひと
※2024年4月時点

東京・横浜など首都圏で正社員として働きたいなら30代女性向け「女の転職type」

30代女性向けのおすすめ転職サイト2社目としてご紹介するのは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する「女の転職type」です。

正社員として長く働きたい女性向けの転職サイト「女の転職type」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
求人数 約2,300件
対応エリア 全国、海外(※特に東京や横浜などの首都圏の求人に強い)
対応業種 営業・企画・マーケティング系、サービス・販売系、クリエイティブ系、事務・経理・人事系、技術・専門職系、その他、ITエンジニア系、介護・医療・福祉系
対応雇用形態 正社員、契約社員、紹介予定派遣・派遣、アルバイト・パート、業務委託、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-040429
特徴 女性が正社員・契約社員として長く働くための転職サイト
・求人票がとにかく詳しい!アピールポイントアイコンで、自分との向き不向きがわかりやすい
・スカウトサービスや条件マッチオファーサービスがあり、企業からアプローチを受けることも可能
・「いい仕事ミイつけよう診断(職業・適職診断テスト)」など、どんな仕事が自分に合っているのか探すことができる
・履歴書の書き方や面接対策など、転職に役立つ情報が盛りだくさん
転職エージェントサービスや非公開求人を求めるなら、「type女性の転職エージェント」の利用を勧められる
利用に向いているひと ・転職したい30代女性
・自分のペースで転職活動がしたいひと
・スカウトや条件マッチオファーを受けたいひと
・転職に向けて情報収集したいひと
・首都圏での転職を考えているひと
※2024年4月時点

30代の転職なら、求人情報サイト・転職サイトの「doda」

30代女性向けのおすすめ転職サイト3社目としてご紹介するのは、パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」です。

30代の転職に強い求人情報サイト・転職サイトの「doda」の概要は、以下の通りです。

運営会社 パーソルキャリア株式会社
求人数 約22万件
対応エリア 全国、海外
対応業種 営業職、企画・管理、事務・アシスタント、販売・サービス職、専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)、金融系専門職、公務員・教員・農林水産関連職、技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)、技術職(機械・電気)、技術職(組み込みソフトウェア)、技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場)、技術職(化学・素材・化粧品・トイレタリー)、技術職(食品・香料・飼料)、医療系専門職、クリエイター・クリエイティブ職
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他(FCオーナー・業務委託など)
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-304785
特徴 求人情報を探すだけではなく、エージェントサービス・スカウトサービス・パートナーエージェントサービスが利用できる万能型転職サイト
・高い認知度と比例して求人数が多く、希望条件を満たした求人に出会いやすい
・社員の平均年齢30代の求人数は約68,300件
・毎週月曜日・木曜日に新着求人が更新されるが、その数は20,000件以上
こだわり条件に「女性活躍」「産休・育休取得実績あり」の項目あり
利用に向いているひと ・転職したい30代女性
・転職のプロに転職活動をサポートしてもらいたいひと
・スカウトサービスを利用して転職活動したいひと
・転職するかどうかの悩みを相談したいひと
・求人の希望条件にこだわりがあるひと
※2024年4月時点

認知度抜群!業界最大級の求人数の「リクルートエージェント」も30代におすすめ

30代女性向けのおすすめ転職サイト4社目としてご紹介するのは、株式会社リクルートが運営する「リクルートエージェント」です。

業界最大級の求人数を誇る「リクルートエージェント」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社リクルート
求人数 約60万件
対応エリア 全国、海外
対応業種 営業・販売、経営・企画・マーケティング、事務系(経理・総務・人事)、IT・エンジニア、電気・機械・科学エンジニア、医療・医薬品・化粧品、コンサルタント、建築・土木技術、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-313011
特徴 業界最大級の求人数・非公開求人だから、希望条件を満たす求人に出会いやすい
・実績豊富なキャリアアドバイザ-や充実した転職サポートで、転職支援実績No.1!
・「転職成功ガイド」や「おさえておきたい転職のポイント」など、公式サイトで気軽に転職に関する情報収集ができる
「エンジニア・IT転職」「MRの転職」「第二新卒の転職」「管理職・ハイクラスの転職」「Uターン、Iターンの転職」「外資系・グローバルの転職」といった職種専門サイトも充実している
・エージェントサービスの利用可能期間は約3ヶ月
利用に向いているひと ・転職したい30代女性
・転職のプロに転職活動をサポートしてもらいたいひと
・転職したい時期がすでに決まっているひと
・転職するかどうかの悩みを相談したいひと
・求人の希望条件にこだわりがあるひと
※2024年4月時点

ハイクラス転職でキャリアの選択肢を広げるなら「ビズリーチ」も30代転職に良い

30代女性向けのおすすめ転職サイト5社目としてご紹介するのは、株式会社ビズリーチが運営する「ビズリーチ」です。

ハイクラス・ハイキャリア向けスカウト型転職サイトの「ビズリーチ」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社ビズリーチ
求人数 約11.3万件
対応エリア 全国、海外
対応業種 IT・インターネット、メーカー、商社、流通・小売、コンサルティング、マスコミ・メディア、エンターテインメント、金融、建設、メディカル、エネルギー、保険、不動産、士業、サービス、運輸・交通、物流・倉庫、その他(教育・官公庁)など
対応雇用形態 主に正社員(求人票に明記がない場合もあり)
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-302647
特徴 スカウト型転職サイトとして認知度1、2を争う有名転職サイト
・サイト登録後、優良企業やヘッドハンターからのスカウトを待つだけ
企業やヘッドハンターと直接交渉ができるため、希望の労働条件を叶えやすい
・無料プラン(スタンダードステージ)と有料プラン(プレミアムステージ)が選べる
・ビズリーチを通じて転職が決まり、アンケートに回答すると謝礼がもらえる
利用に向いているひと ・転職したい30代女性
・自分の市場価値を知りたいひと
・効率的・主体的に転職活動ができるひと
・ハイキャリア志向で年収を上げたいひと
・自分の経歴に自信があり、今後のキャリアの選択肢を広げたいひと
・求人の希望条件にこだわりがあるひと
※2023年9月時点

【30代男性】30代男性におすすめしたい転職サイト5選

ここからは、30代男性におすすめの転職サイトを5社お伝えします。

  • パソナキャリア
  • ミドルの転職
  • type転職エージェント
  • doda X
  • LHH転職エージェント

いずれも、30代男性にぜひ利用してほしい転職サイトです。特徴や利用に向いているひとなどをまとめたので、ご活用ください。

転職で年収600〜1,200万円を目指すなら「パソナキャリア」

30代男性におすすめの転職サイト1社目は、株式会社パソナが運営する「パソナキャリア」です。

30代の転職実績も多い「パソナキャリア」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社パソナ
求人数 公開求人数約33,000件+非公開求人
対応エリア 全国、海外
対応業種 製造業(メーカー)、商社、流通・小売・サービス、IT、マスコミ・広告、金融・保険、不動産・建設、物流・倉庫・交通、コンサルティング・士業、医療・医薬品、教育・人材ビジネス、環境・資源・エネルギー、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-010444
特徴 ・600〜1,200万円のハイクラス転職や管理部門転職に強い
・およそ92%が大手・優良企業の求人(非公開求人も含む)
・転職したい業界や企業に詳しいコンサルタントが、転職をサポート。年収交渉も代行してくれる
・東京・大阪・名古屋・横浜・広島・福岡で面接できる
・「転職コラム」「企業インタビュー」「採用動画」などの転職コンテンツが充実。「転職成功事例」では30代男性の事例もチェック可能
利用に向いているひと ・転職したい30代男性
・ハイクラス転職をサポートしてほしいひと
・転職で年収アップしたいひと
・対面で面接したいひと
・転職の情報を集めたいひと

※2023年12月時点

30代男性の転職事例を確認できる「ミドルの転職」

30代男性におすすめの転職サイト2社目は、エン・ジャパン株式会社が運営する「ミドルの転職」です。

年収1,000万円以上の求人を多く保有する「ミドルの転職」の概要は、以下の通りです。

運営会社 エン・ジャパン株式会社
求人数 公開求人数約205,000件+非公開求人
対応エリア 全国、海外
対応業種 IT・インターネット・ゲーム、メーカー、商社、流通・小売・サービス、広告・出版・マスコミ、コンサルティング、金融、建設・不動産、メディカル、物流・運輸、その他(インフラ・教育・官公庁など)
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-080296
特徴 ・30代・40代のハイクラス転職に特化した転職サイト
・年収1,000万円以上の経営幹部・管理部長などの求人が約17,000件
・年代別に転職体験レポートをチェックできる。30代男性の事例も豊富
・登録した後はスカウトを待つだけでOK
・直接応募できる企業の求人も掲載している
利用に向いているひと ・転職したい30代男性
・高収入の職場に転職したいひと
・管理職やマネジメント業務に携わりたいひと
・転職活動をする時間があまりないひと
・第三者を通さず自分で応募したいひと

※2023年12月時点

IT・営業への転職を希望するなら「type転職エージェント」

30代男性におすすめの転職サイト3社目は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する「type転職エージェント」です。

転職相談会やセミナーを定期的に開催している転職サイト「type転職エージェント」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
求人数 公開求人数約10,000件+非公開求人約18,000件
対応エリア 全国、海外
対応業種 IT・通信、コンサルティング、Web・広告・メディア、メーカー(電気・電子・機械)、メーカー(化学・素材・食品)、医療・医薬、商社・流通、金融、不動産・建設、サービス・小売・外食、人材・アウトソーシング・コールセンター、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-040429
特徴 ・IT・営業やハイクラスの転職に強みがある
・キャリアアドバイザーが転職の悩みに寄り添ってくれる
・非公開求人が豊富で、他の転職サイトにはない求人に出会える可能性がある
・「忙しい方のための転職相談会」「転職のタイミングについての相談会」など、転職相談会やセミナーを毎週平日・土曜に開催
・30代男性含め、数多くの転職を成功させてきた実績あり
利用に向いているひと ・転職したい30代男性
・ITや営業への転職を目指すひと
・初めての転職で不安を感じているひと
・非公開求人を紹介してほしいひと
・転職に関する相談会やセミナーに参加したいひと

※2023年12月時点

スカウトサービスで転職活動の手間が少ない「doda X」

30代男性におすすめの転職サイト4社目は、パーソルキャリア株式会社が運営する「doda X」です。

スカウトサービスの利用も、自分での応募も可能な転職サイト「doda X」の概要は、以下の通りです。

運営会社 パーソルキャリア株式会社
求人数 約42,000件+非公開求人
対応エリア 全国
対応業種 IT・通信、インターネット・広告・メディア、メーカー(機械・電気)、メーカー(素材・化学・食品・化粧品・その他)、商社、医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス、金融、建設・プラント・不動産、コンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ、人材サービス・アウトソーシング・コールセンター、小売、外食、運輸・物流、エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー)、旅行・宿泊・レジャー、警備・清掃、理容・美容・エステ、教育、農林水産・鉱業、公社・官公庁・学校・研究施設、冠婚葬祭、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料(※「doda X キャリアコーチング」のみ有料)
職業紹介事業許可番号 13-ユ-304785
特徴 ・掲載しているのはハイクラス求人のみ
・スカウトサービスを利用すると、ヘッドハンターが求人を紹介してくれる
・自分で応募することも可能で、すぐに転職活動を進められる
・年収がアップした30代男性の転職実績あり
・有料の「doda X キャリアコーチング」では、キャリアについてより深く相談できる
利用に向いているひと ・転職したい30代男性
・ハイクラス転職で年収を増やしたいひと
・転職活動の手間をかけたくないひと
・自分で求人検索から応募まで行いたいひと
・ハイレベルなアドバイスを受けたいひと

※2023年12月時点

知識が豊富なコンサルタントが担当する「LHH転職エージェント」

30代男性におすすめの転職サイト5社目は、アデコ株式会社が運営する「LHH転職エージェント」です。

年収がアップした転職者62%を誇る「LHH転職エージェント」の概要は、以下の通りです。

運営会社 アデコ株式会社
求人数 公開求人数約30,000件+非公開求人数約40,000件
対応エリア 全国、海外
対応業種 IT・通信、広告・メディア、メーカー、商社、金融・保険、不動産・建設、コンサルティング・会計・法律、サービス、流通・小売、運輸・物流、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-010386
特徴 ・サポートにより、年収アップした転職者は62%
・年収1,000万円以上で転職したひとが10人に1人
・転職したい業界・職種の知識が豊富なコンサルタントがサポート
・コンサルタントは転職希望者・企業のどちらも担当するため、内定につながりやすいポイントを教えてくれる
・在宅勤務OKかつ高収入の求人が豊富
利用に向いているひと ・転職したい30代男性
・転職して年収を増やしたいひと
・未経験の業界・職種への転職を考えているひと
・転職がなかなか成功しないひと
・テレワークやリモートワークを希望するひと

※2023年12月時点

30代ハイクラス転職におすすめの転職サイト・エージェント

ここでは、30代でハイクラス転職を目指す方におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。

30代でハイクラス転職を目指すなら【JACリクルートメント】

JACリクルートメント(JAC Recruitment)は、「株式会社ジェイエイシーリクルートメント」が運営する転職エージェントです。

取引企業は約35,000社!全体の求人のうち、65%が非公開求人となっていて、JACリクルートメントにしかない独占求人も多数取り扱っています。

これまでに約43万人もの利用者がいる転職支援実績が豊富なサービスで、2021年のアンケートでは利用者の94.7%が「知人・友人にJACを勧めたい」と回答するなど、利用者満足度も非常に高くなっています。

特徴 ・ハイクラス・ミドルクラスの転職やグローバル転職に強い
・各業界・職種に特化したコンサルタントによる良質なサポートが受けられる

30代ハイクラス・ミドルクラスの転職やグローバル転職に強い

JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ・専門職など、スペシャリストの転職支援に特化した転職支援サービスです。

具体的な取り扱い求人としては、以下のような案件があります。

【JACリクルートメントの求人の事例】

  • 職務別最高責任者の求人(例:COOやCFO、執行役員など)
  • 統括責任者クラスの求人(例:統括部長や事業部長など)

外資系企業や海外進出企業などのグローバル転職に強いのも、JACリクルートメントの特徴です。

JACリクルートメントはロンドン発の日系転職エージェントとして、長きに渡って転職支援を行ってきたJACリクルートメント。

イギリス、ドイツ、アメリカ、アジア8カ国と世界中に独自のグローバルネットワークを持っていて、各登録企業と深い信頼関係を築いてきているので、他社にはない魅力的な企業と出会えるチャンスもあるでしょう。

優秀なコンサルタントによる質の良いサポートが受けられる

JACリクルートメントには、「医療業界出身の医薬バイオ専門コンサルタント」「金融業界20年以上のシニアコンサルタント」など、業界・職種に特化した約1,200名のコンサルタントが在籍しています。

コンサルタントによるサポート内容は以下の通りです。

【サポート内容】

  • 求人の紹介
  • キャリアプランの提案
  • 職場情報の提供
  • 応募書類の作成
  • 面接対策

JACリクルートメントの求人紹介は、単に仕事を提案するだけではありません。

コンサルタントは企業の採用ニーズの動向を視野に入れ、求職者の中長期的なキャリア形成を考慮して求人を厳選します。求人紹介の際には、求職者ひとりひとりに合ったキャリアプランも提案してもらえるので、将来性のある転職が実現するでしょう。

また、JACリクルートメントでは、求職者と企業の双方を同じコンサルタントが担当します。

加えて、コンサルタントは企業を直接訪問し常に最新の職場情報を入手するよう努めています。文化や風土、事業戦略など、企業のリアルな情報を提供してもらえれば、自分に合った会社かどうかの判断もしやすくなるはずです。

こうした良質なサポートによってJACリクルートメントは、5年連続で「オリコン顧客満足度ハイクラス・ミドルクラス転職第1位」を獲得しています。

国内に12の拠点がある

国内に12の拠点を展開しているので、地元へのUターン転職や引っ越し先での転職にもおすすめです。

【拠点一覧】

  • 東京本社
  • 東北支店
  • 北関東支店
  • 横浜支店
  • 静岡支店
  • 浜松支店
  • 名古屋支店
  • 京都支店
  • 大阪支店
  • 神戸支店
  • 中国支店
  • 福岡支店

【ビズリーチ】も30代でハイクラス転職をしたい人におすすめの転職サイト

ビズリーチは「株式会社ビズリーチ」が運営する、ハイクラス向けの転職サイトです。

保有求人の3分の1以上が年収1,000万円以上の高年収求人となっていて、経営幹部や管理職などのプロフェッショナル人材におすすめの求人を多数取り扱っています。

特徴 ・年収1,000万円以上の高年収求人を多数取り扱っている
・厳正な審査を通過した優良企業やヘッドハンターのスカウトが受けられる

30代転職でビズリーチを使った転職活動方法

ビズリーチを利用した転職活動の方法としては、以下の2通りがあります。

【ビズリーチでの転職活動】

  • スカウトを受けて転職活動をする
  • ヘッドハンターのサポートを受けて転職活動をする

1つは企業からのスカウトを受ける形で進める転職活動です。

無料会員へサイト登録した際に「職務経歴書」を入力しておくと、その内容に興味を持った企業から登録者に対して直接スカウトメールが届きます。気になる企業のスカウトに対して返信を行うことで転職活動が開始するという仕組みです。

メリットは、外資・日系大手などの優良企業約23,500社と直接コンタクトが取れることです。

キャリアアドバイザーのような仲介役がいない分、企業側とスピーディーに連絡が取れます。

また、どんな企業からスカウトが届くかによって、自分自身の市場価値を把握することもできるでしょう。スカウトを受けることでこれまでは考えてもみなかった意外な企業と出会えるかもしれません。

こうしたことからスカウト形式での転職活動は、主体的な転職活動がしたい方や転職先の可能性を増やしたい方におすすめです。

もう1つは、ビズリーチに所属するヘッドハンターのスカウト・サポートを受けて転職活動を進める方法です。

ビズリーチには、ビズリーチ独自の厳正な審査を通過した6,100名の優秀なヘッドハンターがいます。

希望条件を伝えることでよりマッチした求人を提案してもらえる場合、職務経歴書の書き方や面接対策などのサポートを受けられる場合があるので、ヘッドハンターからスカウトを受け取った場合は、ぜひ積極的にコンタクトを取ってみましょう。

スカウトを受け取った際に、「ヘッドハンタースコア」でヘッドハンターの評価を確認したりプロフィールで得意とする職種や保有求人を確認したりすれば、より優秀なヘッドハンターに出会える可能性も高くなります。

ビズリーチには無料と有料のプランがある

ビズリーチには無料の「スタンダードステージ」と有料の「プレミアムステージ」の2つのプランがあります。

プラン 利用可能な機能
無料プラン「スタンダードステージ」 ・求人の検索や求人内容の閲覧(企業名を除く)
・一部の求人への応募
・プラチナスカウトの閲覧や返信
有料プラン「プレミアムステージ」 ・すべての求人の検索・閲覧・応募
・すべてのスカウトの閲覧・返信
・各種コンテンツの利用

上記からも分かるように、無料プランでも利用はできますが、有料プランにアップグレードすることで利用可能な機能が広がります。

そのため、ビズリーチをメインサービスとして利用したい方には、有料プランへの登録がおすすめです。

【リクルートダイレクトスカウト】でも30代ハイクラス転職が可能

リクルートダイレクトスカウトは「株式会社リクルート」が運営する転職サービスです。

大手リクルートによるハイクラスに特化したサービスで、年収800万円~2,000万円の高年収求人を多数取り扱っています。

特徴 ・ハイクラス向けのスカウト型転職サービス
・サイト登録後はヘッドハンターや企業からのスカウトを待つだけでOK

サイト登録後はスカウトを待つだけでOK

リクルートダイレクトスカウトはその名の通り、「スカウト型」の転職サービスです。

公式サイトから会員登録をしたら「匿名レジュメ」と呼ばれるプロフィールを作成します

。匿名レジュメの情報はリクルートダイレクトスカウトが提携するヘッドハンターや企業に公開され、そのなかでレジュメ情報に興味を持ったヘッドハンター・企業があればスカウトという形でメッセージが届くという仕組みです。

一般的な転職サイトを利用した転職活動の場合、膨大な求人情報のなかから自ら希望に合う求人を探し出さなくてはなりません。

その点、リクルートダイレクトスカウトなら会員登録後はスカウトを待つだけでOKです。

「今の仕事が忙しく転職先を探す時間がない」という方でも効率良く転職活動ができるでしょう。

非公開の好条件求人に出会える可能性がある

リクルートダイレクトスカウトに登録すると、一般には公開していない「非公開求人」など会員限定求人の紹介を受けることが可能になります。

非公開求人には、公開してしまうと応募が殺到するような好条件の求人も多いので、より魅力的な案件に出会いたい場合はぜひ会員登録をしましょう。

リクルートダイレクトスカウトの提携企業数は約600社、提携するヘッドハンター数は4,300名にも上ります。(2022年5月時点)

経験豊富なヘッドハンターがスカウトという形で仕事を紹介することで、求職者にとっての転職先の選択肢がぐっと広がります。これまでは考えてもみなかった業界や職種が転職先の有力な候補となるかもしれません。

30代前半・後半におすすめの転職サイト・エージェント

ここからは、30代前半と30代後半におすすめの転職サイト・エージェントを紹介していきます。

30代前半におすすめの転職サイト・エージェント

30代前半の方におすすめの転職サイト・エージェントは以下の通りです。

  • リクルートエージェント
  • JAIC(ジェイック)就職カレッジ

30代前半で転職するなら【リクルートエージェント】がおすすめ

リクルートエージェントは「株式会社リクルート」が運営する転職エージェントです。

業界最多級の求人情報の取り扱いがあり、その数は他社と比較しても圧倒的な数となっています。

【求人数】

  • 公開求人数…約450,000件
  • 非公開求人数…約320,000件

(2023年9月時点)

営業職、事務職、エンジニア職、IT・WEB系、商社、人材業界、医療業界と、求人内容はさまざま。公式サイトには掲載していない非公開求人も多数取り扱っているので、サイトから登録すれば、他社では見つけられない求人情報にも出会えるでしょう。

各業界に精通したキャリアアアドバイザーによるサポートが受けられることも、リクルートエージェントの強みです。

具体的なサポート内容は求人紹介、書類の添削や面接対策などで、応募先企業との面接日程の調整や入社条件の交渉も代行します。

「自分のアピールポイントが分からない」という場合には、適性に合ったキャリアプランを提案してくれるので転職の方向性に悩んでいる方も安心して相談してみましょう。

大手リクルートによる転職支援サービスのだけあって、拠点は全国各地に設置されています。

【拠点一覧】東京本社/北海道支社/東北支社/宇都宮支社/さいたま支社/千葉支社/西東京支社/横浜支社/静岡支社/名古屋支社/京都支社/大阪支社/神戸支社/中四国支社岡山オフィス/中四国支社広島オフィス/福岡支社

求人数が豊富で拠点数も多いリクルートエージェントは、どんな方でも利用しやすいサービスと言えるでしょう。

特徴 ・公開求人・非公開求人数ともに業界最多級を誇る
・各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍している

30代前半なら未経験に強い【JAIC(ジェイック)就職カレッジ】も利用できる

JAIC(ジェイック)は「株式会社ジェイック」が運営する就職・転職支援サービスです。

ジェイックが提供するサービスのひとつに、フリーターや中退者の方の就職支援を18年以上行ってきている「就職カレッジ」というコースがあります。

「就職カレッジ」は18~25歳の方を対象としたサービスで、以下のような無料の就職講座を実施しています。

【「就職カレッジ」の講座内容】

  • ビジネスマナー・身だしなみ
  • 基本的な挨拶の仕方
  • 自己分析や企業研究のやり方
  • 求人票の見方
  • 履歴書作成サポートや面接対策

講座は、社会人の基本から就活の方法までを網羅しています。

社会人経験の少なさを補える内容で構成されているので、フリーター生活が長い方や正社員の経験がない方にもおすすめです。

「就職カレッジ」では最大20社の企業との合同面接会も実施。企業はすべてジェイックが選んだ優良企業で、書類選考なしで面接へと進むことができます。

面接前には専門スタッフによる面接対策も行われ万全の状態で面接に臨めるので、合格率も向上するはずです。

安心して長く働ける職場への就職を目指すジェイックの「就職カレッジ」なら、自分自身に合った職場への就職・転職が実現するでしょう。

特徴 ・18~35歳の方を対象とした「就職カレッジ」で就活の基本が学べる
・「就職カレッジ」参加者は20社の合同面接会に臨める

30代後半におすすめの転職サイト・エージェント

次に、30代後半におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。

  • doda(デューダ)
  • WORK PORT(ワークポート)

30代後半で転職するなら【doda】

doda(デューダ)は「パーソルキャリア株式会社」が運営する転職サイトです。

業界トップクラスの求人情報の取り扱いがあり、その数は公開求人数だけで約206,000件にも上ります。(2023年8月時点)

「新着求人」「求人特集」「詳細求人」などから、希望に合う求人情報を自ら検索することもできますが、dodaでは以下のようなサービスも提供しています。

サービス こんな人におすすめ
エージェントサービス ・自分ひとりでの転職活動に不安を感じている
・非公開求人の紹介を受けたい
・自分に合う仕事について悩んでいる
スカウトサービス ・今の仕事が忙しくて求人を探す時間がない
・自分の市場価値を知りたい
・書類選考なしで面接が受けられる「面接確約オファー」に興味がある
パートナーエージェントサービス ・さまざまなスカウトを受けてみたい
・業種や地域に強みを持つ専門のエージェントによるサポートを受けたい

サービスごとに特徴が異なるので、希望する転職活動のスタイルに合わせて選びましょう。

また、以下のようにお役立ちコンテンツが充実していることもdodaを利用するメリットです。

【dodaのお役立ちコンテンツ】

  • 3分で適正年収が分かる「年収査定」
  • 強み・弱み・能力・適した働き方が分かる「キャリアタイプ診断」
  • 転職できる可能性のある企業が分かる「人気企業300社の合格診断」
  • アピールポイントを見つける「『自己PR』発掘診断」
  • 職務経歴書を簡単に作成できる「レジュメビルダー」

なかでもおすすめなのが、「レジュメビルダー」です。

ガイドに沿って入力を勧めるだけで職務経歴書が作成できるので、応募書類の作成に自信がない方はぜひ利用してみてください。

特徴 ・転職サイトと転職エージェント、どちらの使い方もできる
・お役立ちコンテンツが充実している

30代後半におすすめの転職サイト【WORK PORT(ワークポート)】

WORK PORT(ワークポート)は「株式会社ワークポート」が運営する転職エージェントです。

月間3万人以上の方が登録する人気の転職支援サービスで、20代・30代の方が多く利用しています。

IT系・Web系・ゲーム業界・エンジニア職などの就職・転職支援に強みを持っていて、「IT・エンジニア系」「クリエイティブ系」からの転職に利用する方が多いようです。

公式サイトに掲載されている公開求人数は約77,000件。(2023年8月時点)「職種」「勤務地」「業種」「年収」のほか、「年齢」からも応募可能な求人情報を探すことができます。

ワークポートを利用するメリットとしてあげられるのが、良質で満足度の高いサポートが受けられることです。

ワークポートではキャリアアドバイザーを「転職コンシェルジュ」と呼んでいます。

「転職コンシェルジュ」は業界・職種でチーム構成されていて、求職者ひとりひとりの転職活動を成功まで導きます。

以下のように、転職活動をフルサポートしてもらえるので、転職成功率もぐっと向上するでしょう。

【サポート内容】

  • 非公開求人を含む求人の紹介
  • 独自に収集した職場情報の提供
  • 応募書類の添削
  • 面接のアドバイス
  • 過去の面接の質問事例や面接官の人柄などの情報提供
  • 面接後の企業へのフォロー
  • 面接内容のフィードバック
  • 入社条件の交渉
  • 円満退職のためのアドバイス
  • 入社後のフォロー

また、豊富な拠点数もワークポートの強みです。

国内拠点数は33拠点で、以下のように全国各地に設置されています。

【拠点一覧】本社オフィス(東京)/札幌オフィス/仙台オフィス/郡山オフィス/宇都宮オフィス/高崎オフィス/茨城オフィス/埼玉オフィス/横浜オフィス/千葉オフィス/新潟オフィス/長野オフィス/静岡オフィス/名古屋オフィス/金沢オフィス/岐阜オフィス/滋賀オフィス/大阪オフィス/京都オフィス/神戸オフィス/姫路オフィス/岡山オフィス/広島オフィス/高山オフィス/松山オフィス/高知オフィス/小倉オフィス/福岡オフィス/長崎オフィス/大分オフィス/熊本オフィス/鹿児島オフィス/沖縄オフィス

各エリアに営業担当やキャリアコンサルタントが在籍しているので、地方に住んでいる方はもちろん、Uターン・Iターン転職を希望している方にとっても利用しやすいでしょう。

特徴 ・IT系・Web系・ゲーム業界・エンジニア職の転職に強い
・全国に33の拠点がある

30代フリーターにおすすめしたい転職サイト3選

ここでは、30代フリーターにおすすめしたい転職サイト3社を厳選してご紹介します。

  • 就職カレッジ®
  • キャリアスタート
  • リクルートエージェント

30代フリーター向けの転職サイトばかりです。使って損はありませんので、利用が向いているひとの項目も照らし合わせながら、ぜひ利用の参考にしてみてくださいね。

30代で就活がわからない方向け!就職支援サービス「就職カレッジ®」

30代フリーター向けのおすすめ転職サイト1社目としてご紹介するのは、株式会社ジェイックが運営する「就職カレッジ®」です。

フリーターや社会人経験の浅い方をサポートする就職支援サービス「就職カレッジ®」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社ジェイック
求人数 公開求人数・非公開求人数ともに不明(公式サイトに記載なし)
対応エリア 全国
対応業種 公式サイトに記載なし
対応雇用形態 主に正社員
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-010450
特徴 93.5%の就職希望者が相談してよかったと回答する転職支援サービス(※1)
・就職支援歴18年!一般的なフリータ-・既卒の就職成功率は約34.4%(※2)ですが、大人気の無料就職講座を受けて就活の準備を行えば内定が取れる!
・未経験に特化した就職サポートは入社後も続く。だから入社後定着率92.2%以上(※3)
最短2週間で内定を取ることも可能
・専任のキャリアアドバイザーとともに向いている仕事を探す
利用に向いているひと ・転職したい30代フリーター
・転職のプロに転職活動をサポートしてもらいたいひと
・就職活動や転職活動の進め方がわからないひと
・応募書類の作成や面接の準備に自信がないひと
・フリーターのサポートに特化した転職サイトを利用したいひと
※1:2022/3/17-2023/4/20の就職カレッジ®就職相談参加者のうちアンケート回答者(1,974人)中、相談に満足している参加者の割合
※2:マイナビ既卒者の就職活動に関する調査より引用(2020年度時点)
※3:就職カレッジ®公式サイトより、2022/8/1~2023/1/31に入社した人材の3か月定着率

35歳までのフリーターにおすすめの「キャリアスタート」

30代フリーター向けのおすすめ転職サイト2社目としてご紹介するのは、キャリアスタート株式会社が運営する「キャリアスタート」です。

「すべての若者が輝く社会を作る。」が企業理念の「キャリアスタート」の概要は、以下の通りです。

運営会社 キャリアスタート株式会社
求人数 公開求人数、非公開求人ともに不明(公式サイトに記載なし)
対応エリア 全国
対応業種 公式サイトに記載なし
対応雇用形態 主に正社員
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-305582
特徴 マッチング分析が丁寧だから、入社後の定着率92%!(※1)
・利用者に合わせた面接トレーニングを実施することで内定率86%を記録(※1)
Zoomや電話を利用して、自宅に居ながら全国どこでも相談可能
・平均1ヶ月での内定実績もあり(最短内定は1週間)
・転職のプロが内定までマンツーマンで徹底サポート
利用に向いているひと ・転職したい30代フリーター
・転職のプロに転職活動をサポートしてもらいたいひと
・フリーターから正社員を目指すひと
・応募書類の作成や面接の準備に自信がないひと
・フリーターのサポートに特化した転職サイトを利用したいひと
※1:キャリアスタート公式サイトより(2023年8月時点)

業界最大級の求人数だから30代でも転職しやすい「リクルートエージェント」

30代フリーター向けのおすすめ転職サイト3社目としてご紹介するのは、株式会社リクルートが運営する「リクルートエージェント」です。

業界最大級の公開求人数・非公開求人を誇る「リクルートエージェント」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社リクルート
求人数 公開求人数約432,200件+非公開求人約321,200件(※1)
対応エリア 全国、海外
対応業種 営業・販売、経営・企画・マーケティング、事務系(経理・総務・人事)、IT・エンジニア、電気・機械・科学エンジニア、医療・医薬品・化粧品、コンサルタント、建築・土木技術、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、その他
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-313011
特徴 業界最大級の求人数・非公開求人だから、希望条件を満たす求人に出会いやすい
・実績豊富なキャリアアドバイザ-や充実した転職サポートで、転職支援実績No.1!(※2)
・「転職成功ガイド」や「おさえておきたい転職のポイント」など、公式サイトで気軽に転職に関する情報収集ができる
・利用者のスキルや経験を転職のプロが客観的に分析し、転職をサポートしてくれる
フリーターや第二新卒歓迎の求人も多数掲載
・エージェントサービスの利用可能期間は約3ヶ月
利用に向いているひと ・転職したい30代フリーター
・転職のプロに転職活動をサポートしてもらいたいひと
・転職したい時期がすでに決まっているひと
・正社員や契約社員として働きたい気持ちが強いひと
・求人の希望条件にこだわりがあるひと
※1:リクルートエージェント公式サイトより(2023年8月時点)
※2:厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績をリクルートエージェントが集計)(2022年6月時点)

エンジニア・IT業界向けの30代におすすめしたい転職サイト3選

ここでは、エンジニアやIT業界で働く(働きたい)30代におすすめしたい転職サイト3社を厳選してご紹介します。

  • Direct type
  • Geekly
  • レバテックキャリア

エンジニアやIT業界で働く(働きたい)30代の転職サイトばかりです。利用に向いているひとについての記載もありますので、ぜひ参考にしつつ利用を検討してみてくださいね。

ITエンジニア向けスカウト転職サービス「Direct type」

エンジニアやIT業界で働く(働きたい)30代向けのおすすめ転職サイト1社目としてご紹介するのは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する「Direct type」です。

サイトに登録して待つだけの楽々転職サービス「Direct type」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
求人数 公開求人数約1,600件+非公開求人(※1)
対応エリア 全国
対応業種 公式サイトに記載なし(ITエンジニア向け求人多数)
対応雇用形態 公式サイトに記載なし
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-040429
特徴 有名企業からスタートアップまで、さまざまなITエンジニア向け求人が揃っている(※1)
・登録して待つだけのスカウト型転職サイトだから、隙間時間を活用して転職活動が可能
利用無料のiOSアプリで職務経歴書もサクサク完成
・アプリ版では、自身のビジネスアビリティやタイプが診断できる「相性診断」機能も搭載
・求人応募前のスカウト側から見られるのは、名前・現住所の詳細(市区町村以下)・電話番号・メールアドレス以外の情報のみ
利用に向いているひと ・転職したい30代ITエンジニア
・スキルや実績に自信があるひと
・効率的・主体的に転職活動したいひと
・スカウト型転職サイトを利用したいひと
・忙しい日々の中でも転職活動がしたいひと
※1:Direct type公式サイトより(2023年8月時点)

IT・WEB・ゲーム業界に転職したいなら「Geekly」

エンジニアやIT業界で働く(働きたい)30代向けのおすすめ転職サイト2社目としてご紹介するのは、株式会社Geeklyが運営する「Geekly」です。

IT・WEB・ゲーム業界の転職サポートに特化した「Geekly」の概要は、以下の通りです。

運営会社 株式会社Geekly
求人数 公開求人数約20,900件+非公開求人(※1)
対応エリア 全国、海外
対応業種 システムエンジニア、プロジェクトマネージャー・システムコンサルタント、ネットワーク・サーバー、社内SE・テクニカルサポート・その他、プロダクトマネージャー・webディレクター・webデザイナー・webマスター、ゲーム、営業関連、ネットマーケティング、管理・経営企画・新規事業、制御系・組込み・通信系
対応雇用形態 主に正社員
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 13-ユ-305272
特徴 IT・WEB・ゲーム業界に専門特化したエージェント型転職サイト
・転職成功者のうち88%の利用者が働きながら転職に成功している(※1)
・IT転職の支援実績10,000件以上、平均年収アップ率81%!だからユーザー満足度81%を獲得(※1)
サイト登録から内定獲得までの平均日数は約30日
・公式サイトの転職お役立ち情報が充実しており、情報収集が簡単に行える
・応募書類の添削サービスや応募のスケジュール管理サポートが充実している
・転職するかどうか悩んでいる方、転職時期が決まっていない方も相談して大丈夫
利用に向いているひと ・転職したい30代ITエンジニア
・スキルや実績に自信があるひと
・転職するかどうか悩んでいるひと
・企業の特性に合わせて応募書類の添削をしてほしいひと
・働きながら転職活動がしたいひと
※1:Geekly公式サイトより(2023年8月時点)

希望企業への転職成功率96%!「レバテックキャリア」

エンジニアやIT業界で働く(働きたい)30代向けのおすすめ転職サイト3社目としてご紹介するのは、レバテック株式会社が運営する「レバテックキャリア」です。

ITエンジニア専門のエージェント型転職サイト「レバテックキャリア」の概要は、以下の通りです。

運営会社 レバテック株式会社
求人数 公開求人数約22,400件+非公開求人(※1)
対応エリア 全国
対応業種 IT・通信、金融、メーカー、物流・流通、メディア・エンターテイメント、不動産、サービス、官公庁
対応雇用形態 主に正社員
利用料金 無料
職業紹介事業許可番号 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308734、労働者派遣事業 派13-308125
特徴 15年以上エンジニア・クリエイターに関わる求人に専門特化してきたエージェント型転職サイト
・希望企業への転職成功率96%(※2)
・前職からの年収アップ率80%(※3)
求人検索のこだわり条件が多く、希望求人を探しやすい
・年間累計7,000回以上企業に足を運んで情報収集を行っているから、応募前・入社前に企業の内情がわかる
・年収交渉や入社日の調整もサポートしてくれるから安心
・渋谷、名古屋、大阪、福岡であれば直接面談が可能(自宅で電話・WEB面談を受けることも可能)
利用に向いているひと ・転職したい30代ITエンジニア
・スキルや実績に自信があるひと
・職場の雰囲気など企業の内情を前もって知りたいひと
・直接会ってキャリアカウンセリングを受けたいひと
・求人の希望条件にこだわりがあるひと
※1:レバテックキャリア公式公式サイトより(2023年8月時点)
※2:レバテックキャリア公式サイトより(2020年8月~2021年9月の実績)
※3:レバテックキャリア公式サイトより(2020年6月~2021年8月の実績)

30代の看護師におすすめの転職サイト・エージェント

ここでは、転職したい30代の看護師の方に向けて、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。

ナース人材バンク

ナースバンクは、看護学生・若手看護師向けのコミュニティサービス「ナース専科」の運営会社でもある「株式会社エス・エム・エス」による、看護師専門の転職支援サービスです。

2005年のサービス開始以降、多数の看護師転職を成功に導いてきており、現在では年間で10万人以上の利用者数を誇る人気のサービスとなっています。

特徴 ・業界最多級の求人数があり全国各地の看護師求人を取り揃えている
・エリアごとに担当のキャリアパートナーが在籍していて職場情報に詳しい

全国各地の看護師求人の取り扱いがある

ナース人材バンクの特徴としてあげられるのが、業界最多級の求人数です。

その数は公開求人数だけで70,000件を超えていて、北は北海道から南は沖縄や離島までと日本全国を網羅しています。(2023年8月時点)

以下のように、求人の施設形態も多岐に渡っています。

【施設形態】

  • 病院
  • クリニック
  • 訪問看護
  • 介護施設
  • 企業
  • 保育園
  • 幼稚園
  • 学校

「介護施設」については、公式サイトの検索画面からさらに細かく施設を指定して求人を探すことも可能です。

【介護施設】居宅介護支援事業所/有料老人ホーム/地域包括支援センター/デイサービス事業所/訪問介護事業所/グループホーム/介護老人保健施設/特別養護老人ホーム/軽費老人ホーム/サービス付き高齢者専用住宅/デイケア事業所/ショートステイ事業所/小規模多機能/訪問リハビリ事業所/訪問入浴事業所/介護医療院/看護小規模多機能居宅介護

これらのことからナース人材バンクは、病院やクリニックへの転職を希望する方はもちろん、介護分野への転職を視野に入れている方にもおすすめのサービスと言えるでしょう。

各都道府県に担当のキャリアパートナーが在籍

ナース人材バンクでは、キャリアパートナーを都道府県ごとに配置しています。

これによって地域に根ざした転職支援を実現!該当エリアの看護師転職事情や職場情報をより詳しく把握できるような体制が取られているので、求人紹介の際にはさまざまな職場情報を提供してもらえるでしょう。

また、ナース人材バンクが看護師専門の転職支援サービスのだけあって、キャリアパートナーは看護業界の転職事情を熟知していることはもちろん、基本的な医療介護の知識や労務知識を補うための研修を実施するなど専門知識も身に付けています。

キャリアの積み方やライフステージに合った働き方など、看護師ならではの悩みや不安があっても、専門性の高いキャリアパートナーのアドバイスがあれば、前向きに転職活動に臨めるでしょう。

マイナビ看護師

マイナビ看護師は「株式会社マイナビ」が運営する、看護師のための求人・転職サイトです。

大手マイナビによるサービスのだけあって取り扱い求人数は豊富!その数は公開求人数だけで約55,000件を超えています。(2023年8月時点)

特徴 ・看護業界に精通した専属アドバイザーから幅広いサポートが受けられる
・全国各地に相談会場が設置されていて地方在住者も利用しやすい

専属アドバイザーから幅広いサポートが受けられる

マイナビ看護師の無料転職サポートに申し込むと、非公開求人や独占求人を含む80,000件以上の看護師求人のなかから、求職者ひとりひとりに合った求人を紹介してくれます。

マイナビ看護師のキャリアアドバイザーは、看護師業界に精通した求職者専属のアドバイザーです。

看護師転職のプロから仕事の提案を含めた幅広いサポートが受けられるので、満足のいく転職活動が実現するでしょう。

以下は、マイナビ看護師が提供する転職サポートの内容です。

【サポート内容】

  • 求人紹介
  • キャリア面談
  • 応募書類の作成に関するアドバイス
  • 面接の日程調整
  • 応募先に合わせた面接対策(マナーや面接練習など)
  • 面接後の応募先へのフォロー
  • 入職条件の確認
  • 内定辞退の連絡の代行
  • 退職に関するアドバイス
  • アフターフォロー

マイナビ看護師が特に重視しているのが、対面式で行うサイト登録後の面談です。

キャリアアドバイザーとマンツーマンで話すことで、自分自身の仕事観や希望の働き方が明確になります。転職やキャリアについての悩みや不安も解消しやすくなるでしょう。

全国17拠点の展開がある

マイナビ看護師のオフィスは全国17拠点の展開があります。

以下のように、専属アドバイザーに直接会える「相談会場」は各地に設置されているので、住んでいるエリアや転職希望地を限定することなく、どなたでも利用しやすいでしょう。

【相談会場一覧】銀座会場/新宿会場/大阪会場/札幌会場/名古屋会場/仙台会場/横浜会場/さいたま会場/群馬会場/静岡会場/新潟会場/京都会場/神戸会場/岡山会場/広島会場/福岡会場/鹿児島会場

予約制のため、事前に無料転職サポートへの申し込みや予約が必要ですが、無料で転職やキャリアに関する相談ができます。

「今後も看護師として働いていくか迷っている」「今の病院を辞めたいが転職できる自信がない」など、悩みや不安を抱えている方はぜひ利用してみましょう。

30代の薬剤師におすすめの転職サイト・エージェント

ここでは、転職したい30代の薬剤師の方に向けて、おすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは「株式会社メディカルリソース」が運営する、薬剤師向けの転職支援サービスです。

薬剤師の転職支援を23年間行ってきた実績があり、転職相談満足度は96.7%にも上ります。

正社員はもちろん、パート・アルバイトや派遣などの雇用形態に対応しています。

特徴 ・業界最多級の薬剤師求人の取り扱いがあり特に「調剤薬局」の求人が多い
・個別面談から入社後の相談まで、幅広いサポートが受けられる

「調剤薬局」の求人を豊富に取り扱っている

ファルマスタッフは業界最多級の薬剤師求人を取り扱っていて、その数は公式サイトに掲載されている公開求人数だけで約47,000件を超えています。(2023年8月時点)

業種は「調剤薬局」「病院・クリニック」「企業」「ドラッグストア」などがありますが、特に豊富なのが「調剤薬局」の求人です。

公開求人数約47,000件に対して、「調剤薬局」の求人数は約39,000件と、実に公開求人の8割以上を薬局求人が占めています。(2023年8月時点)

調剤薬局求人がこれだけ豊富なのは、ファルマスタッフのグループ企業に大手保険調剤薬局チェーンの経営を行う「日本調剤株式会社」があるからです。

これによって、他社と比較しても圧倒的に豊富な調剤薬局求人の取り扱いが可能となっています。

調剤薬局への転職を希望するなら、ファルマスタッフはぜひ登録しておくべき転職支援サービスと言えるでしょう。

求職者ひとりひとりに寄り添った丁寧なサポートが受けられる

ファルマスタッフが大切にしているのは、求職者ひとりひとりとじっくり向き合って行う個別面談です。

転職への考え方や希望の働き方を丁寧にヒアリングすることで、満足度の高い転職が実現すると考えています。

個別面談の時間は60~90分。キャリアに関する相談、今の仕事や職場での悩み相談も受け付けています。

そのほか、具体的なサポート内容は以下の通りです。

【サポート内容】

  • 個別面談(所要時間:60~90分)
  • 自己分析のサポート
  • 仕事の紹介
  • 職場情報の提供
  • 応募書類の添削
  • 面接日のスケジュール調整
  • 面接対策(面接内容や選考の傾向の確認や共有)
  • 給与面や待遇面などの条件交渉
  • 退職フォロー
  • 転職後の相談
実際に、2021年11月のブランドイメージ調査では、「はじめての転職で使いたい薬剤師転職サイト№1」「20代30代に強い薬剤師転職サイト№1」「薬剤師のハイクラス転職に強いサイト№1」と3冠を獲得するなど、利用者評価も非常に高い転職支援サービスとなっています。

ファーマキャリア

ファーマキャリアは「エニーキャリア株式会社」が運営する、薬剤師専門の転職支援サービスです。

公開求人数は約31,000件です。「正社員」の求人のほか、「パート・アルバイト」の薬剤師求人もあります。(2023年8月時点)

特徴 ・「オーダーメイド求人」で希望に近い転職が実現しやすい
・コンサルタントが担当する求職者の人数を限定している

紹介するのは求職者に合った「オーダーメイド求人」

一般的な転職エージェントではすでにある求人のなかから紹介を受けますが、ファーマキャリアは違います。

ファーマキャリアの場合、求職者にとってもっとも希望に近い求人を通勤圏内から探し出し、より希望条件にマッチするようさらに交渉を重ねます。

コンサルタントから仕事の提案を受ける段階で、求人は限りなく希望に近い内容にカスタマイズされているので、求職者にとって理想的な転職が実現する可能性が高いでしょう。

「オーダーメイド求人」を可能にしているのは、ファーマキャリアに在籍するスキルの高いコンサルタントです。

ファーマキャリアのコンサルタントの多くは、大手人材紹介会社でトップの売り上げを誇っていた優秀な人材。加えて、薬剤師転職を成功に導くノウハウを有していて交渉スキルにも長けています。

このように、スキルの高いコンサルタントが多数在籍しているファーマキャリアなら、希望の転職も実現しやすいでしょう。

コンサルタントが担当する求職者数を限定している

ファーマキャリアでは、ひとりのコンサルタントが担当する求職者数を限定しています。

ひとりのアドバイザーが複数名の求職者を担当することはよくある話ですが、求職者数が多くなりすぎると、サポートに偏りが生まれやすくなります。

採用になりやすい案件ばかり進めて他はないがしろ…なんて自分の都合を優先するようなアドバイザーにあたってしまっては求職者にとってのベストな転職は実現できません。

また、転職エージェントのなかには自身の売り上げのために求職者に優先度をつけて対応するアドバイザーも残念ながらいるようです。その場合、優先されない求職者は期待したようなサポートは受けられず、無駄な時間を過ごしてしまうことにもなりかねません。

その点、コンサルタントが担当する求職者数に上限を設けているファーマキャリアなら、どの求職者もまんべんなく丁寧なサポートが受けられるでしょう。

また、個人の売り上げを重視するといったこともファーマキャリアにはないので、求職者に寄り添ったサポートが期待できます。

こうしたことからファーマキャリアなら、サービスやコンサルタントの都合に振り回されることなく、納得感のある転職活動ができると言えるでしょう。

30代の転職活動で転職エージェントを利用するメリット

30代は社会人としての経験も豊富で、企業としても「即戦力になる」と判断される場合が多い年代です。そのため多くの企業では、30代前半後半にかかわらず採用に積極的であることが多いと言えます。

男性でも女性でも転職に厳しい年代と思う必要はありませんが、より効率的に転職先を見つけるためには、いくつかの転職エージェントを活用することが効果的と言えます。

転職エージェントとは人材紹介会社のことであり、求職者と企業を希望する条件でマッチングさせる役割を担っています。サイトから登録すると担当のキャリアアドバイザーがつき、さまざまな転職支援サービスを行ってくれます。
 
転職サイトとは、求人広告を掲載しているサイトのことで、基本的には自分で探して求人応募する必要があります。

ここでは転職を考えている30代が、転職エージェントを利用するメリットを見ていきましょう。

転職エージェントでは自分の希望条件以上の求人提案がある

転職エージェント利用の最も大きなメリットは、担当のキャリアアドバイザーから希望条件に沿った転職先を提案してもらえることです。

また自分では調べられない業界の情報を知ることができたり、一般公開されていない非公開求人を紹介してくれることも。転職エージェントでは、転職サイトに登録しただけでは受けられないサービスが受けられます。

転職エージェントは企業からも適正な人材を求められていることもあり、キャリアアドバイザーが積極的な転職支援を行ってくれるのですね。

一人で転職活動をするのは孤独な戦いになりがちですが、身近に転職活動について相談できる人がいるだけで前向きに行動できるはずです。

自分ひとりでは収集しきれない企業の内部情報がわかる

転職エージェントが把握している企業情報を提供してもらえることも、転職エージェントを利用する大きなメリットです。

転職活動では徹底的な情報収集が欠かせません。

できるだけ多くの企業情報を収集することで、本当に自分に合う職場かどうかを確認できるので、いかに有益な情報を入手できるかは転職成功に大きく関わってくるのです。

そうは言っても、自分ひとりで収集できる企業情報にはどうしても限りがあります。

その点、転職エージェントでは、登録企業の最新の採用情報や詳細な職場情報を独自に入手しています。

転職エージェントのなかには、キャリアアドバイザーが年間を通して何度も企業へと足を運び、実際に見たり聞いたりして丁寧に職場情報を収集しているところも少なくありません。

企業の人事担当者、場合によってはトップとも長きに渡って信頼関係を構築してきているサービスを利用すれば、求人票には掲載されないような職場情報も確認できるでしょう。

  • 採用活動の背景
  • 社内の雰囲気
  • 社員の年齢層や男女比率
  • 上司の人柄
  • 休みの取りやすさ
  • 退職者の退職理由
実際に働いてみるまでわからないようなことまで事前に知ることができれば、ミスマッチのない転職が実現します。

30代の転職活動において自分の価値を客観的に判断できる

仕事における価値観や経験、スキルなどの自己分析ができていない場合、転職活動がスムーズに運びません。転職を成功させるには、まずは自分と向き合い自己分析をすることが大切です。

転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーの専門的なカウンセリングにより自分の強みや企業における価値を客観視することができます。自己分析により自分が気付いていない特性を発見することができるのです。

転職サイトで自分が検索するような求人ではなく、思いもよらない角度から切り込んだ求人を提示してくれる可能性が高くなります。

転職エージェントでは書類の書き方指導や添削をしてくれる

職務経歴書や履歴書など、企業への提出書類の書き方指導や添削をしてもらえる点も、転職エージェント利用の大きなメリットです。第一関門である書類選考は、職務経歴書と履歴書の書き方によって通過率は大きく異なります。

転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーから企業ごとの特性を考慮した書類の書き方の指導を受けることができます。好印象の文言の提案やマイナス印象の文言の転換アドバイスなど、選考に通過しやすい書類を一緒に作ることができるのです。

さらに応募書類では知り得ない求職者の魅力や、人柄などが書かれた推薦状を企業へ提出してくれるので、書類選考が通過しやすくなるはずです。

30代で転職するにあたり細やかな面接対策をしてくれる

書類選考が通過したら、企業に合わせた面接対策もしてくれます。過去の面接事例があるため面接でどんな質問をされるのか、退職理由や志望動機の回答アドバイスなど、企業と連携が取れているからこそできるサポートが受けられるのです。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業ごとの採用要件を人事担当者にヒアリングしています。そのため、転職希望者に具体的なポイントを熟知したアドバイスができるのです。また本番さながらの模擬面接をしてくれる転職エージェントもあるため、万全な面接対策を行えます。

転職エージェントを利用すればすべての交渉を代行してくれる

求人への応募や面接日程の調整、給料などの条件交渉、入社日の調整などすべて担当のキャリアアドバイザーが代行してくれます。仕事をしながら転職活動をする場合、複数の企業への応募や面接日程の調整など煩雑になりやすいスケジュールを管理してくれるのはありがたいですよね。

また、待遇面や給料、配属先などの条件についての交渉もキャリアアドバイザーが行ってくれます。個人では言いにくいようなこともキャリアアドバイザーが交渉してくれるので、入社前に気になることを解決することができますね。

30代転職成功のカギとなる転職エージェントを選ぶ4つのポイント

30代の転職を成功させるためには転職エージェントの利用が必要不可欠ですが、自分に合った転職エージェントを探すには、どのような点を重視すればよいのでしょうか。

ここでは、転職エージェントに登録する際に必ず押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

30代で転職エージェントを利用するなら自分に合うキャリアアドバイザーを見つける

転職エージェント選びで最も重要と言えるのが、自分と相性のよいキャリアアドバイザーと出会うことです。

評判が良いと言われる転職エージェントでも、担当のキャリアアドバイザーとの相性が悪かったら転職活動でストレスを感じてしまいますよね。

特に30代での転職は、結婚や出産など生活環境の変化により転職を考える人も多い傾向にあります。男性でも女性でもワークバランスが大切な時期です。
 
転職後の生活がどう変わるのか、仕事だけでなく生活面の配慮もしてくれるキャリアアドバイザーに出会えるとベストです。

また未経験職への転職を希望している場合は、自分がその職業への転職が可能なのか、その他にキャリアチェンジできる職種はあるのか、など考えるべき点はたくさんあります。これまでの経歴や実績を踏まえて、丁寧にアドバイスしてくれるキャリアアドバイザーの存在は必要不可欠でしょう。

自分に合うか合わないかは、キャリアアドバイザーに直接会ってカウンセリングを受けなければ判断できません。比較選別するためにも、転職エージェントに複数登録して相性のよいキャリアアドバイザーを見つけましょう。

カウンセリングの際は、下記のポイントを参考に判断してみてくださいね。

  • 急かさずに親身に相談に乗ってくれるか
  • 希望条件に沿った求人を提案してくれるか
  • レスポンスが早くスムーズにやり取りができるか
  • 業界や企業について詳しい情報を持っているか
  • 転職後のイメージを描いてくれるか

参考:転職エージェントと「相性が合わない」…担当変更やケース別対処法を紹介 | リクルートエージェント

30代で転職する際は複数の転職エージェントに登録する

先述した通り、自分と相性のよいキャリアアドバイザーを見つけるためにも複数の転職エージェントに登録しましょう。

ほとんどの転職エージェントは登録無料です。数多くある転職エージェントはそれぞれ得意分野が異なりますから、自分の状況や転職した業界などによって1~3社ほど登録するのをすすめします。

転職エージェントは大きくわけて、次の3つのいずれかに該当します。

総合型転職エージェント ・幅広い業種や業界に対応
【例】業界最大級の求人数を保有する「リクルートエージェント」
職種・業界特化型転職エージェント ・特定の職種や業界に特化
【例】IT業界への転職に強い「マイナビIT AGENT」
年代・属性特化型転職エージェント ・年齢や属性に特化
【例】高年収、ハイクラス転職なら「JACリクルートメント」

転職エージェントはそれぞれ独自に非公開求人を保有しているため、サイト登録する数だけ希望求人に出会える可能性が高くなります。

また複数の転職エージェントに登録することによって、相性のよいキャリアアドバイザーに出会える確率は確実に上がるはずです。

転職エージェントに複数登録すると管理が大変だと思うかもしれませんが、担当者と合わない、紹介数が少ない、希望求人を紹介してくれないなど少しでも違和感を覚えたら退会することも可能です。

転職活動をしながら、サービスや求人の質、相性の比較をしていけば、自分に合ったナンバーワンの転職エージェントが見つかるはずですよ。

30代の転職活動で希望する求人に転職エージェントで対応しているか

登録しようとしている転職エージェントが、自分の希望する職種や勤務地に対応しているか、十分な求人数を扱っているかを確かめる必要があります。また、実際の転職支援実績を調べることも参考になるでしょう。

自分の得意分野が明確な場合は専門職に特化した転職エージェント、キャリアがない30代の場合は30代未経験でも転職できる求人を扱っている転職エージェントというように、分野や属性に特化した転職エージェントを選ぶことが重要です。

転職エージェントで30代向けの非公開求人を多く扱っているか

転職サイトには公開求人が掲載されていますが、各転職エージェントは登録者にしか紹介しない独自の非公開求人を保有しています。非公開求人は応募が殺到してしまうような魅力的な求人であることが多く、厳選された求職者のみが紹介してもらえるシステムになっています。

また急な欠員補充など求人を公開している時間がない募集などは、企業に合う人材が豊富である転職エージェントに非公開求人で依頼するため、採用率が高くなることも。

30代の転職で人気のあるホワイト企業の求人など一般公開されていない分求められる人材は限定的ですが、自分の経験やスキルに合致する求人があるかもしれません。

転職サイトだけじゃない!30代向け公的就職支援サービス3選

転職支援サービスを受けられるのは、なにも転職サイトだけではありません。

ここでは、30代向けの公的就職支援サービスを3つご紹介します。

  • わかものハローワーク
  • サポステ(地域若者サポートステーション)
  • ジョブカフェ(若年者のためのワンストップサービスセンター)

なかには年齢制限のあるサービスもありますが、対象年齢に当てはまっているならぜひ利用を検討してみてくださいね。

おおむね35歳未満対象の全国21ヶ所にある「わかものハローワーク」

厚生労働省では若者の就職支援の窓口のひとつとして、「わかものハローワーク」を設置しています。

「わかものハローワーク」は正社員就職を目指すおおむね35歳未満の方を対象とし、就職支援ナビゲーターがマンツーマンで就職活動をサポートする支援機関です。

「わかものハローワーク」には3種類あり、

  • 「わかものハローワーク」(全国21ヶ所)
  • 「わかもの支援コーナー」(全国200ヶ所)
  • 「わかもの支援窓口」(全国200ヶ所)

「わかもの支援コーナー」及び「わかもの支援窓口」は、ハローワーク内に設置されている相談窓口です。

「わかものハローワーク」で受けられる就職活動の主なサポート内容は、以下の通りです。

  • 職業相談・職業支援
  • 応募書類の書き方の相談、添削
  • 面接指導の実施
  • 就職に関する各種セミナーへの参加
  • 職業訓練の紹介
  • 就職後のフォロー(職場定着支援)

早期就職を実現するため、専門の職員である就職ナビゲーターが就職についてのサポートを行います。

エージェント型転職サイトのような強引さはありませんので、能動的・主体的に動くことができる方にはおすすめです。

もちろんすべて無料で利用できますので、ぜひ最寄りのハローワークに足を運んでみてくださいね。

個別相談・セミナー・履歴書等の作成相談・面接指導等は、事前の予約が必要な場合があります。必ず事前に確認するようにしてくださいね。

30代の転職だけでなく働くことに悩む人々のサポートに特化した「サポステ」

「地域若者サポートステーション(愛称:サポステ)」も「わかものハローワーク」と同じく、厚生労働省が設置した若者の就職支援窓口のひとつです。

働くことに対して悩みを抱えた方向けの無料の就労支援機関で、厚生労働省の委託で民間団体などが運営しています。

全国177ヶ所に設置された「サポステ」の支援対象者について、厚生労働省の公式サイトでは以下のように記載されています。

「働きたいけど、どうしたらよいのかわからない・・・」、「働きたいけど、自信が持てず一歩を踏み出せない・・・」、「働きたいけど、コミュニケーションが苦手で・・・不安」、「働きたいけど、人間関係のつまずきで退職後、ブランクが長くなってしまった・・・」など、働くことに悩みを抱えている15歳~49歳までの方の就労を支援しています。
引用元:施策紹介「地域若者サポートステーション」サポステの支援対象者より

「働く」ことに一歩踏み出したい15歳~49歳までの、働いていない方たちとじっくり向き合い、「働き出す力」を引き出し、「職場定着するまで」を全面的にバックアップしてくれます。

「サポステ」で受けられる就労支援は、以下の通りです。

  • 職業相談
  • コミュニケーション講座
  • ジョブトレ(就業体験)
  • ビジネスマナー講座
  • 就活セミナー(履歴書や面接指導等)
  • 集中訓練プログラム
  • アウトリーチ支援
  • パソコン講座
  • WORK FIT
  • 就職後相談

現在働いていない方、働くことに悩みがある方は、一度「サポステ」を利用してみることをおすすめします。

都道府県が設置した若者のための就労支援施設「ジョブカフェ」

「ジョブカフェ」は都道府県が主体的に設置している若者就労支援施設で、都道府県と厚生労働省が連携しながら就職支援に取り組んでいます。

「ジョブカフェ」というのは通称で、正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」と言います。

若者の就労支援をワンストップで行う施設で、現在は46の都道府県に設置されています。(※1)

「ジョブカフェ」で受けられる就労支援は、主に以下の通りです。

  • 職業相談・職業紹介
  • カウンセリング
  • 就職セミナー
  • 職場体験
  • 保護者向け就活セミナー

「ジョブカフェ」では各地域の特色を活かしたサービスを行っています。そのため、受けられるサービスも各「ジョブカフェ」によってさまざまです。

無料で利用できますので、カフェに立ち寄るような気軽さで、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※1:厚生労働省公式サイトより(2023年8月時点)

知っておきたい30代の転職事情!30代に求められるのは即戦力

  • 「30代でも転職できる?」
  • 「30代で未経験分野に挑戦するのは遅い?」
  • 「30代の転職で年収アップは可能?」

30代での転職について、このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこでここでは30代の転職事情について解説していきます。

30代は即戦力としての採用が増える

「30代の転職は不利になる」「35歳限界説」といったことがしばしば言われますが、本当にそうでしょうか。

30代は社会人になって10年近くが経過し、社会人としても一定の経験を積んできています。

仕事の場においても経験やスキルを身に付けた方が多く、なかには、プロジェクトの中心となって成果を上げたり新人の教育や指導を任されたりする方もいるでしょう。

こうした20代にはない経験やスキルを身に付けた人材を求めて採用活動を行う企業は少なくありません。

30代の転職では、入社後すぐに会社に貢献できる「即戦力」としての採用が増えるので、強みとなる経験やスキルがあれば30代の転職は不利ではなく、むしろ有利に進めることも十分に可能でしょう。

30代の転職で収入アップを実現している人は多い

30代の転職希望者のなかには、「転職して収入を上げたい」と考えている方もいるでしょう。

では、実際に30代で転職して収入を上げている方はどのくらいいるのでしょうか。

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、30代前半・後半それぞれの転職による賃金の変動状況は以下の通りとなっています。

【30代における転職入職者の賃金変動状況】

30~34歳 35~39歳
増加した 38.4% 36.8%
変わらない 27.6% 33.0%
減少した 32.4% 29.2%

上記によると、30代前半・後半ともに転職によって収入アップを実現している方が多いことが分かります。

特に30代前半で収入をあげた方の割合が多く、4割近くの方が転職前よりも転職後のほうが収入増となっているようです。

30代の転職で収入アップを叶えている方に多いのが、「これまでの経験」を強みとして転職しているケースです。

30代の転職では「即戦力」が求められます。同職種や同業界への転職であれば、これまで培ってきた経験やスキルによって会社に貢献することができます。

また、プロジェクトのリーダーなど何かしらのポジションを経験していれば、マネジメント能力が評価されて収入が上がる可能性もあります。

これらのことから、30代の転職では即戦力として活躍できるかどうかが、収入アップに大きく関わると言えるでしょう。

年齢を重ねるほど未経験職種への転職の難易度は高くなる

紹介したように、30代でも転職は十分に可能ですが、未経験の業界や職種へのキャリアチェンジとなるとハードルはぐっと高くなります。

くり返しになりますが、基本的に30代の転職で企業が求めるのは即戦力としての働きです。

20代であれば将来の成長性を見越したポテンシャル採用もあります。

しかし、30代の場合はポテンシャルではなく、これまで上げてきた成果や実績、実務経験が評価対象となるケースがほとんどです。

経験値や専門性など評価につながるものがない未経験分野への挑戦は、難易度が上がってしまうことが多いと言えるでしょう。

未経験の業界や職種への転職を考えているなら、なるべく早く行動を起こすことをおすすめします。

30代男女それぞれの最新の入職率・離職率をチェック

ここで、30代の入職率・離職率から30代の転職者がどのくらいいるのかを見ていきましょう。

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、30代男女それぞれの入職率・退職率は以下の通りとなっています。

【男性】

30~34歳 35~39歳
入職率 11.0% 8.8%
離職率 12.8% 9.0%

【女性】

30~34歳 35~39歳
入職率 14.7% 14.0%
離職率 15.8% 12.1%

30代前半においては、男女ともに離職率が入職率を上回っています。これによって男性は10人のうち8人が、女性は10人のうち9人がそれぞれ転職していると考えられます。

それが30代後半になると、男女でそれぞれの割合に変化が見られます。

男性は入職率・離職率ともに低下していますが、入職率の下がり幅はやや緩やかです。この結果から9割以上が転職していると推測できます。

一方、女性は入職率が離職率を上回るという結果に。離職率に対して入職率が1.9%高いことから、男性よりも女性のほうが30代後半でも転職している方が多いと考えられるでしょう。

30代前半・後半における前職を辞めた理由をチェック

続いて、30代の場合、どんな理由から離職しているのかを見ていきましょう。

以下は、厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」に見る、30代における「前職を辞めた理由」トップ3です。

30代前半・後半、男女それぞれに分けてまとめたので参考にしてください。

【転職入職者が前職を辞めた個人的理由とその割合】

30~34歳 35~39歳
男性 仕事の内容に興味を持てなかった(10.3%)
労働時間、休日等の労働条件が悪かった(9.8%)
会社の将来が不安だった(8.9%)
会社の将来が不安だった(14.0%)
労働時間、休日等の労働条件が悪かった(11.9%)
給料等収入が少なかった(10.8%)
女性 給料等収入が少なかった(8.4%)
労働時間、休日等の労働条件が悪かった(8.3%)
職場の人間関係が好ましくなかった(7.8%)
職場の人間関係が好ましくなかった(10.0%)
労働時間、休日等の労働条件が悪かった(9.6%)出産・育児(7.6%)

※男性・女性ともに「個人的理由」のうち「その他の個人的理由」を除いて紹介しています。

30代前半においては、男女ともに会社の将来性や労働条件の悪さを理由に辞めている方が多いことが分かります。

30代後半になると、男女それぞれ変化が見られ、男性の場合は収入面へ不満を感じて辞める方が増えるようです。一方、女性の場合は、出産や育児などが理由として目立ってきます。

30代後半は妊娠、出産、育児、親の介護などライフステージの変化を迎える方が増える年代です。

今後のライフプランを考えたりワークライフバランスを見直したりした結果、「収入を増やしたい」「より働きやすい環境に移りたい」と前職を辞める決断をする方が増えるのかもしれません。

30代未経験・スキルなしの方におすすめの業界・職種を紹介します!

たしかに、30代の転職では即戦力が求められるケースが多いです。

しかし、慢性的な人手不足に陥っている業界や時代に左右されずに必要とされる職種であれば、経験やスキルに自信がない方でも転職できる見込みはあります。

そこでここからは、30代で未経験の仕事にチャレンジしたい方、スキルなしで就ける仕事を探している方におすすめの業界・職種について紹介していきます。

介護職

30代で未経験分野へ転職したい方には、社会的需要が高い介護業界がおすすめです。

少子高齢化が進む現在、介護業界は慢性的な人手不足に陥っており、介護の経験・スキルがない人材でも採用されやすい傾向にあります。

介護職は40代以上の職員が多いということもあり、30代の転職者であれば長期雇用を期待して正社員として採用されやすいでしょう。

また、経験やスキルがなくてもできる業務があるということも、介護職がおすすめの理由です。

たしかに、利用者さんを安全に介助するには、ある程度の知識やスキルが必要です。一方で、食事の配膳や施設の掃除、利用者さんとのコミュニケーションなど、未経験や無資格の方でもすぐにできる業務もあります。

基本的な家事スキルがある方、人と接するのが好きでコミュニケーション能力に優れている方などは、介護施設でも重宝される可能性が高いでしょう。

さらに、介護職員の業務内容は以下のように多岐に渡っており、体力が必要になる場面も多いです。

  • 身体介護
  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 更衣介助
  • 整容介助
  • 服薬介助
  • 体位変換
  • 移乗・移動介助
  • 洗濯・掃除
  • 調理・買い物
  • 生活リハビリ
  • メンタルケア
  • レクリエーションの企画

上記からもわかるように、介護職員の仕事は利用者さんへの細やかな気配りが必要になるだけでなく、入浴や排泄の介助や体位変換など体力が必要になる場面も多いです。

このことから、介護職は男性女性問わず活躍しやすい職種と言えるでしょう。

介護職の場合、実務経験を積みながら「介護福祉士」「ケアマネジャー」などの資格取得も目指せます。

30代のうちに介護職に転職すれば、施設によっては将来的に施設長や管理者のポジションを任せてもらえる可能性もあります。

これらのことから介護業界は、「30代からキャリアアップを目指せる業界に転職したい」「30代未経験だけど、手に職を付けたい」という方にもおすすめの業界と言えるでしょう。

ドライバー

今後も高い需要が見込める物流業界も、経験・スキルに自信がない30代の方でも比較的転職しやすい業界のひとつです。

倉庫内で荷物の入荷・出荷・保管を行う「物流管理」、顧客の問題解決のための企画・提案を行う「営業職」など、物流業界にもさまざまな職種がありますが、少子高齢化の影響やネット通販の普及に伴って人手不足になっているのが、「ドライバー」です。

ドライバーと一口にいっても、所属する企業、取り扱う商品、大型・中型・小型といった車両の積載量などによって業務内容は大きく異なります。

一般的には、大型は長距離走行し、中型・小型はルート配送や宅配がメインの業務になるでしょう。

「経験者じゃないと難しいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、配送・宅配ドライバーの場合、基本的には「普通自動車第一種運転免許」があれば仕事ができます。

「学歴・職歴不問」「未経験OK」という求人も比較的多く、会社によっては以下のようなサポート体制を整えているところもあります。

  • 宅配の基本ルールなマナー、安全運転の技術講習などの研修
  • 先輩社員のドライバーによる添乗
  • 最新のカーナビやバックモニターなどのシステムの搭載
  • 免許や資格取得の支援制度

「中型自動車免許」「大型自動車免許」「フォークリフト運転資格」「危険物取扱者資格」など、運転免許を取得していくことでキャリア・スキルアップも目指せるでしょう。

ただし、時間厳守が求められるうえ、運転中の渋滞などで身体的・精神的なストレスを感じる方も少なくありません。

また、荷物の上げ下ろしでは体力が必要で、年齢を重ねるうちに身体的な負担になる可能性も…。

転職する際には長期的に働いていける職場かどうか、自己分析と合わせて十分に検討しましょう。

ITエンジニア

今後ますます需要が高まっていくと予想されるIT業界において、特に求人が多く出ていて30代の未経験でも転職のチャンスがあるのが「ITエンジニア」です。

未経験からでは難しいように感じるかもしれませんが、ITエンジニアになるために必要な知識・スキルはほかの専門職に比べて学びやすいというメリットがあり、チャレンジしやすい職種と言えます。

その分、たとえ求人で「未経験可」としていても、「基本的なIT知識を有していること」などと応募条件を設定しているケースも珍しくありません。

転職を有利に進めるためには、まずは目指すITエンジニアの種類を決め、そのうえで「オンラインスクール」や「通信講座」を利用するなどして、必要なコンピュータやプログラミングの知識を身に付けておくと良いでしょう。

ITエンジニアの職種は分野ごとに細分化されており、以下の職種は未経験からでも比較的挑戦しやすいと言えます。

職種 業務内容
開発エンジニア
(システムエンジニア・Webエンジニア)
システムやソフトウェアの設計や開発を行う
テストエンジニア 開発中のプログラムに対してテストを行う
ネットワークエンジニア 通信環境の構築・運用・保守・管理を行う
サーバーエンジニア サーバーシステムの設計・構築・運用・保守を行う

最初は未経験でもITエンジニアとして専門性を身に付けていけば、次第に自身の市場価値も高まっていきます。

また、「高年収が目指せる」「リモートワークがしやすい」というメリットがあるのも、ITエンジニアの魅力です。

「スキルを身につけて収入を上げたい」「会社に縛られずに自由度の高い働き方がしたい」という方にも、ITエンジニアはおすすめの職種と言えるでしょう。

営業職

自社の商品・サービスを顧客に提案して売り上げにつなげる「営業職」も、30代の未経験でも転職しやすい職種です。

どの業界・企業にも欠かせない存在である反面、特別なスキルや経験が問われることが少ないので、未経験からでも挑戦しやすいでしょう。

ただし、営業の種類は多岐に渡っており、それぞれ営業活動に違いがあります。

営業の種類 営業活動の方法
法人営業 法人(企業)を対象に営業活動を行う
個人営業 一般家庭や消費者など個人を対象に営業活動を行う
新規営業 新しい顧客を開拓する営業活動を行う
ルート(既存)営業 すでに取引をしている企業・個人に対して営業活動を行う
訪問営業 事前にアポイントを取り顧客を訪問して営業活動を行う
飛び込み営業 アポイントを取らず突然訪問して営業活動を行う
内勤営業 自社のオフィスから電話などで営業活動を行う

このように、営業の種類は多く業務内容にも違いがあるので、転職活動では取り扱う商材やアプローチ手法などについてもしっかり確認するようにしましょう。

営業未経験者におすすめの業界として、以下の業界があげられます。

  • IT業界
  • 広告業界
  • 人材サービス業界

慢性的な人手不足にある「IT業界」、近年WebやSNSが広告の中心となっていて人手が足りていない「広告業界」は、未経験者の採用に積極的な企業が多いです。

また、顧客数自体が多く仕事が減りづらいと考えられる「人材サービス業界」からも多数の求人が出ています。

これらの業界の営業職は、対象が企業で「法人営業」がメインなので、個人営業に比べてアポイントも取りやすいでしょう。

営業職はインセンティブ制度が設けられていることも多く、成約数に応じて収入が増えるというメリットもあります。

「転職で高収入を目指したい」「自分の努力や実力をきちんと評価してほしい」という方なら、やりがいを実感しながら働くことができるでしょう。

30代の転職を成功させるために押さえておくべきポイント!

転職活動を「なんとなく」進めてしまうのは失敗のもと。

そこでここでは、30代の転職を成功させるためのポイントを3つ紹介します。転職活動の前にしっかりと理解しておきましょう。

ポイント1.転職の目的を明確にする

30代に限ったことではありませんが、ミスマッチのない転職活動を実現するためには転職の目的を明確にすることが重要です。

実際に転職活動を始めると、多数の求人情報を比較検討することになります。

その際、転職の目的が定まっていなければ、転職先選びの基準となるものがないので、自分に合った会社や職場を見つけることは困難でしょう。

また、さまざまな求人を見るうちに転職先へ求める条件がブレてしまう可能性もあります。

以下に、転職の目的を明らかにするためのポイントを紹介します。

【転職の目的を明らかにするためのポイント】

  • 転職を考えたきっかけを掘り下げて考える
  • 今の仕事を辞めることが目的になっていないか考える
  • 転職に求める条件に優先順位を付ける

「残業が多くてプライベートの時間が持てない」「給料が安くてモチベーションが上がらない」など、まずはなぜ転職したいと思ったのか、その理由を起点に考えを整理してみましょう。

合わせて「今の仕事を辞めたい」という気持ちが転職の目的になっていないか、自分自身とよく向き合ってみましょう。「転職すること」が目的の転職は、具体的な理由がないのでせっかく転職しても早期離職してしまう可能性があります。

また、転職先に求める条件に優先順位を付けることも大切です。

すべての条件を満たす企業を探そうとせずに、優先順位の高い条件にマッチしている企業を選んでいくことで、転職先も絞り込みやすくなります。

入社後のミスマッチや後悔を防ぐためにも、転職の目的を明確にしたうえで転職活動に臨みましょう。

ポイント2.キャリアの棚卸しで実績やスキルを明らかにする

30代の採用では即戦力が求められます。そのため、自分自身について理解を深める「自己分析」はもちろん、培ってきた実績や身に付けてきたスキルを明らかにする「キャリアの棚卸し」が欠かせません。

キャリアの棚卸しとは、仕事のなかでの経験を時系列で振り返り、職務内容や実績を整理する作業です。

転職活動においてキャリアの棚卸しを行うことには、以下のようなメリットがあります。

【キャリアの棚卸しを行うメリット】

  • 培ってきた経験やスキルを活かせる仕事・職場かどうかの判断に役立つ
  • 自分にとっての働きやすい職場が見つけやすくなる
  • 自分自身の強みやアピールポイントが整理できる
  • キャリアプランを考える手がかりになる

キャリアの棚卸しによって自分のキャリアを客観的に捉えることができれば、自分の経験やスキルを活かせる仕事、自分の仕事観の合う職場が見つけやすくなります。

また、自分自身のアピールポイントが明らかになるので、書類選考や面接で採用担当者の評価につながるような自己アピールや回答ができるようになるでしょう。

さらに、社会に出てからこれまで身に付けてきたことが分かれば、今後のキャリアを考えるうえでも役立ちます。

目指したいキャリアがある場合は、その実現のためにどのような知識やスキルを身に付ければ良いか、経験が必要なのかといったことも見えてくるはずです。

以下にキャリアの棚卸しのやり方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【キャリアの棚卸しの方法】

  1. 一日の仕事を振り返り、業務と行動を時系列に書き出す
  2. 【1】で書き出したそれぞれの業務に「意識したこと」「心がけたこと」「実績」などを書き足す
  3. 過去にさかのぼって【1】~【2】の手順を行う(部署異動や転職など変化のタイミングで分ける)
  4. 【1】~【3】で書き出した内容をエクセルなどを使用して一覧表にする
  5. 一覧表を見て自分の特徴や強みを書き出す

まず一日の業務を振り返り、その後、過去にさかのぼって社会人になってからの業務について振り返ります。

業務ひとつひとつに対して、「どのような姿勢で取り組んだか」「どのような実績を出したか」といったことを明らかにしていくと、自分自身の仕事への向き合い方が見えてくるでしょう。

また、「失敗や苦労をどう乗り越えたか」ということが分かれば、自分自身の仕事への向き合い方の発見にもつながります。転職活動でのアピールポイントにできる可能性もあるでしょう。

ポイント3.キャリアプランを明らかにしておく

30代の転職でミスマッチを防ぐポイントは、転職前にキャリアプランを明らかにしておくことです。

キャリアプランとは、希望の仕事・働き方を実現するための具体的な行動計画を指します。

例えば、「営業で将来的には管理職に就きたい」という希望がある場合、営業としての経験や実績に加えて、マネジメントの経験やスキルが必要になると予測できます。

つまり、キャリアプランを描いておけば、将来像を実現するために「今、何をするべきか」が明確になるのです。

加えて、中途採用の面接では「3年後・5年後はどうなっていたいか」「入社したらどんな活躍がしたいか」というように、キャリアプランについて聞かれる場合が多いです。

何も考えていなかったりあいまいだったりしては、面接官の評価も得られません。

また、10年以上も社会人経験を積んできている30代に対しては、「自社の中核となって活躍してほしい」という期待があるので、やりたいことや熱意を伝えるだけでは物足りないでしょう。

ポイントは、「どのような貢献ができるのか」「どのような利益を生みだせるのか」といった内容を中心としたキャリアプランを伝えることです。

「だから自社を選んだのか」と面接官が納得するようなキャリアプランがあれば、採用までの道のりもぐっと近づくでしょう。

ポイント4.ライフステージの変化を考慮しておく

30代の転職活動ではキャリアプランだけでなく、ライフプランについても考えておく必要があります。

結婚、出産、育児、介護など、男性・女性関わらず30代でライフステージが変化する方は多いです。

「未婚・既婚」「子どもがいる・いない」など、個人の状況によって今後のライフプランは大きく変わってくるでしょう。

例えば子どもがいる場合、成長とともにかかる教育費も変わります。「家族との時間を大切にしたい」という思いから、柔軟な働き方を望むようになるかもしれません。

今後のライフプラン・ライフステージを考慮せずに転職すると、せっかく入社しても状況が変われば働き続けることが難しくなってしまうでしょう。

ポイント5.転職理由で前職の批判や不平不満を言わない

中途採用の面接において、必ずと言っていいほど聞かれるのが「転職理由」です。

その際に、前の会社を批判したり不平不満を述べたりするのは避けましょう。

そもそも面接官が転職理由を質問するのは、以下のような目的があるからです。

  • 「同じ理由ですぐに辞めないか」を確認するため
  • 仕事への姿勢や考え方を見極めるため
  • 入社後のミスマッチを防ぐため

つまり、転職理由の回答から「長期的に働ける人材か」「自社や今回の採用活動にマッチした人材か」といったことを確認しているのです。

それなのに前職に対する批判や不平不満ばかりを話してしまっては、「同じような不満を抱えたらまた辞めてしまうのでは」「新しい職場になじむ気はあるのか」などと面接官に懸念をされ、マイナスのイメージを持たれる可能性があります。

重要なのは、「転職先で何を実現したいのか」をポジティブな表現で伝えることです。

以下に、転職理由の言い換え例を紹介します。

残業が多すぎる場合 ・効率的に仕事を進めたい
・メリハリのある働き方をして成果をあげたい
給料に不満がある場合 ・実力や成果を評価してくれる企業で働きたい
・適切な評価を受けられる企業に転職したい
人間関係が良くない場合 ・チームでひとつの目標に向かって頑張りたい
・年齢や勤続年数にとらわれず率直な意見を出し合える環境で働きたい
本音と建前を上手に使い分けて、面接官の好印象につながるような前向きな転職理由を用意しておきましょう。

ポイント6.年収など特定の条件にこだわりすぎない

企業選びにおいては条件面の確認が欠かせませんが、「年収」「福利厚生」など特定の条件にこだわりすぎないように注意しましょう。

条件面のみで企業選びをしてしまうと、以下のような失敗につながる恐れがあります。

  • 「年収アップは実現できたが、残業や休日出勤が多くプライベートを楽しめない」
  • 「福利厚生は充実しているが、仕事自体にやりがいが感じられない」
  • 「テレワーク制度に魅力を感じたが、研修や教育の制度がなくスキルアップが望めない」

転職できたとしても「長期的に働けない」と感じれば、短期離職にもつながりかねません。

転職活動では特定の条件にこだわりすぎずに、「業務内容」「職場環境」なども十分に確認しましょう。

ポイント7.企業のニーズにマッチする経験・スキルをアピールする

中途採用では即戦力が求められる傾向があり、応募書類や面接で自分自身の強みをしっかりアピールしなくてはなりません。

しかし、30代の場合、単に面接官に対して経験・スキルを伝えるだけでは内定を獲得するのは難しいでしょう。

人材採用を行う企業には、必ずと言っていいほど求める人材や経験・スキルがあります。

そのニーズにマッチしないような人材では、「うちの会社でなくても良いのでは」と物足りなさを感じて採用見送りとなる可能性があるでしょう。

重要なのは、応募企業のニーズを正確に捉えたうえで、自分自身がそのニーズを満たす人材であることを効果的にアピールすることです。

そのためには、以下のような下準備は欠かせません。

  • 自己分析
  • キャリアの棚卸し
  • 業界・企業の情報収集
  • 業界・企業研究
選考前の準備作業として、自分自身と応募企業への理解を深めておき、選考で企業のニーズにマッチする経験・スキル・仕事観をアピールすれば、面接官の評価につなげることができるでしょう。

ポイント8.未経験の場合は経験・スキルを補っておく

30代で未経験分野への転職はできないわけではありませんが、だからといって「熱意をアピールして乗り切ろう」と考えるのは無謀です。

転職したいと考えた時点で武器になるものがないのであれば、少しでもスキルを補ってから転職活動に臨むことをおすすめします。

くり返しになりますが、30代には即戦力が求められる傾向があり、入社後すぐに活躍できる経験・スキルを持つ人材の方が転職では有利です。

「応募したい企業がどんな人材を必要としているか」「入社後、どのようなスキルがあると役立つのか」といったことを事前に確認したうえで、希望の職種に役立ちそうな資格を取得する、スクールに通うなどしてスキル不足を補いましょう。

面接官によっては、スキルを補うための行動を「熱意」「やる気」と判断してくれるかもしれません。

実際に入社した際にも、まったくの未経験・スキルなしで選考に臨むより少しでも知識をつけておけば仕事への理解もしやすくなるはずです。

ポイント9.柔軟性や謙虚さを大切にする

30代の場合、ひとつの企業で長年働いてきたという方は少なくありません。20代から社会人経験を積んできたなかで、自分なりの仕事観を持ち、自信をつけてきた方も多いでしょう。

しかし、転職先では「新入社員」という立場です。

仕事観や自信を持つのは良いですが、新しい環境ではそれが通用しないこともあるでしょう。

また、職場にはそれぞれ独自のルールや慣習もあります。

自分のやり方に固執しすぎると、新しい環境になじむのも難しくなってしまいます。

転職後は人間関係も一から構築しなければならないのに、「頑固」「融通が利かない」と思われてしまっては、良好な関係も築きづらくなってしまうでしょう。

30代の転職を成功させるには、マインドチェンジも重要なポイントです。

転職にあたっては、新しいものを受け入れる柔軟性や謙虚さも欠かせないということは理解しておいたほうが良いでしょう。

ポイント10.転職エージェントを利用する

今の仕事が忙しい方や限られた時間のなかで効率良く転職活動をしたい方には、転職エージェントを利用した転職活動がおすすめです。

転職エージェントに登録すると、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれます。

「これまでの経験やスキルを活かせる今とは違う職種が知りたい」「今の年収を下げずに入社できる企業を紹介してほしい」といった要望に合わせてサポートやアドバイス、求人紹介を行ってくれるので、希望に合った転職先が見つかる可能性が高いでしょう。

また、応募書類の添削や面接対策も、キャリアを重ねてきた30代に合った内容で行ってくれます。

そのほか、応募手続き、面接の日程調整、条件の交渉なども代行してくれるので、今の仕事が忙しい方でもスムーズに転職活動を進めることができます。

複数の転職エージェントを併用すれば転職先の選択肢も増えます。

キャリアアドバイザーとの相性も確かめられるので、最初は2~3社の転職エージェントに登録して、最終的に1~2社に絞ると良いでしょう。

30代転職の注意点をチェック!30代転職の失敗や後悔を防ぐには?

ここでは、30代の転職活動で注意するべきポイントを紹介します。せっかくの転職、失敗や後悔を防ぐためにも事前にチェックしておきましょう。

収入が下がる可能性がある

30代の転職では年収アップを実現している方もいますが、絶対に年収が上がるとは限りません。

今の年収は、その会社に入社してから今まで積み上げてきた評価によるものです。

そのため、転職して勤務先が変わればこれまでの評価がなくなってしまうのも当然。働き始めの時点では、前職よりも低い年収となってしまうこともあります。

特に未経験分野への転職は評価につながる経験やスキルがないので、収入がダウンする可能性は高いでしょう。

「挑戦するからには多少年収が下がっても仕方ない」と自分自身で折り合いをつけておくことも大切ですが、パートナーや子どもがいる場合は事前に家族に相談しておくことをおすすめします。

転職によって年収が下がった場合、経済面の見通しが変わることもあります。家族への影響を及ぼす可能性があるのに、自分ひとりで転職活動を進めてしまってはトラブルの原因になりかねません。

「決まってから話せばいい」「理解してもらえるはず」と安易に考えずに、転職活動を始める前に十分に家族と話し合って理解を得られるようにしましょう。

転職活動が長引く可能性がある

30代の転職では、転職活動が長引く可能性があることを考慮しておきましょう。

一般的には転職活動は3ヶ月程度と言われますが、目指したい職種や業界、求める条件などによってはそれ以上の期間がかかる場合もあります。

また、20代に比べて30代の選考ハードルは高くなります。良い求人が見つかっても絶対に採用される保証はなく、残念ながら書類選考で落ちてしまうこともあるでしょう。

そのため、30代の転職活動は在職期間中に行うのがおすすめです。

退職してから転職先を探す場合、時間的な余裕を持てるので転職活動に専念できますが、転職活動が長引くと一時的に「無収入」の状態になってしまう恐れがあります。

貯蓄に余裕がなくなったり金銭面に困窮したりすれば、転職活動どころではなくなるでしょう。「とにかく入社できればいい」と焦って転職先を決めてしまうことにもなりかねません。

一方、働きながら転職活動をすれば、安定した収入を得ながら転職先を探せます。

転職活動にあてられる時間は減りますが、転職エージェントを活用すればさまざまなサポートが受けられます。限りある時間を有効に使って効率良く転職活動が進められるでしょう。

社会的信用が下がる可能性がある

30代で転職して勤続年数が途切れてしまうと、社会的信用が低くなる可能性があります。

ここで言う社会的信用とは、高い経済力や社会的地位などに裏付けされた信用力のことです。

大企業に勤めていたり勤続年数が長かったりと高い年収をもらっていると、例えば不動産などの大きな買い物をする場合などに「返済能力がある」と判断されるため、融資先の信用を得やすくなります。

一方で、勤続年数がリセットされた転職直後などは、社会的信用を得にくくなってしまい、場合によっては住宅ローンやマイカーローンの融資が受けられなくなるといったことも起こり得ます。

30代ではライフステージが変化する方も多いので、ライフプランとのバランスを考えて計画的に転職活動を行いましょう。

30代転職で自分に合う企業を見つけるには?企業選びで重視すること

ここからは、転職したい30代の方が企業を選ぶ際に重視するべきポイントについて紹介していきます。

自分にとって本当に合う職場に出会うためにも、企業選びのポイントを理解しておきましょう。

チェックポイント1.給与や待遇は良いか

転職先を選ぶ際、給与や待遇の良さは重要なチェックポイントです。

30代で転職を決意する方のなかには、給与や待遇の良さを求めて転職する方は少なくありません。

30代では家庭を持つ方の割合も増えるので、転職して収入を上げたいと考える方が多くなるのは当然とも言えるでしょう。

給与や待遇について確認する際には、以下のように細かく確認しておくことをおすすめします。

  • 家族を養っていくために十分な収入が得られるか
  • 賞与は何か月分支給されるか
  • 基本給とは別に支給される手当があるか
  • 入社後に給与を上げていけるか

説明したように、転職によって一時的に年収が下がるケースもあります。

年収ダウンが予想される場合、「どれだけ下がるのか」「どのようなやりくりをして対応するか・対応できるのか」といったことまで含めて考えておく必要があるでしょう。

チェックポイント2.自分の経験やスキルを活かせるか

30代の転職では、自身の経験・スキルを活かせる企業を選べば、選考を有利に進められる可能性が高いでしょう。

前述の通り、20代に比べて30代では未経験分野へのチャレンジが難しくなります。

新卒入社してから30代になるまでに培ってきた経験や身に付けてきたスキルは、転職活動において大きな武器になるので、場合によっては年収アップやキャリアアップにもつなげられるでしょう。

「これまでの経験を活かせる仕事に就きたい」「前職で得た知識やスキルを活かせる業務に携わりたい」という希望がある場合は、以下のように仕事内容について詳しくチェックしておきましょう。

  • 自分の能力・スキルと仕事内容がマッチしているか
  • 希望するキャリアプランを実現できそうか
  • 保有資格が活かせる仕事内容か

チェックポイント3.ワークライフバランスがとれるか

30代の転職では、ワークライフバランスが保てる職場かどうかも忘れずにチェックしておきたいポイントです。

家庭を持ったり子どもが誕生したりと、30代でライフステージの変化を迎える方は多いです。

ワークライフバランスが保てない職場にいると、「仕事と家事の両立ができない」「家族との時間が持てない」といった不満を持つようになるのも時間の問題かもしれません。

また、残業が多かったり休日出勤を強いられたりと、仕事ばかりでプライベートの時間が持てなくなると、身体的疲労だけでなく精神的なストレスも溜まっていきます。そんな状態が続けば仕事へのモチベーションも下がってしまい、転職をくり返す可能性も高まるでしょう。

30代で転職をくり返すと採用されにくくなるばかりか、キャリア形成にも悪影響を及ぼしかねません。

30代の転職先選びでは、ワークライフバランスを考えて「長期的に働ける職場かどうか」としっかりと見極めましょう。

今の職場で転職の話はしない

転職を考えていても、今働いている職場で転職の話はしないようにすることも、大切なポイントです。

親しい同僚、信頼している先輩や上司に「転職を考えている」と伝えた場合、社内に広がり、人間関係が悪化する可能性があります。

間違った転職理由や「◯◯に転職するらしい」といった噂が広がり、思わぬトラブルに発展するケースもあるため、注意が必要です。応募している会社に噂が伝われば、内定にもかかわります。

また、転職を考えていることが広まると、会社の悪口を言っていないにもかかわらず、まるで会社の悪口を言われたように受け取る人もいます。

もし転職活動に失敗すれば、今の職場に残ることになるでしょう。その場合、「退職する可能性が高い人」と認識され、責任のあるポジションは今後任されないかもしれません。

万が一、転職が失敗することも考慮し、転職については今の職場では話さいないように気をつけましょう。

今の職場に転職のことを伝えるのは、内定をもらい、入社日と退社日が確定した後が賢明です。

30代の転職活動の流れを解説!正しく進めて成功率を高めよう

30代で納得のいく転職をするには、計画的に転職活動を進めることが重要です。

そこでここからは、転職活動の基本の流れをステップごとに解説します。

  1. 転職活動全体のスケジュールの決定
  2. 事前準備
  3. 求人探し・求人への応募・応募書類の作成
  4. 面接・面接準備
  5. 内定・退職・入社

転職サイト・エージェントを利用する場合も基本的な手順は同じです。基本の流れを把握しておくと、次に必要な行動や対策が明らかになり転職活動がスムーズになるので、ぜひ転職活動に入る前に理解しておきましょう。

ステップ1.転職活動全体のスケジュールの決定

初めに行うべきなのが「いつ転職するか」を決めることです。

30代、特に30代後半の方の場合、チームの中核を担っていたり責任ある仕事を任されていたりと、自分ひとりではなく他の社員とともに仕事に取り組んでいる方は少なくありません。

日々業務に追われながら期日を決めずに転職活動を始めてしまうと、メリハリが付けられず転職活動そのものが長引いてしまう可能性があります。

まずは「今の会社を辞める時期」「転職する時期」などのゴールを設定しましょう。そこから、逆算して「準備する期間」「選考を受ける期間」「現職の退職時期」を検討します。

その際、合わせて今の会社の「就業規則」も確認しておきましょう。

就業規則には、退職を申し出る期日や必要な退職手続きについて記載されているケースが多いです。トラブルなく無事に退職日を迎えるためにも、早い段階で確認しておくと良いでしょう。

ステップ2.事前準備

30代に限らず、転職活動を成功させるには事前準備が欠かせません。

具体的な転職の下準備としては、以下のような作業があげられます。

【事前準備の内容】

  • 自己分析
  • キャリアの棚卸し
  • 情報収集
  • 業界・企業研究

自己分析は自分の強み・得意分野を明らかにする作業ですが、「転職の目的」「仕事観」「実現したいキャリアプラン」なども明らかにしておきましょう。

自己分析とキャリアの棚卸しで自分自身への理解度を深めておくと、転職先へ求める条件も導きやすくなり、求人の比較検討がしやすくなります。

また、幅広い情報収集とともに業界・企業研究を行うことも忘れずに行いましょう。

情報収集のツールとしては、「企業のホームページ」「採用担当者のブログ・SNS」「ビジネス雑誌・業界研究本」などがあげられますが、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーに企業情報を聞くのも有効な手段です。

転職エージェントを利用することで、より詳細かつ最新の情報が得られる可能性が高いので、上手に取り入れてみてください。

現役社員や元社員による口コミサイトもおすすめです。匿名の口コミ情報を鵜呑みにするのは危険ですが、リアルな声を知ることで働くイメージがつかめるので、参考としてチェックしておくと良いでしょう。

ステップ3.求人探し・求人への応募・応募書類の作成

準備が整ったら求人を探しましょう。転職サイトでは多数の求人情報を掲載しているので、公式ホームページから条件を設定して検索してみましょう。

自分ひとりでの転職活動に自信がない方、現職が忙しく求人を探す時間がない方には、転職エージェントの利用がおすすめです。

キャリアアドバイザーによる求人紹介を受ければ、転職先の可能性もぐっと広がるでしょう。

応募先を決めたら応募書類を作成します。

必要な書類は「履歴書」「職務経歴書」が一般的ですが、クリエイティブ系の職種の場合、「ポートフォリオ」の提出を求められることもあるので、求人情報をよく確認したうえで必要書類を準備しましょう。

ポートフォリオとは簡単に言うと、デザインやアートなどのジャンルで用いられる用語で、自分の作品をまとめた作品集を指します。主にクリエイターの作品の制作実績や経歴など、自分をPRする際に利用されます。

引用元:エン転職「ポートフォリオとは?」

求人応募の際のポイントは、以下の2点です。

  • 履歴書・職務経歴書は企業ごとに作成する
  • 1社ずつではなく複数の企業に同時に応募する

すべての企業に対してまったく同じ内容のアピールをするのは避けたほうが無難です。

企業にはそれぞれ異なる人物像というものがあります。企業の社風やニーズに合わせた志望動機・自己PRで書類通過率を高めましょう。

また、1社1社応募すると採用・不採用の結果が出る時期が揃いません。

複数の企業に同時に応募すると内定時期が揃うので、比較検討がしやすくなり、複数の候補のなかから最適な1社を選ぶことができるでしょう。

ステップ4.面接・面接準備

書類選考を通過したら、応募企業から面接に関する案内が届きます。

一般的に、中途採用の面接は1~3回程度行われます。

中途採用の面接では、以下のような項目は質問される可能性が高いので、面接官の好印象につながるような回答内容を用意しておきましょう。

  • 志望動機
  • 前職の退職理由・転職理由
  • 自己PR

鏡の前で面接練習を行うのも良いですが、おすすめはスマホの動画機能で撮影する方法です。

回答内容はもちろん、話し方や表情を客観的に見ることで、自分では気づかなかったクセが発見できるかもしれません。

また、面接準備のひとつとして「身だしなみ」の確認も忘れずに行いましょう。

「清潔感のある服装」「体のサイズに合っているもの」であることが大前提です。

そのほか、男性・女性それぞれの中途採用における身だしなみのポイントを以下にまとめたので参考にしてください。

男性 ・オーソドックスなデザインのスーツ
・色は黒、ネイビー、明るいグレーなど落ち着いた色
・ワイシャツは白や薄い青など清潔感のある色
・ネクタイは派手な柄や奇抜な色は避ける
女性 ・リクルートスーツではなくテーラードスーツ
・セットアップスーツでない場合、ジャケットを着用
・派手な色や奇抜なデザインの服装は避ける
・インナーはシンプルなシャツやカットソー
・素足やタイツは避けてストッキングを着用
・足元はスーツに合うパンプス
・バッグはA4サイズが入る落ち着いたカラーのもの
・アクセサリーや時計は控えめなもの

ステップ5.内定・退職・入社

無事に内定が出たら、労働条件を確認して承諾するかどうかを判断しましょう。

条件の内容は多岐に渡りますが、主な条件としては「入社日」「入社後に担当する仕事内容やポジション」「年収」「待遇」などがあげられます。

提示された条件に納得がいかなければ希望を伝えて交渉しましょう。

ただし、交渉したからと言って必ずしも希望が通るとは限りません。

また、やり方次第ではマイナスの印象を与える恐れがあるので、条件交渉は慎重に進めましょう。

マイナビエージェントでは、転職の条件交渉時のポイントを4つあげています。

【条件交渉時のポイント】

  • 交渉するタイミングを見極める
  • 説得力のある理由とともに交渉する
  • 主張ばかりせずに相手の話もきちんと聞く
  • 条件に優先順位を付け、譲れない条件だけを交渉する

回答の目安は、通常1週間程度です。

複数の企業で選考が進んでいる場合は、内定の回答期限に間に合うかの確認が必要です。内定の回答期限までに志望度が高い企業の選考結果が届かない場合は、「選考結果を早めてもらう」「内定企業に改定を延期してもらう」など対応しましょう。

仕事を続けながら転職活動をしていた方の場合、現職の退職に向けた行動も必要になってきます。

まずは直属の上司に退職を申し出て、それから「退職手続き」「担当業務の引き継ぎ」「有給休暇の消化」などを相談のうえ決定します。

円満退職のために特に重要なのが、十分な引き継ぎを行うことです。

マニュアルや引き継ぎ資料を作成したり、余裕を持って引き継ぎスケジュールを組んだりと、自分が退職した後も職場がスムーズに業務が遂行できるよう配慮して進めていきましょう。

【お悩み解決!】30代の転職サイト選びに関するQ&Aコーナー

30代の転職について、悩みや疑問を抱えている方もきっと少なくないでしょう。

ここでは、30代の転職についてのよくある疑問にお答えしていきます。

この回答は一例にすぎませんので、回答例を参考にしつつ、ご自身の転職についてしっかり考えてみてくださいね。

Q.30代で転職ってどうなの?A.転職しやすいのでおすすめ

質問「30代で転職ってどう思いますか?」

回答「30代は転職しやすいのでおすすめです!」

正直に言って、30代は非常に転職しやすい年代です。

  • 若い20代よりも、スキルや実績が豊富
  • 管理職手当が必要になる40代50代よりも、安く雇うことが可能

人材不足が嘆かれている今、転職市場が求めているのは「即戦力」です。

これまで培ってきたスキルや経験・実績が豊富なら、間違いなく引く手あまたでしょう。

Q.30代で転職を成功させる秘訣は?A.転職市場を知ること

質問「30代で転職を成功させる秘訣はなんですか?」

回答「自分が転職したい業界の転職市場をよく知ることです」

これまで培ってきたご自身のスキルや経験が、転職市場でどれくらいの価値があるがご存知でしょうか。

リクルートエージェントの転職成功ガイドより引用した、以下の文章をご覧ください。

30代は企業から即戦力と見なされるため、転職にあたっては、今の自分の年代に転職市場が求めるレベルを理解しておくことが大切です。興味を抱いている業界・職種に関する情報収集や、必要な知識の学習を始めるのはもちろん、自分の市場価値を客観視して、どのような企業に応募すればより転職成功に近づけるかを考えてみましょう。
引用元:リクルートエージェント「30代で未経験での転職は厳しい?転職におすすめの業界・職種と成功に近付くポイント」より

とはいえ、自分の市場価値を客観視するのはなかなか難しいことですよね。

市場価値を簡単に知る方法として、

  • エージェント型転職サイトに登録して、キャリアアドバイザーに意見をもらう
  • スカウト型転職サイトに登録して、スカウトの質や量で自身の市場価値を測る

以上の2つが挙げられます。特に、スカウト型転職サイトに登録することがおすすめです。

まずは自身の市場価値を正しく把握し、転職市場で自分をどうアピールしていくかを考えると、転職成功に一歩近づくはずですよ。

Q.30代の転職で重要視されるのは?A.これまでのスキルと実績

質問「30代の転職で重要視されるものはなんですか?」

回答「これまで積み重ねてきたスキルや実務経験・実績です」

30代には「即戦力」としての働きを求められます。

そのため、これまでご自身が積み重ねてきたスキルや実務経験・実績が重要視され、転職市場で評価されるのです。

転職活動を始める前にスキルの棚卸しを行っておくと、スムーズに転職活動が進められるのでおすすめですよ。

Q.30代の転職は資格がないと不利?A.不利とは言い切れない

質問「30代の転職は資格がないと不利ですか?」

回答「資格がないと不利とは言い切れません」

資格が必須な仕事ではない限り、資格はさほど重要ではありません。

必須な資格以外では、資格よりも、これまで身につけたスキルや実績の方が重要です。即戦力として何ができるのか、伝える準備をしておきましょう。

資格が必須の仕事に転職したい場合は、資格取得を目指し、早めに取り組みましょう。

ただし、会社によっては資格取得支援制度を設けているため、一度確認するのがおすすめです。

Q.30代の転職は転職回数が多いと不利?A.不利とは言い切れない

質問「30代の転職は転職回数が多いと不利になりますか?」
回答「必ずしも不利とは言い切れません」

業界や職種にもよりますが、30代の場合、転職回数が3回以上になると「多い」という印象を抱く採用担当者が増える傾向にあります。

管理職や専門職など、特定の仕事への深い理解が求められる仕事の求人では、転職回数の多さが採用に影響を与える可能性があるでしょう。

一方で、知識や経験が要求されない求人であれば、転職回数は影響しづらいと考えられます。

転職回数の多さをマイナスの印象にしないためには、複数回の転職を通して得たスキルや実績をポジティブにアピールすることが重要です。

複数回の転職によってどのような自己成長を遂げてきたかを上手くアピールできれば、採用担当者のイメージもプラスに転じる可能性があります。

Q.30代で異職種への転職は可能?A.可能だが相応の努力が必要

質問「30代で異業種・異職種への転職は可能ですか?」「30代未経験でも転職はできますか?」

回答「可能ですが、相応の努力と戦略が必要です」

というのも、「30代・未経験可」の求人数はあまり多くないからです。

リクルートエージェントの転職成功ガイドより引用した、以下の文章をご覧ください。

30代をターゲットにした求人には「未経験OK」を掲げるものがまだ少なく、特に30代後半になると未経験で採用される数が一気に減る傾向があり、求職者にとって選択肢が少ないことも、転職の難易度を上げる一因になっています。
引用元:リクルートエージェント「30代で未経験での転職は厳しい?転職におすすめの業界・職種と成功に近付くポイント」より

そのため、どうしても異業種・異職種での転職を成功させたい場合は、業界や職種問わず活かせるスキル=「ポータブルスキル」をアピールすると良いでしょう。

  • 課題分析力
  • コミュニケーション力
  • 交渉力
  • 企画提案力
  • 調整力

以上のような「ポータブルスキル」をしっかり身に付けてきたことをアピールできれば、希望業種・希望職種への門戸が開かれるはずです。

とはいえ、転職活動が難航するのは必至でしょう。

それ相応の努力と戦略が必要なことを、前もって理解しておいてくださいね。

Q.30代におすすめの転職サイトは?A.おすすめ5社をご紹介します

質問「30代におすすめの転職サイトを教えてください」

回答「30代におすすめの転職サイト5社をご紹介します」

求人数やサービスなどを総合的に判断し、30代におすすめしたい転職サイト5社を厳選しました。

  • doda
  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • リクルートダイレクトスカウト
  • ビズリーチ

「doda」は求人情報サイトに、エージェントサービス・スカウトサービス・パートナーエージェントサービスが付随した万能型転職サイトです。

「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」はエージェント型転職サイトです。

「リクルートダイレクトスカウト」「ビズリーチ」はスカウト型転職サイトです。

転職活動をサポートしてほしい方は、「doda」「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」を、ハイクラス転職を目指す方は「リクルートダイレクトスカウト」「ビズリーチ」の利用をおすすめします。

どの転職サイトを使ってもきっと損はありません。ぜひお好きな転職サイトをご利用くださいね。

転職エージェントをフル活用して30代転職を成功させよう!

30代で転職というと「30歳からの転職は厳しい」「35歳限界説」がささやかれていますが、30代の転職は難しいものではありません。

厚生労働省職業安定局の調査によると、転職希望者の中で実際に転職を経験した割合は30~34歳で41.9%、35~39歳で41.9%と20代の50%越えよりは低い状況です。しかし40代転職を考えたり、転職時期が50代になったりすると30%台にまで下がってしまうことを考えれば、30代はまだまだ転職先で活躍できる年代なのです。

30代の転職は楽しい未来への中継地点です。未経験職種への転職やフリーターからの転職でさえも、30代であれば転職エージェントの利用で転職成功の可能性はあります。

転職しようと決断したら少しでも早くと気が急いてしまうかもしれませんが、多少時間をかけてでも自分と相性のよいキャリアアドバイザーを見つける必要があります。孤独な戦いになりがちな転職活動も、転職のプロであるキャリアアドバイザーがいれば心強いはずです。

転職エージェントによって得意分野や転職支援サービスが異なるので、複数の転職エージェントに登録してしっかりと比較検討しましょう。

自分に合った転職エージェントをフル活用すれば、自分が思い描いている通りの転職を成功させることができるはずですよ。

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