20代の転職事情や転職が成功するポイント!20代後半や未経験におすすめの転職サイトも紹介

2024.11.20
20代の転職事情や転職が成功するポイント!20代後半や未経験におすすめの転職サイトも紹介

20代で転職を考えたとき、「すぐに次の職場が決まるだろうか」「地方だから転職は厳しそう」などと不安に感じ、転職をためらう人もいるでしょう。

しかし20代で転職を決めた人は意外と多く、中にはすぐ転職できた人もいます。他の年代と比べて20代は転職しやすい年代のため、転職を前向きに考えるのは非常におすすめです。

とくに第二新卒転職は、企業によっては採用を強化している場合もあります。

さまざまな職種にチャレンジできるのも20代の強みで、未経験の職種に転職を検討するのも良いでしょう。

この記事では、20代の転職についてさまざま情報をまとめました。20代における現在の転職事情、転職を決めた理由から転職成功のポイントまで、お伝えします。

また20代におすすめの転職サイト、転職エージェントおすすめ、未経験の20代におすすめの職種も紹介します。20代は転職に有利なので、「仕事辞めたい」「転職したい」と考えたら転職サイトなどを活用し、積極的に転職活動を行いましょう。

とくに次のようなお悩みをお持ちの方はぜひチェックしてくださいね。

  • 20代で転職したいけどスキルがなくて不安
  • 未経験業界に20代で転職できる?
  • 転職は20代のうちにしたほうがいいって聞いたけど本当?

詳しく見ていきましょう。

目次 表示

20代で転職する前に知っておきたい現在の転職事情

20代の転職事情は現在どうなっているのか、厚生労働省が実施した調査結果をもとに解説します。

20代での転職した人の割合は全年代のうちおよそ12~13%

厚生労働省が行った調査によると、2021年1年間での20代の転職入職率は以下のとおりです。

年齢 男性 女性
20~24歳 15.3% 12.9%
25~29歳 11.5% 13.3%

20代前半では男性が、20代後半では女性が転職した割合が高いという結果でした。1年間のうちに転職し、入職した20代は12~13%前後です。

10人に1人以上は20代で転職している、という状況がわかりますね。

またパート勤務の女性における転職入職率は、25~29歳が全年代でもっとも多く、21.4%でした。一般労働者の女性では20~24歳が12.4%、25~29歳が11.4%だったので、10%ほどパート勤務の方が転職する人は多いと言えます。

新卒で就職後3年以内に20代で転職した人は3割

厚生労働省は新卒就職者の、就職3年以内の離職状況も調査しています。2020年度の新卒就職者の離職率は、高卒就職者で36.9%、大卒就職者で31.2%という割合でした。

3年以内で転職した人は3割を超え、20代で転職を決めた人はかなり多そうです。

なお、新卒で就職後3年以内の離職率が高い産業は以下のとおりで、高卒、大卒ともに同じ順位でした。

  1. 宿泊業・飲食サービス業
  2. 生活関連サービス業・娯楽業
  3. 教育・学習支援業

結果を見ると、サービス業に就いた20代が離職するケースが多かったようです。コロナ禍の影響で、勤務時間短縮によって収入が減ったことも理由の1つといえるでしょう。

20代なら転職1回2回でも転職活動で不利になりにくい

新卒3年以内で転職した人が3割近くいるため、20代で転職するのは今や珍しくありません。1~2回の転職回数なら、転職は不利にはならないでしょう。

しっかりと転職の準備をすれば、新卒の20代でも、20代後半でも、転職は可能です。

しかし、転職回数が3回以上あると「またすぐ辞めてしまうのでは?」「忍耐力がないのかも」と思われてしまい、転職が難しい可能性もあるため、注意が必要です。

20代で転職した人の退職理由を紹介!転職を決めた理由

なぜ20代で転職を決めたのか、ここでは転職の理由を3つ紹介します。

厚生労働省の2021年雇用動向調査結果によれば、20代の転職入職者が前の職場を辞めたのは、以下のような理由でした。

  • 勤務時間や休日など労働条件が悪い
  • 収入が少ない
  • 人間関係が良くない

それぞれの理由について、以下でさらに詳しく解説します。

20代で転職した理由として最も多いのが「勤務時間や休日など労働条件が悪い」

その他の理由を除くと、20代前半で労働条件の悪さを理由に退職した方が最も多いという結果が出ています。

20代前半は初めて働く方も多く、労働条件をきちんと確認しないまま就職した方もいるのかもしれません。

  • 残業が多いとは知らなかった
  • 休日出勤がある会社だった

残業や休日出勤がある会社だとしても、きちんと残業代が支払われ休日出勤分の給料が補填されているのであれば、まだ納得できる人も多いでしょう。

しかしサービス残業ばかりで休日出勤の割増賃金がないなど、労働基準法違反の恐れがある職場の場合は、転職を検討することをおすすめします。自分ではどうしようもない職場で「仕事辛い」「仕事行きたくない」と感じるのであれば、早めに見切りをつけることも大切です。自分の能力をきちんと発揮でき、快適に働ける職場へ転職しましょう。

「収入が少ない」という理由も20代で転職するきっかけになる

収入が少ないことを理由に退職した方は、20代のうち、後半の25~29歳で多くいました。その他の理由を除けば、25~29歳では収入の少なさが14.8%と一番高い割合と発表されています。

収入が少ない原因に、非正規雇用であることが考えられます。正社員と非正規社員では収入が倍近く違うケースもあり、「収入をもっと増やしたい」と決意し、転職を決める人もいるでしょう。

また、収入が低い業界で働いているとも考えられます。とくに、離職率が高かったサービス業は年収が低い傾向です。

「人間関係が良くない」という理由で転職する20代の人も多い

人間関係を理由に、転職した20代の方も多くいました。20~24歳では12.8%、25~29歳では6.3%の割合で退職の理由に人間関係の悪さを挙げています。

近年はパワハラやセクハラなどのハラスメントが社会問題になっており、職場で嫌がらせを受け、転職を考える人は少なくありません。

人間関係が著しく悪化すれば、メンタルに影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。自分を責めず、心身に影響が出る前に転職を視野に入れてみましょう。

転職するなら20代のうちに!転職がおすすめといえる根拠

転職は、20代のうちにしておくのがおすすめです。なぜ20代がおすすめなのか、以下で解説します。

20代での転職によって年収アップが見込める

厚生労働省の調査によれば、2021年の1年間に転職した20代における賃金は、以下のように増減しました。

区分 増加 減少 変わらない
20~24歳 47.1% 24.6% 27.0%
25~29歳 42.9% 30.8% 25.0%

※賃金の状況不詳を含む。

20代前半の方も後半の方も、転職して賃金が増加しました。つまり、転職すれば年収アップの可能性が高いことがわかります。

なお、30代以降での転職では「賃金が増加した」という割合も一定数あるものの、「変わらない」「減少した」という割合が20代よりも高い傾向です。

区分 増加 減少 変わらない
30~34歳 38.4% 32.4% 27.6%
35~39歳 36.8% 29.2% 33.0%

30代転職40代転職よりは、20代の方が年収アップを目指しやすい状況ですから、20代のうちに転職するのはおすすめと言えそうですね。

20代で転職することで自分の強みや能力を活かせる職場に早く出会える

自分の強みや長所がよく分かっていないまま、新卒で就職した20代の方もいるかもしれません。

何もわからないまま就職活動をしていた時より、一度働いた経験がある20代の方が「自分の能力を活かせる職場」を探しやすいです。

自己分析をしっかり行い、自分の強みや苦手なことを理解したうえで転職先を探しましょう。せっかく転職するなら、下記のような状態で働けるのが理想です。

  • 強みが職場で活きるため、最大限に力を発揮できる
  • 長所を活かせるので、モチベーションを保てる

こういった職場に20代のうちに転職できれば、自分の強みや能力を早く活かせます。

自分の強みや能力を活かせれば、効率よく業務が進み、さらにはモチベーションが高い状態を保てます。早いうちに自分の力を活かせる職場に出会えれば、年々評価が高まり、高収入にもつながるでしょう。

20代での転職なら未経験の仕事にもチャレンジできる

転職の面接や評価において、20代の方はこれまでの実績やスキルよりも、人柄や将来性が重視されます。

今はまだ実績やスキルが足りていなくても、面接官に「今後成長してくれる」と見込まれたら、就職は可能です。

実績やスキルがあまりない方でも転職しやすいため、20代は未経験の仕事にチャレンジすることもできます。

30代や40代よりも選べる業界や職種が多いのは、大きなメリットといえます。今までとは違う業界や職種で興味のある仕事があれば、積極的に応募してみましょう。

「未経験者歓迎」「未経験OK」の記載をしている20代対象の求人は、多数あります。しかし、業務や年収は職場ごとに違うため、「未経験OK」の求人ならどこに応募しても良いというわけではありません。

例えば次のようなケースがあるため、注意が必要です。

  • 未経験OKの求人が豊富な職種だが、残業が多い
  • 未経験者でも応募できるが、賃金が安い

「転職できるなら、どこでもいい」という考え方で転職先を決めると、賃金の安さや労働環境の悪さが原因で、また退職しなければならないかもしれません。

スキルなしや未経験であっても、転職した後のこともしっかり考え、後悔のない転職を目指しましょう。

20代で転職するデメリット!求人によっては不利になることもある

転職するなら20代のうちがおすすめとお伝えしましたが、転職にはリスクを伴うこともあるので、メリットだけでなくデメリットも合わせて知っておくことが重要です。

そこでここからは、20代で転職するデメリットについて紹介します。

早期離職を懸念される可能性がある

20代での転職では、応募先の企業からネガティブな印象を持たれる可能性があります。

転職サイト・エージェントへの手数料、新入社員への研修・教育など、企業は莫大なコストをかけて人材採用を行っています。そのため、採用するなら早期離職のリスクの少ない人材を求めるのは当然でしょう。

20代、特に20代前半での転職となると、前職を比較的短期間のうちに退職していることになり、「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」「我慢できない、計画性がないなど本人に問題があるのでは」と応募先の企業に不安視されることは十分に考えられます。

以前に比べて転職が珍しくなくなったとはいえ、「少なくとも3年はひとつの職場で働いてほしい」と考える採用担当者も少なくありません。

応募先企業のネガティブなイメージを払しょくするには、客観的に納得できるような退職理由を示す必要があります。

「失敗を活かして転職後は〇〇の実現のために頑張りたい」「入社後は長く会社に貢献していきたい」というように、前向きな姿勢や熱意をしっかりアピールできるよう、入念な面接対策を行いましょう。

即戦力になれるような実績やスキルがない

第二新卒や20代前半の場合、社会人経験が少ないために、応募先の企業から「即戦力として期待できない」と判断されることもあるでしょう。

説明したように、20代の若手社会人のポテンシャルに期待して採用を行う企業は多いです。

しかし、即戦力を求めるような求人の場合、経験や実績、スキルを有している人材を優先的に採用する傾向にあり、そうした人材に比べてアピールできる材料がない若手社会人は転職で不利になってしまう可能性が高いでしょう。

実際に、以下のように具体的な条件を提示している求人もあります。

【応募条件の事例】

  • 法人営業経験3年以上の方
  • システムエンジニアとしての実務経験をお持ちの方
  • 簿記2級の資格を持っていること
即戦力として十分なスキル・キャリアを身につけていない20代の転職者は、応募できる求人が限られる場合や採用活動で不利になる可能性があることは理解しておいたほうが良いでしょう。

20代で未経験の方も転職しやすいおすすめ職種を紹介

20代は未経験の業界、職種にもチャレンジできる年代です。中でも以下は、未経験者の20代の方も転職しやすいおすすめ職種なので、参考にしてみてください。

  • 営業
  • 接客
  • ドライバー
  • 介護
  • IT

それぞれ詳しく見ていきましょう。

営業職はコミュニケーション能力重視で20代未経験OK

営業職は、どの業界であっても重要な職種です。営業職を募集している求人は非常に多く、20代で未経験の方も転職しやすいといえます。

営業職はコミュニケーション能力、性格や人間性を重視しており、スキルなしの未経験でも転職成功の確率がとても高い職種です。

また、営業職で得た経験や知識はどんな業界でも重宝されるので、今後のキャリアにも活かせるでしょう。

接客業は会話が好きでニーズを察知するのが得意な20代におすすめ

接客業の求人はコロナ禍で減少していたものの、現在は増加傾向にあります。飲食店、アパレルや雑貨の販売員、ホテルや旅館のスタッフなど、接客業の求人はさまざまです。

お客様のニーズをすぐに察知して提案する力が大切で、接客業も営業職のようにコミュニケーション能力が求められます。接客業は研修のある職場も多いため、20代でも未経験で始めやすい職種です。

特に、会話が好きな方には接客業が向いています。もし学生の頃にアルバイトで接客業に就いた経験があれば、転職しやすいでしょう。

製造業はマニュアルがあり未経験の20代も応募しやすい

製造業はさまざまな商品の製造を担う、重要な業界・職種の一つです。機械操作や品質管理、組み立て作業、加工など、仕事は多岐にわたります。

未経験であっても応募が可能な求人が多く、経験を積みながらスキルを磨けるのが特徴です。知識を増やし、スキルが向上すれば、キャリアアップも目指せます。

また、マニュアルを設けている企業が多いので、未経験でも働きやすいでしょう。若いほど新しい業務を覚えやすい点からも、20代の転職におすすめです。

ドライバーの求人は豊富で未経験の方も応募可能!20代にもおすすめ

ネットショッピングを利用する人の増加に伴い、物流業界ではドライバー不足に陥っています。求人は非常に多く、20代未経験の方が応募することも可能です。

指定した場所に荷物を運ぶのが主な仕事で、あまり複雑な作業がなく、未経験の方も働きやすいといえます。運転免許があり、運転に自信がある方なら、転職先としてぜひ検討してほしい職種です。

配送業界は多忙と言われていますが、労働環境が近年見直されています。ドライバーは深夜手当や無事故手当などがあり、手当が充実しているのも魅力です。

介護職の一部は資格なしでも対応できるので20代未経験も可

少子高齢化で介護が必要な高齢者の方が増えており、介護職の需要は高まっています。介護職は一部の業務を資格なしでも対応できるため、介護職が未経験の20代の方にもおすすめの転職先です。

資格取得のサポートを行っている職場もあるので、介護職のステップアップを目指すなら「資格取得支援あり」の求人を探してみてください。

ただし勤務時間が不規則な職場が多く、さらには給与が低いケースもあるので、求人の詳細はきちんと確認しましょう。

建築業は人材不足により20代が歓迎されやすい傾向

建築業は高齢化により若年層が人材不足のため、20代は歓迎されやすいといえます。未経験、資格なしでも転職が成功しやすく、おすすめです。

体力に自信がある20代の男性であれば、建築現場で活躍できるでしょう。転職後、経験を積んでから取得が可能な資格もあります。

建築業は建物を造るだけではなく、営業やインテリアデザイナーといった仕事もあります。転職して技術や知識を身につけながら、キャリアの幅を広げることも可能です。

ITの仕事はやる気や適正が重視され未経験の20代でも応募できる

スマホやパソコンの普及、IT技術の発達により、IT関連の求人は数多くあります。

ITの仕事は業務が難しそうで、応募しにくいと思う方がいるかもしれません。しかし、未経験歓迎や研修ありの求人も多いため、IT経験がない20代の方も転職するチャンスはあります。

また、ITといっても以下のように職種はさまざまです。

  • プログラマー
  • ネットワークエンジニア
  • システムエンジニア
  • ITコンサルタント
  • テクニカルサポート
  • 社内システム(社内SE)

参考:IT業界のエンジニアの職種をすべて紹介「ITエンジニアの職種図鑑」

経験よりもやる気や適正を重視し、未経験歓迎としている会社は多々あります。職場や業務内容によっては多忙な時期があるため、体力のある20代は重宝されやすいという点もメリットです。

一般事務は基本的なPCスキルがあれば未経験からでも挑戦しやすい

オフィスワークの事務職も未経験から転職しやすい職種のひとつです。

一口に事務職といっても、以下のようにその種類及び業務内容は多岐に渡ります。

【事務職の種類と業務内容】

種類 業務内容
一般事務・OA事務 ・書類の作成や処理
・データ入力
・郵便物の発送や仕分けなど
営業事務 ・営業業務のサポート
・書類の作成や発送
・プレゼンテーション資料の作成など
経理事務 ・現金の出納
・給与計算
・社会保険手続きなど
人事事務・労務事務 ・社員の採用、退職、異動に関する手続き
・給与計算
・公的機関とのやり取りなど
総務事務 ・備品の管理や発注
・オフィスの管理
・イベントの運営や準備など
法務事務 ・法的な書類の作成や管理
・契約書のチェックや保存
・顧問弁護士への取り次ぎなど
貿易事務 ・輸出・輸入に関する手続きや申請
・英文書類の作成
・輸送手段・倉庫の手配など
学校事務・大学事務 ・教材の管理や発注
・窓口業務
・各種証明書の発行など
医療事務 ・レセプト業務
・来院者の受付や会計業務
・カルテの整理など

さまざまな事務職のなかでも未経験から応募可能な求人が多いのが、「一般事務」です。

基本的なPCスキルを身に付けていて、ExcelやWordなどの基本ソフトが使用できれば問題ないので、事務職の経験がなくても転職しやすいでしょう。

また、事務職は仕事を通じてPCスキルやビジネスマナーだけでなく、専門分野の知識も身に付けることができます。

一般事務から経理事務や金融事務への転職など、専門性を高めることで将来的なキャリアアップも目指せるでしょう。

ただし、前職での経験が活かしやすく転職のハードルが低めの事務職は人気の職種でもあり、求人によっては応募が殺到して競争率が高くなることも少なくありません。

未経験から事務職を目指すのであれば、パソコンスキルや処理能力だけでなく、「コミュニケーションスキル」「スケジュール管理能力」などのスキルも積極的にアピールしましょう。

20代で転職を決めた際にすべきことを確認して転職成功を目指そう

20代で転職を決意したら、まずは次の3つを行いましょう。

  • 退職理由を明確にする
  • 転職先の条件に優先順位をつける
  • 自分の市場価値を知る

20代で転職する前になぜ今の職場を辞めたいのか理由をしっかりと把握する

20代で初めて社会に出て働き、業務に慣れる前に「自分はこの仕事に向いていない」と思い、転職を決める場合があります。

転職を決めたら、なぜ今の職場を辞めたいのか、理由を明確にして把握することが大切です。今の職場の何が不満で転職したいのか、冷静に考えてみましょう。

理由によっては、今の職場で解決できるかもしれません。たとえば、人間関係や年収が不満なら、異動して問題が解決する可能性があります。

転職するとこれまでの実績がリセットされることで給与が一時的に下がる恐れもあり、注意が必要です。本当に転職が最善なのか判断するためにも、まずは今の職場を辞める理由を明確にしましょう。

20代の転職活動ではまず全体の流れを把握してスケジュールを立てる

「とりあえず求人を探してみよう」「給料が良いから応募してみよう」というように、計画を立てずに転職活動を進めるのは失敗のもとです。

20代で転職しようと決めたら、具体的に行動する前に、まずは転職活動全体の流れを把握してスケジュールを立てるところから始めましょう。

転職活動にかかる期間には個人差がありますが、一般的に2~3か月と言われています。

転職活動の流れとそれぞれの工程にかかる期間は以下の通りです。期間はあくまでも目安ですが、転職活動のスケジュールを決める際の参考になるのでぜひ理解しておきましょう。

【転職活動の流れ】

流れ 期間(目安)
【1】事前準備(自己分析や情報収集) 1.5週間
【2】書類作成・応募 2週間
【3】面接 4~5週間
【4】内定・退社・入社 4~6週間

基本の流れをおさえたら、次にスケジュールを立てましょう。

スケジュールの立て方としては、はじめに「転職したい時期」や「入社したい時期」などのゴールを設定します。そのゴールから逆算して、「退職時期」「内定獲得時期」「求人応募をする時期」「転職活動の開始時期」を決めていくと良いでしょう。

20代で転職するなら徹底的な自己分析で自分自身への理解を深める

20代の転職で自分に合う仕事・会社を見つけ出すには、自分自身への理解を深める「自己分析」が欠かせません。

自己分析はこれまでの経験を振り返り、自分自身の長所・短所、得意なこと・苦手なこと、仕事観などを明らかにする作業です。

「就職活動のときにやったから」と手順を省きたくなるかもしれませんが、転職活動の自己分析では、就活時にはなかった「社会人経験」をもとに行います。

「どのようなやりがい・喜びを感じたか」「どのような実績・成果をあげてきたか」「どのような経験からどのようなスキルを身に付けたか」など、前職での経験をベースに自己分析を行えば、志望動機や自己PRにも一貫性が生まれます。

また、具体的なエピソードも合わせて伝えると、説得力のある自己PRができるでしょう。

20代前半の方や第二新卒の方など、社会人経験が浅い場合は、自分のことをよく知っている人に相談してみるのもおすすめです。

「良いところはどこだと思う?」「どんな仕事が向いているかな?」というように親しい人に自分の長所について質問してみると、意外なアピールポイントが見つかるかもしれません。

20代で転職するなら転職先に求める条件に優先順位をつける

20代で転職しようと決意したら、転職先に求める条件を書き出してみましょう。

  • 年収は〇万円以上
  • 土日祝日は休み
  • 設備が整った環境がいい
  • 研修期間を設けている

こういった条件を書き出し、中でも「これは絶対に譲れない」という条件を優先して求人を探すことがポイントです。

条件を妥協して転職すると、後悔してしまいます。転職先を探す前に、まずは条件に優先順位をつけましょう。

20代転職の可能性を広げたいなら業界研究でどんな仕事があるか知る

世の中にどのような業界・企業があるのかを知らなければ、自分に合う仕事を見つけるのは困難でしょう。

そこで必要なのが業界研究です。

業界の全体像を把握したり業界ごとの特徴を理解したりと、業界研究を丁寧に行うことは、転職の可能性を広げることにもつながります。

また、業界研究は入職後のミスマッチの防止にも役立ちます。

「なんとなく」のイメージだけで転職したい業界を絞り込むと、実際に入社してから「想像とは違っていた」と後悔するかもしれません。転職でのミスマッチは早期離職に至ることもあり、将来のキャリアプランに影響を及ぼす恐れもあるのです。

20代の転職を満足のいくものにするためにも、業界研究はしっかりと行いましょう。

業界研究を行う際には、以下のように項目を統一して情報収集をしていくと比較検討がしやすいでしょう。

【業界研究におけるチェックポイント】

  • 業界の特徴
  • 業界が抱えている課題や現状
  • 業界の将来性
  • 業界トップ3の企業
  • 業界内で気になる企業
業界研究はノートを用意して書き込んでいくという方法もありますが、Excelで統一のフォーマットを作成して進めていくのも効率的です。

後から見返しやすいよう、自分に合った方法で取り組みましょう。

20代での転職活動では自分の市場価値がどれくらいなのか知っておく

転職する際、自分の市場価値を知っておくことも重要です。

自分を過小評価していると、応募できるはずの好条件の求人を逃してしまう可能性があります。また、過大評価すると内定がなかなかもらえず、転職活動が長引くため注意が必要です。

自分の市場価値を知っておくと、転職先が自分の能力に合っているのか判断でき、転職成功率がアップします。

転職したい業界・職種の20代の平均年収を調べ、今の年収よりも高いのか、低いのか調べると、今の自分の市場価値をチェックできます。

もし具体的な市場価値を知りたいときは、転職エージェントのスカウト機能の利用がおすすめです。職歴や経歴を登録すると、マッチした求人が届きます。届いた求人の年収を見れば、どう評価されているのか具体的に確認可能です。

参考:dodaスカウトサービス |転職ならdoda(デューダ)

20代で転職を決めたら転職のプロに相談する

20代で転職を決めたら、転職エージェントのキャリアアドバイザーをはじめとした、転職のプロに相談することも大切です。

20代は初めて転職する人が多く、「転職が成功するか不安」「転職活動が長引いたらどうしよう」など、悩みやすい年代といえます。

キャリアアドバイザーは、転職における知識が豊富です。以下に挙げるような、転職に役立つ情報や動向などを熟知しています。

  • 20代の転職状況
  • 選考に通りやすい履歴書の書き方
  • 面接での印象の良い受け答え

一人で転職活動を進めると、何かと不安がつきまとうものです。また、20代で初めて転職する場合、分からないことが多々あるでしょう。

転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談すれば、サポートを受けながら、安心して転職活動を進められます。

20代前半・後半の転職で企業が求めるスキル・経験をチェック!

20代の転職において、企業がどのようなスキル・経験を重視して採用活動を行っているのか、20代前半・後半に分けてそれぞれ紹介します。

20代前半の応募者に企業が求める経験・スキル

20代前半の場合、重視されるのは「ポテンシャル」と「ポータブルスキル」です。

「ポテンシャル」とは、「潜在能力」のことで、具体的には基礎学力や素行を指します。

採用活動では、筆記試験や学歴から判断されるケースが多いです。

30代以上の中途採用では即戦力が求められる傾向がありますが、20代前半の転職者は社会に出て数年しか経過していないため、評価対象にできる経験や実績が限られています。

そのため、20代を積極的に採用する企業ではスキル・キャリアよりも、応募者の「人柄」「可能性」「将来性」などを重視した「ポテンシャル採用」を行う企業は少なくありません。

ポテンシャル採用において企業が応募者に求めているのは、以下のような「ポータブルスキル」です。

「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです

引用元:厚生労働省「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」

具体的なポータブルスキルとしては、以下のような能力があげられます。

【ポータブルスキル】

  • 社会人としての常識・ビジネスマナー
  • コミュニケーション能力
  • 目標設定力
  • 問題解決力

20代前半の転職では学歴や筆記試験から見えるポテンシャルとポータブルスキルが評価につながります。

「社会人としての基礎力」が備わっていることを効果的にアピールできるかどうかが転職成功に大きく関わってくるでしょう。

20代後半の転職者に企業が求める経験・スキル

20代前半では「ポテンシャル」「ポータブルスキル」が重視されると紹介しましたが、20代後半の応募者に対しては、これらの能力に加えて「テクニカルスキル」も重要視されます。

テクニカルスキルは簡単に言うと、「業務遂行能力」のことで、特定の業務を遂行するために必要な知識や技術を指します。

テクニカルスキルは職種によって異なり、具体的には以下のようなスキルがあげられます。

【テクニカルスキルの具体例】

職種 テクニカルスキル
営業職 ・コミュニケーション能力
・取り扱う商品やサービスの知識
販売職 ・接客スキル
・取り扱う商品やサービスの知識
エンジニア ・プログラミングスキル
・ソフトウェアやハードウェアに関する知識
事務職 ・PCスキル
・事務処理能力

20代後半の場合、入社後すぐに即戦力として会社に貢献できるようなスキルをアピールできると、転職活動がぐっと有利になります。

これまでの仕事の経験を振り返り、強みを裏付けるエピソードとともにアピールすれば、採用担当者の評価につながりやすいでしょう。

20代前半・後半における転職成功のポイント

20代前半と後半では、転職を成功させるためのポイントが異なります。どう異なるのか、以下でお伝えします。

20代前半での転職はこれまでの業務を振り返ってアピール

20代前半は社会人経験が浅く、人柄や成長の見込みがあるかが重視されます。未経験の職種にもチャレンジできるため、幅広い求人を見てみましょう。

20代前半の方が応募する際、社会人経験が浅いために、「職務経歴書に書くようなスキルが何もない」と思うかもしれません。専門的なスキルがなくても、以下のような経験は記載しておきましょう。

  • 業務を効率化し、無駄な時間を減らした
  • プレゼンの資料を作った
  • 書類を整理して、環境の改善を進めた

スキルがないとは思わずに、これまでの業務を振り返り、改善した点や褒められたことがあれば、面接や職務経歴書でぜひアピールしましょう。

20代後半はスキルに加えてどのように成長したいのかも伝える

20代後半は前半に比べ、スキルが重視されます。職務経歴書や面接において、これまでの経験やスキルをきちんとアピールすることが大切です。

また、同じ業界または同じ職種の求人に応募する方が、転職は成功しやすいでしょう。応募先が求めるスキルを持っていれば、内定が出る可能性は一気に高まります。

しかし、経験やスキルが未熟で、「転職が厳しい」と不安な20代後半の方もいるでしょう。20代後半は成長性も求められるので、スキルとあわせて「どう成長したいか」を伝える点も重要です。

「どのように将来キャリアアップしたいか」「経験を積んでどうステップアップする予定か」などをアピールできれば、内定により近づきます。

20代の転職で自分に合った企業を見つけるには?企業選びのポイント

「自分に合った会社を見つけるにはどうしたらいい?」「転職したいけど、何を基準に転職先を選べばいいかわからない」というように、転職したい20代の方のなかには企業選びに不安を抱く人も多いでしょう。

そこでここからは、20代で最適な転職先を選ぶためのポイントを紹介します。

やりたい仕事が実現できるか

20代で転職して長期的にキャリアを形成していきたいのであれば、自分のやりたい仕事が実現できる仕事・会社を選ぶ必要があります。

やりたくない仕事や興味の持てない仕事では、仕事へのモチベーションも保てないでしょう。これではせっかく転職をしても早い段階で不満を抱えることになってしまい、場合によっては短期間で退職・転職をくり返すことにもなりかねません。

逆に、やりたい仕事に就ければ前向きな気持ちで働けます。

高いモチベーションを保って仕事に臨めば、成果や実績にもつながりやすくなります。長期的なキャリアを見据えて働けるので、年収アップやキャリアアップが実現する可能性も高いでしょう。

ポテンシャル採用が狙える20代の転職では、未経験分野へのチャレンジも比較的しやすいです。

未経験でもやりたい仕事があるなら早めに行動することをおすすめします。

これまでの経験を活かせるか

中途採用では即戦力となるスキル・キャリアが重視される傾向にあるので、転職を有利に進めたいならこれまでの経験を活かせる仕事を選ぶと良いでしょう。

例えば、携帯電話の販売というアルバイト経験があるなら、取り扱っていた商品に関連する仕事や会社を探してみるのもひとつの方法です。

また、販売という仕事を通して接客スキルやコミュニケーション能力を培ってきたという方は、販売職や営業職など人と接する仕事も選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

学生時代に学校やアルバイトで学んだことから、社会人になってから身に付けてきた知識やスキルなど、経験やキャリアを活かせる仕事や企業を選べば、自分の強みや得意分野を活かして働くことができます。

まったく知識や経験のない状態で始めるよりも、少しでも経験や知識があれば、入社後もスムーズに仕事に取り組めるでしょう。

将来性があるか

20代転職における企業選びでは、将来性についてしっかり確認しておくことも重要です。

将来性は、以下のような観点でチェックしてみると良いでしょう。

【将来性を見極めるポイント】

  • 売り上げは順調に伸びているか
  • 商品・サービスを積極的に展開しているか
  • 取り扱う製品やサービスが時代にマッチしているか
  • 時代に変わってもニーズがある業界・業種か
  • AIやITに代替されない仕事か
  • 働き方を柔軟に変えられるか
  • リスク管理が徹底されているか

将来性がない会社に入社してしまうと、スキルアップやキャリアップのチャンスが少なくなってしまいます。

20代のうちに業務経験を積めなくなってしまうので、将来的なキャリアに悪影響を及ぼす可能性もあります。

また、常に会社存続の危機にさらされている状態では、集中して仕事に取り組むことも難しくなってしまうでしょう。

安心して長く働いていける会社に転職するためにも、業界・企業研究を行って将来性において不安がないかをしっかり確認しておきましょう。

20代の方が登録しておきたいおすすめの転職サイト7選

転職活動を進めるにあたり、不安な20代の方は多いでしょう。転職サイトを利用すれば、求人を探しやすく、さらには履歴書の添削や面接対策などのサポートを受けられる場合もあります。

そこでここでは、20代の方におすすめの転職サイトを7つ紹介します。自分に合った転職サイト・転職エージェントをチェックしてみてくださいね。

医療系の専門資格を持っている人は、看護師転職サイト薬剤師転職サイトの活用がおすすめです。

未経験から正社員を目指すなら【ジェイック就職カレッジ】がおすすめ

ジェイック就職カレッジは、第二新卒や20代の就職・転職に強い転職エージェントです。

就職成功率は、なんと81.8%と高い実績を誇ります。

主な求職者は18歳~34歳のフリーター、大学中退者、第二新卒など。社会人経験が少ない人へのサービスが充実しています。

ジェイック独自の就職支援講座も無料で受けることができ、転職活動に不安がある人にもおすすめです。

就職支援講座コース

  • 就職カレッジ(社会人未経験者向け)
  • 女子コース(第二新卒向け)
  • 中退者コース(大学中退者向け)

20代の転職で正社員を目指しているなら、登録しておいて損はないでしょう。

【キャリアスタート】は第二新卒・ニートなど若手へのサービスが充実

キャリアスタートは「20代がおすすめする就職支援会社No.1」にも選ばれたこともある、若手採用に特化した転職エージェントです。

内定率86%という高い実績があり、求人紹介から入社日の調整までキャリアアドバイザーと二人三脚で進めることできます。

キャリアスタートで受けられるサポートには、次のようなものがあります。

  • 履歴書、職務経歴書の添削
  • 模擬面接の実施
  • 内定条件の交渉

さらに入社後のサポートも実施しており、就業してからも安心して仕事に集中することができます。

未経験OKの求人も多数保有していますから、これまでとは違う業界に転職を考えるならキャリアスタートへの登録がおすすめです。

業界最大級の求人数!リクルートエージェントなら豊富な求人がある

リクルートエージェントは業界最大級の求人数を誇る転職エージェントです。

その求人数は、公開求人と非公開求人と合わせて約87万件以上。

転職先に譲れない条件がたくさんある人でも、豊富な求人の中から希望通りの職場が見つかりやすいと言えます。

またリクルートエージェントは、幅広い地域でサービスを展開しています。とくに地方や田舎での転職を考えている人は、リクルートエージェントなら全国に拠点がありますから、求人紹介などのサービスも利用しやすいでしょう。

転職成功実績No.1のリクルートエージェントで、転職成功を目指してくださいね。

【doda】は求人も転職イベント・セミナーも豊富

dodaは2024年10月時点で、約26万件の求人を公開しています。毎週月曜と木曜に新着求人を掲載しており、好条件の求人を逃さないためにも、登録しておきたい転職サイトです。

エージェントサービスに申し込むと、応募書類の添削や面接対策などのサポートを受けられます。完全無料でサポートを行っているので、転職活動に不安な20代の方はぜひ利用してみてください。

dodaは転職イベント、転職セミナーを開催している点も魅力です。「職務経歴書の書き方セミナー」や「面接力アップセミナー」など、転職に役立つ情報を確認できます。

【ビズリーチ】は高収入を目指す20代の転職におすすめ

転職を機に高収入を目指すなら、ビズリーチがおすすめです。ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトで、求人のうち3分の1以上が年収1,000万円以上と、高収入の求人を豊富に扱っています。

職務経歴書を入力すると、企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。ヘッドハンターに条件を伝えば、より希望に合う求人を紹介してくれるので、ぜひ利用しましょう。

ただし、無料での利用では、一部の求人しか検索や閲覧、応募ができません。有料のプレミアムステージを利用すれば、すべての求人の閲覧や応募が可能です。

【マイナビエージェント】は20代男性が検索しやすい

マイナビエージェントは専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる、20代も利用可能な転職エージェントです。

求人数は2024年9月時点で約80,000件、そのうち非公開求人は約13,000件。ITや営業職、クリエイティブ職など、それぞれの業界・職種に詳しいキャリアアドバイザーが対応します。

「外資系企業」「急募」「業界未経験歓迎」といった、さまざまな条件を設定して求人を検索できます。20代男性が希望する条件も多数あるので、まずはどんな求人があるのか検索してみるのもおすすめです。

【女の転職type】は女性ならではの求人やコンテンツが充実

女の転職typeは、正社員を目指す女性向けの転職サイトです。さまざまな職種を扱い、中でも「事務・経理・人事系」と「営業・企画・マーケティング系」の求人が充実しています。

「産育休活用有」や「女性管理職在籍」など、女性ならではの条件で求人を検索できるのもポイントです。

また、「女性活躍推進に取り組んでいる」と国から認められた求人を特集しています。女性向けの特集記事も充実しており、20代女性におすすめの転職サイトです。

【ハタラクティブ】は未経験OKの求人が8割で20代転職に強い

ハタラクティブは、20代で未経験の方を対象にした転職サイトです。求人の8割が未経験OKで、スキルや経験に自信がない方も正社員への転職にチャレンジできます。

キャリアアドバイザーのサポートを受けると、求人の紹介から履歴書の添削、面接対策、転職後のフォローまで行ってくれます。

内定率は80%以上を誇るので、未経験で転職できるか不安な20代の方も安心です。最短2週間で内定が出たケースもあるので、早めに転職したい方にもおすすめします。

20代向け転職サイトを使うときの注意点3つ

近年、転職活動において転職サイトの利用は欠かせません。ただし、20代向けの転職サイトを使う際、以下の点に注意しましょう。

登録情報に誤りがあると案件の紹介が減る可能性も

転職サイトでは生年月日や住所、職務経歴書、スキルなどを登録する場合があります。転職サイトによっては、コンサルタントにこれまでの経歴やスキルを伝えます。

もし登録情報に誤り・虚偽の内容があると判断されると、以下のように認識され、求人紹介の内容や数が異なる恐れがあります。

  • 虚偽情報を伝える人に求人を紹介するのは、リスクが高い
  • 紹介する企業に迷惑がかかる可能性が高い

20代で経歴やスキルに自信がないからといって、嘘の情報を登録したり、伝えたりするのはやめましょう。

虚偽の情報で新たな職場に転職できたとしても、求められるスキルが高く業務をこなせない可能性もあります。

転職エージェントのコンサルタントと相性が悪いときは変更できる

20代向け転職サイトの中には、無料で転職サポートを受けられるところもあります。コンサルタントが転職の相談にのり、求人の紹介、面接の対策などを行う心強いサービスです。

しかし、コンサルタント全員が、同じように対応してくれるわけではありません。人間同士ですから、どうしても合う合わないはあります。

  • 1日に何度も電話をかけてくる
  • 希望とは異なる求人をいくつも紹介する
  • 質問しても曖昧な答えしか返ってこない

上記のようにコンサルタントと相性が合わないときは、変更をお願いしましょう。変更を申し出にくいときは、他の転職サイトを利用するのもおすすめです。

複数の転職サイトで同じ求人に応募しない

転職サイトは、複数使っても問題ありません。20代向けの転職サイトは多数あるため、ぜひ利用しましょう。

ただし、同じ求人が複数の転職サイトに載っていても、同じ求人への二重応募は避けてください。「他の転職サイトでも、同じ人から応募がきている」と企業から指摘があれば、場合によっては内定がもらえません。

なお、転職サイトや転職エージェントと呼ばれるサービスは、転職が成功した際に企業から紹介手数料をもらっています。

二重応募をしてしまうと転職が決まった際に、紹介手数料の支払いでトラブルが起きる可能性があります。利用した転職サイトにも企業にも迷惑をかけてしまいますから、二重応募にならないよう注意してくださいね。

20代で転職する際に注意したいこと5つ

20代での転職活動では、次のような点も意識しておく必要があります。

  • 理想が高いと転職活動が長引くことがある
  • 応募先企業の情報をしっかり調べる
  • 転職先が決まる前に退職はNG
  • 転職後に年収が下がる可能性もある
  • ライフイベントの計画をしておく

それぞれ確認しましょう。

20代転職で応募先にこだわり過ぎると転職活動が長引く恐れ

20代はいろいろな職種にチャレンジできますが、応募先にこだわり過ぎると転職活動が長引く可能性があるため、注意が必要です。

たとえば、以下のように職種や条件を狭めてしまうと、転職成功までの道のりが遠のきます。

  • 絶対に公務員がいい
  • 正社員の事務以外は応募しない

転職したい職種や業種を決めるだけではなく、長く働くには、「自分に見合った企業なのか」「給与が上がる可能性はあるか」などを確認することも大切です。

応募先の条件を狭めてしまうと、もっと好条件の求人を逃す可能性もありますから注意しましょう。

キャリアプランを持たないまま転職活動すると後悔する可能性がある

「おもしろそう」と深く考えずに応募したり、現職の不満解消のために転職したりと、キャリアプランを持たないまま行動すると転職後に後悔する可能性があります。

キャリアプランとは、仕事や働き方の将来像(キャリアビジョン)を実現するために作成する、具体的な行動計画のことを指します。将来像をかなえるために必要なスキルや経験を洗い出し、逆算して計画を立てると、いつまでに何をすべきかが見えてきます。

引用元:マイナビ転職「キャリアプランの回答例文や基本的な立て方・考え方」

キャリアプランは仕事をしていくうえでの軸になるものです。

転職活動を始める前にキャリアプランを立てておくと、「転職先でやるべきこと」「数年以内に達成すべき目標」などが明らかになるので、自分に合った仕事や企業を絞り込みやすくなるでしょう。

また、転職活動の面接において、「入社後にどうなりたいか」「5年後はどうなっていたいか」などとキャリアプランを聞かれることもあります。

あらかじめキャリアプランを立てて、そのうえで応募先企業を選定していけば、企業のニーズにマッチしたキャリアプランを伝えられるはずです。

キャリアプランを立てておくことは転職でのミスマッチをなくすことにもつながるので、転職活動の前の事前準備としてぜひ考えておきましょう。

応募先の情報はしっかりと調べて転職活動に臨む

20代は転職が成功しやすく、タイミング次第ではすぐに転職が決まる人もいます。

しかしすぐに転職が決まっても、転職先選びを誤ってしまうと入社後に「辞めたい」と考え、また転職してしまう場合も。

ミスマッチを防ぐために、応募先の情報はしっかりと調べましょう。求人の年収や待遇が良くても、実際は残業が非常に多い、ブラック企業である可能性もあります。

求人に書かれている情報だけではなく、実際に働いている人の口コミや評価もチェックしておきましょう。転職サイトのコンサルタントに、社内の雰囲気や人間関係を調べてもらうのもおすすめです。

新卒の就活と同じ感覚で転職活動をしない

20代での転職では、数年前に就職活動を経験している方も多いでしょう。

しかし、新卒の就職活動と同じ気持ちで転職活動に臨むのは避けてください。

新卒の就職活動とその後の転職活動では、「社会人経験の有無」という決定的な違いがあります。

同じ20代の求職者でも、企業側は20代らしいポテンシャルの高さとともに、社会人としての常識・マナーを身に付けているかどうかも採用不採用の重要な判断材料としているのです。

そのため、面接などの選考で「ビジネスマナーが身についていない」「質問に対する回答が要領を得ない」と思われると、採用への道のりも厳しくなってしまうでしょう。

20代の転職では、「就職活動と転職活動では評価ポイントが違う」ということを十分に理解して、社会人としての意識をしっかり持って臨みましょう。

退職・転職の理由はポジティブな言葉に言い換える

現職への不満がきっかけで転職を決意する人は多いでしょう。

しかし、転職理由をネガティブな言葉でありのままに伝えるのは避けましょう。

企業側が転職理由を尋ねるのは、「応募者の仕事に対する考え方を知りたい」という思いがあるからです。

「給料が低くて不満だった」「残業が多くてプライベートな時間が持てなかった」といった退職・転職理由を率直に伝えてしまうと、「給与のことしか考えていないのでは」「仕事する気があるのか」などと、採用担当者に懸念を抱かれる可能性があります。

もちろん、嘘をつくのは禁物ですが、退職・転職理由を聞かれた際には、以下のようにネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換えて伝えましょう。

【言い換えの事例】

ネガティブな理由 ポジティブな理由
給与が低い ・実績や成果を正当に評価してくれる会社で働きたい
・実績を会社に評価してほしい
残業が多い ・メリハリのある働き方をしたい
・効率的に仕事に取り組んでそのうえで成果をあげたい
人間関係が良くない ・チームワークを大切にしながら仕事を進めたい
・チームで団結して成果をあげたい
社長や上司の考え方についていけない ・トップの経営理念に共感しながら仕事に打ち込みたい
・自分の意見やアイディアを活かして成果をあげたい
長距離通勤が辛い ・通勤にかかる時間や労力を仕事にあてたい
・地元密着型の仕事をしたい

「転職理由を上手く言い換えられない…」という場合は、転職エージェントを活用して転職のプロからアドバイスをもらうのも有効な手段です。

20代で転職活動する際に、退職するのは転職先が決まってから

勢いで退職してしまうと、金銭的な問題を抱える可能性が高いです。なかなか転職先が決まらない場合、貯金を切り崩しながら生活しなければなりません。

貯金がない焦りから「とりあえず転職できればいい」と妥協し、安易に転職先を決めてしまうと、転職を繰り返す悪循環に陥る恐れもあります。

また自己都合による退社は、失業手当を受け取るまで3ヶ月ほどかかる点も注意が必要です。必ず転職先を決めてから退職することをおすすめします。

20代での転職後は年収が下がってしまう場合もある

転職してすぐはボーナスを満額もらえず、年収が下がってしまうケースがあります。

結婚や出産の予定がある、または結婚している20代の方は、ご家族に転職することを話しておきましょう。住宅ローンや生活費など、転職して影響がありそうなことは事前に伝えておいてください。

また働きながら転職活動を行うのであれば、ご家族の協力は必要不可欠です。金銭面だけではなく、家事や育児にも影響が出てしまう可能性がある点を伝え、承諾を得ることも大切です。

結婚や出産などのライフイベントも考えておく

20代での転職前に結婚や出産、育児といったライフイベントについても考えておきましょう。

特に女性で子供がほしいと考えているなら、将来は産休の取得が必要になります。今はまだ結婚や出産の予定がなくても、転職先に産休や育休の取得実績があるのか確認することをおすすめします。

もし転職先が産休も育休も取れず、仕事と家庭の両立が難しければ、また転職する状況になるかもしれません。

ライフイベントに柔軟に対応している職場なのか確認したうえで、転職先を選びましょう。

育休は入社1年未満では取得できないこともあります。

転職先の会社の労使協定で、育休取得についての取り決めがある場合は、育休取得の対象外になることがあるので注意が必要です。

【失敗したケース】20代の転職体験談を知って今後の転職に活かそう

ここからは、実際に20代で転職した人の体験談を紹介します。失敗談・成功談をそれぞれ紹介していくので、今後の転職活動の参考としてぜひ読んでみてください。

まずは、20代の転職で「失敗した」と感じた方の体験談から見ていきましょう。

20代男性:物流会社の事務職→税理士事務所の事務職に転職

まずは、事務職という職種は変えずに、物流会社から税理士事務所へと職場を変えた方の転職体験談です。

(中略)転職活動においては転職エージェントを利用しました。担当エージェントの方は、たくさんの求人を紹介してくれました。私が求人選びで取った作戦は、「職場見学をしてもらう」ということです。(中略)

そうしていくつかの求人に応募して、面接を受けつつ職場見学をさせてもらい、2ヶ月後。私は一社から内定を受けておりました。税理士事務所の事務職としての求人でした。新しい職場は、社員8名の小じんまりとした職場でした。──前職の職場は4名でしたので倍にはなりましたが。

ただし、男性社員は私のほかもうひとりだけでしたので、若干気まずさもありました。それから、職場内のルールを覚えるのも苦労しました。たとえば毎日の掃除やゴミ出し。少しでも掃き忘れなどがあったりすると、お局社員からの説教が延々と続きます。

飲み会も男性社員は呼んでもらえず、なかなか職場に馴染むことができませんでした。男性の多い職場を選べばよかったと思います。女性の方が優しくて働きやすいかも、なんて思いがあったのですが、女性は女性で怖かったです。

今回、職場の男女比までは考慮せずに活動をしていました。職場見学もしてたのにです。企業研究はもっと慎重に、チェック項目をもって確認すべきだと思いました。今回、特にやりたいことの無い状態で「とりあえず新しい環境で働きたい」との思いだけで転職をしてしまいました。正直に言うと、とても後悔しています。(中略)

引用元:みんなの転職「体験談」。

20代女性:販売職から設計事務所のアシスタントに転職

こちらは、アパレル業界の販売職から未経験での事務職を目指した方の体験談です。

(中略)私が目指したのは、デスクワークの仕事。デスクワークの仕事の方が、将来的なスキルアップも果たしやすいと考えたからです。(中略)ですが、結果は芳しいものではありませんでした。殆どが書類選考で落とされてしまい、いくつかの求人は面接選考まで進んだのですが、まったく手ごたえを感じられず、その数日後には不採用通知が届きました。(中略)

転職活動も3か月が経過して少々焦り出したところ、設計会社の「未経験可・オフィスワーク」のアルバイトの求人を見付けたのです。アパレル店舗のディスプレイ設計などの業務も行っているということだったので、これまでの経験も活かせるかもしれないとのお話もあり、入社しました。(中略)

仕事内容は営業事務で、Excelや会社専用の業務システムにデータを入力していく仕事でした。最初の3ヶ月間は「見習い」扱いでしたのでそれほど大変な業務は任されずになんとかこなせていましたが、4ヶ月目からは業務量が一気に跳ね上がりました。その頃退職者が数人出た影響で、人員が足りなくなった部署の事務作業のフォローに回されたのです。

加えて私のPCスキルの低さが周囲の人たちの不満を買ったようで、人間関係もかなりギクシャクしていました。それからはずっと残業ばかりで、周りからも評価をされない日々が続きました。

──つまり、今回の転職は失敗でした。結局、そこでの仕事は半年後に辞めることとなりました。完全に、私の準備不足でした。希望する職に就けなかったこともそうですし、何とか入社した職場でもほとんど戦力になりませんでした。(中略)

引用元:みんなの転職「体験談」。

【成功したケース】20代の転職体験談を知って今後の転職に活かそう

続いて、20代での転職に成功した人の体験談を紹介します。

20代男性:看護師→清掃員に転職

人間関係の悪さから医療業界を離れ、アットホームな職場への転職を成功させた方の体験談です。

(中略)(もっと良い環境・人間関係の中で働きたい!)私は転職することを決めました。転職は初めてでしたので、不安はありました。(中略) 母も元医療関係者だったので、「別の病院を紹介してあげる」とも言われたのですが、やっぱり、私の中で医療業界への悪いイメージがついてしまいました。

ある時、何気なく家のポストを見ると、「清掃員募集」のチラシが入っていました。年齢・資格も不問と書かれており、「もしかしたらこれは運命かもしれない」と思い、面接を受けさせていただきました。そしてありがたいことに、採用の連絡をいただけたのです。入社後はすぐに現場に配属されました。

働いてみて一番のギャップは、やはり年上の方ばかりの職場だったことですかね。前職は医学部上がりの20代がほとんどでしたので。さらにはその多くが女性でした。母と大して歳の違わない目上の女性に、どのように接したらいいのかはじめは戸惑いました。

しかし、彼女たちからしても私は息子くらいの年齢。まるで実の息子のように面倒を見ていただいています。すごくアットホームな職場ですので、良好な人間関係を求めていた私にとって、転職は成功でした。

転職しての後悔はありません。年収は下がりましたが、それも大きな問題には感じませんでした。(中略)

引用元:みんなの転職「体験談」。

20代女性:事務職→システムエンジニアに転職

毎月100時間のサービス残業があるブラック企業の事務職から、未経験でシステムエンジニアに転職した方の体験談です。

(中略)残業は毎月100時間以上こなしていました。ですが、残業手当は支給されず、昇給もありませんでした。(中略)決定的だったのは、ある日、退職予定だった同僚が「有給休暇を消化したい」と言ったことをきっかけに、社長からの露骨な嫌がらせやいじめが始まったことです。(こんな上司の下ではもう働けない…。)私はそんな社長の態度を見て、このときはっきりと転職を決意しました。(中略)

転職活動は、退職後に開始しました。もともとPCや機械が好きで、前職でもPC関係の業務を中心に行っていたため、未経験ながらIT業界に就職先を絞って転職活動を行いました。マイナビ転職に掲載されていた沢山のIT企業の中から、家から通いやすい企業をピックアップし、数社面接を受けました。「未経験の業種に応募しても相手にされないのではないか」と不安がありましたが、活動して1か月経ったあたりから、何社か内定をいただけたのです!(中略)

転職した会社は前職と違い、非常に年齢層が若い会社でした。年齢が近いこともあり、社員同士の仲が良く、非常に活気のある社風で良い刺激を受けられました。昇給や残業代の支給はもちろんのこと、資格取得手当も充実しており、手に職をつける絶好の環境であると感じました。

(中略)そして1年後には、私は「チームリーダー」として活動するまでになりました。更には、「技術でも誰にも負けたくない!」という気持ちから、業務に関連する難関資格を複数取得して、社内で「優秀社員」として表彰して頂きました。(中略)

引用元:みんなの転職「体験談」。

20代の転職に役立つおすすめの資格3選

専門的なスキルや経験がない20代の方は、資格を取得するのも良いでしょう。

新たな資格を取得してから転職活動を行うことで、より好条件の転職先が見つかることもあります。

ここでは、20代の転職に役立つおすすめの資格を3つお伝えします。

日商簿記は経営や財務の状況を把握するのに役立つ

簿記は企業の経営や財務の状況を記録し、管理するために大切な資格です。簿記は経理や事務への転職に有利な他、経営状況を把握する際にも役立ちます。

日商簿記3級は簿記の基本的な知識を得られるので、20代の転職にもおすすめです。2級は転職により有利で、幅広い業種でニーズが高いといえます。

取得して損はないので、これから簿記を学ぶのも良いでしょう。

TOEICはグローバル化によって役立つ可能性大

TOEICは世界共通のテストで、英語のコミュニケーション能力を示す上でおすすめです。

TOEICは合格か不合格かではなく、スコアによって評価されるので、今の英語力がどれくらいなのか客観的に判断できます。

英語をさほど必要としない業界や職種であっても、グローバル化により、英語が必要なケースは多々出てくるでしょう。TOEICのスコアが高ければ、転職に有利といえます。

参考:【公式】TOEIC Program|IIBC

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)ではExcelやWordといった、Microsoft Officeのスキルを証明できます。

パソコンでどんな業務を行えるのか客観的に分かり、転職に大きく役立ちます。パソコンは大半の企業で使用するため、MOSは転職時のアピールにつながるでしょう。

20代でパソコンの使用に慣れていない方は、MOSの取得を通じてスキルを高めるのもおすすめです。

参考:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト

20代で転職する際によくある質問

20代の転職において、よくある質問をまとめました。

転職サイトと転職エージェントの違いは何?

転職サイトは求人探しから応募まで、求職者が行います。中には職歴や資格などの必要事項を入力し、企業からオファーが届く転職サイトもあります。

転職エージェントは担当者が求人の紹介、必要書類の添削、面接対策などを行うのが特徴です。企業への連絡も行ってくれるため、働きながらでも転職活動を進められます。

自分で応募まで進めたいなら転職サイト、内定をもらう自信がない方には転職エージェントがおすすめです。

転職サイトや転職エージェントは無料で使える?

転職サイトも転職エージェントも、ほとんど無料で使えます。相談から応募、転職後まで、基本的に料金はかかりません。

ただし、一部の転職サイト・転職エージェントでは有料プランを設けているため、利用前に確認しておきましょう。

20代が転職しやすいタイミングは?

年齢を問わず、2〜3月および8〜9月が転職しやすいタイミングです。

年度始めである4月の入社に向け、2〜3月は特に求人が増えます。8〜9月においても、下半期がスタートする10月を見据えた採用が始まります。

しかし、求人が増えても、希望する求人があるとは限りません。新卒採用とは異なり、中途採用は都度行われています。2〜3月、8〜9月を待たず、転職活動は早めに開始しましょう。

何度も転職していると選考に不利?

何度も転職していると、「この人はまたすぐに退職するかも」と思われ、選考に不利になる傾向があります。

採用するまでに時間もコストもかかっているため、企業は退職する可能性が高い人を雇おうとは思いません。転職回数が多いと、どうしてもマイナスイメージを与えてしまいます。

しかし、転職回数をさほど重視していない企業も中にはあるので、諦めずに転職を目指してみてください。未経験歓迎の企業なら、転職回数が多い人でも転職できるチャンスは大いにあります。

スキルなしでも転職できる?

スキルなしでも、転職は可能です。

20代は経験が浅く、30代や40代に比べると、スキルが劣ってしまうのは仕方がないといえます。

スキルではなく、人柄や潜在能力を重視する「ポテンシャル採用」を実施する企業もあります。自分の強みを仕事でどう活かせるかアピールすれば、スキルなしでも転職できるでしょう。

スキルなしでも応募できる求人は多数あるので、転職サイトなどでぜひ探してみてください。

「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いは?

言葉は似ていますが、「完全週休2日制」と「週休2日制」というふたつの制度には大きな違いがあります。

「完全週休2日制」は、「年間通して毎週2日の休みがあること」を指します。

ただ、その2日が必ずしも土日であるとは限りません。

完全週休2日制の事例をあげると、以下のように職場によって異なります。

【完全週休2日制の例】

  • 完全週休2日制(水・日)…毎週水曜と日曜が休み
  • 完全週休2日制(日・他1日)…毎週日曜と他の曜日1日が休み
  • 完全週休2日制(シフト制)…シフトに応じて毎週2日の休み

求人情報に具体的な曜日の記載がない場合は、面接の際などに確認すると良いでしょう。

一方、「週休2日制」は、「年間を通して月に1回以上、2日の休みがある週があり、他の週は1日以上の休みがあること」です。

【週休2日制の例】

  • 週休2日制(日、第2・4水曜)…毎週日曜と第2・4水曜が休み
  • 週休2日制(日、月2回土曜)…毎週日曜と月2回土が休み
  • 週休2日制(水、日 ※年4回水曜出社日あり)…基本的に毎週水曜と日曜が休みだが、年に4回水曜出社日がある

上記の例であげたように、週休2日制の場合、必ず週に2日休めるというわけではありません。週に2日休めるのは1週だけで、他の週は1日休みというケースもあります。

20代のうちに転職すれば高収入やキャリアアップに有利

20代はスキルや経験が未熟で、転職をためらう人もいるかもしれません。しかし20代は将来性を重視されることが多く、未経験の職種にもチャレンジできる年代です。

30代や40代になると転職するのはより難しくなるため、転職を考えているなら20代のうちがおすすめ。

早めに転職すれば、早期に仕事に慣れて評価が高まり、高収入になる場合もあります。転職先でスキルや経験を積むうちにキャリアアップし、リーダーに抜擢される人もいるでしょう。

転職して後悔しないために、まずはなぜ転職したいのか理由を明確にすることが重要です。

また転職エージェントでは、状況に合わせたサポートも無料で受けられるので、転職活動が初めての20代の方はぜひ利用してみてください。悩みや不安を受け止め、適切な転職先を紹介してくれますよ。

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